“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
赤ちゃんは成長するにしたがって運動機能が徐々に開花していき、それに応じて脳も発達していきます。赤ちゃんの体操で大切なのは、楽しく体力をつけること。赤ちゃんの発達に合わせて、ママやパパと遊びながら身体を動かしてみましょう!
おうちの中で、赤ちゃんと一緒に運動して、楽しく発散しませんか?
ママ&パパも運動不足を解消できますよ♪
近ごろ、「子どもたちの運動能力が著しく低下している」というニュースをよく目にします。単に運動が苦手というだけでなく、すぐに転倒したり、ちょっと転んだだけで骨折してしまったりということもあるようです。
原因は、転びそうになったときにとっさに手をついたり、受け身を取ったりすることができなくなっていること。
そうならないためにも、赤ちゃんのうちからママ&パパと親子体操を取り入れておくと、運動能力のアップや、危険に対する回避能力のアップが期待できますよ。
今回は、赤ちゃんの月齢別に、その時期の成長にあった運動をご紹介します!
赤ちゃんの身体的発達の過程はだいたい
3〜4ヵ月頃に首がすわり、
5〜6ヵ月頃には頭を上げ、寝返りを打てるようになります。
7〜8ヵ月頃にはおすわりができ、
9〜10ヵ月ではいはいやつかまり立ちをして、
11〜12ヵ月で伝い歩きが始まります。
生まれてからたったの1年で、急激な成長を遂げる赤ちゃん。赤ちゃんの脳は日々発達を続けているので、それに合わせて運動能力もアップして、心と体がぐんぐんと成長していきますよ。
今回紹介する発達にあわせた体操で、赤ちゃんと一緒に笑顔で運動をしてみましょう!
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▶︎おきあがり遊び
仰向けの赤ちゃんの両手をつかみ、ママやパパの親指を赤ちゃんに握らせます。そのままゆっくり、赤ちゃんが起き上がろうとするのを助けるように、手を軽く引きましょう。
▶︎POINT
腹筋、腕の力を使う体操です。赤ちゃんが自分で起きようとするのを助けるように手を引くのがポイント。決して強く引っ張らないようにしましょう。
▶︎うつ伏せ飛行機
うつ伏せの赤ちゃんの両手を軽く持ち上げ、左右に広げます。身体を反らせ「飛行機ブ〜ン」と遊びましょう。この時、赤ちゃんの手のひらをママやパパの手のひらに乗せて、支えるようにします。
▶︎POINT
身体全体のバランス感覚や背筋を養います。赤ちゃんが自分から身体を反らし、バランスが取れるように、赤ちゃんの手を握ったり引っ張ったりしないように注意してください。
▶︎おひざでぴょんぴょん
赤ちゃんの両脇にパパや手を入れて支えます。膝を立てて座り、その上に赤ちゃんをたたせて軽くジャンプします。最初は小さくジャンプ、少しずつ大きくしていきましょう。
▶︎POINT
足腰の筋力の発達を促します。足に体重をかけて立ちそうになってくると、足腰に力がついてきた証拠です。「ぴょんぴょ〜ん」と楽しく声をかけながらジャンプしましょう。
▶︎押して進もう
はいはいしている赤ちゃんの足の裏に、パパやママが手を添えます。はいはいの時、足が軽く手に当たるようにしましょう。この時、手で赤ちゃんの足を強く押さないようにします。あくまでも、足を支える感じで。
▶︎POINT
前進する感覚を促す体操です。自分の手足を動かして、身体を移動させる楽しさをゆっくりでいいので感じさせてあげましょう。
▶︎トンネルごっこ
ダンボールの左右の口を開けてトンネルをつくります。どちらか一方の口から「こっちへおいで〜」と笑顔で誘い、はいはいを誘いましょう。
▶︎POINT
赤ちゃんはトンネルくぐりが大好き。くり返し遊ぶことで、はいはいが強く早くなっていきます。また、身体がダンボールに当たらないよう、自らバランスをとる練習にもなります。
▶︎つり上げ遊び
赤ちゃんの手を支えながら立たせます。向かい合い、ママやパパの親指を握らせ、そのまま赤ちゃんの手首を持って、軽くつり上げます。
▶︎POINT
腕の力をつけ、体の重さをしっかり感じる遊びです。同時に自分の身体が宙に浮いている感覚を覚えるでしょう。持ち上げる時に、無理に手を引っ張らないようにしてください。
▶︎立ってしゃがんでリズム
赤ちゃんと向かい合い、両手をつなぎながら、楽しい音楽に合わせて立ったりしゃがんだりして遊びます。少しずつテンポの早い曲にもチャレンジしましょう。
▶︎POINT
音楽に合わせながら脚と腰の筋力をアップさせます。最初は、ゆっくり目の曲から始めるといいでしょう。無理に手を引っ張らないようにしてください。
▶︎でんぐり返し
赤ちゃんをうつ伏せにさせてから、両足をゆっくり持ち上げます。手を床につけた状態で、片手手で赤ちゃんの頭を両腕の内側に入れてあげます。そのまま静かにでんぐり返しをします。
▶︎POINT
逆さまを体験できる体操です。見える世界も逆さまで、重力をしっかり身体で感じることができます。赤ちゃんの手に体重がかかりすぎないように、両手でやさしく、でもしっかり持ちましょう。
▶︎バランス飛行機
ママやパパが仰向けになって、赤ちゃんのお腹に足裏をつけて、赤ちゃんの両腕をつかんで支えながら持ち上げます。赤ちゃんが自分で上手にバランスが保てたら、腕を離してみましょう。
▶︎POINT
揺れながらも自分でバランスを取る、平衡感覚を養う体操です。揺れる感じを全身で体験することもできます。
▶︎ぶら下がり遊び
ママやパパの腕に子どもを捕まらせて、ぶら下がる遊びです。「イチ、ニ、サン」の掛け声で、何度かやってみます。
▶︎POINT
自分で体重を支えることで、腕力や握力を鍛えます。最初は足が床に着くか着かないくらいの高さから始めましょう。少しずつ腕の高さを上げて難易度をアップさせます。
▶︎腕立て歩き
子どもをうつ伏せにさせます。子どものお腹を両手で支えて軽く持ち上げ、腕立ての姿勢をとらせます。そのまま、子どもの両足を軽くつかんで少し持ち上げ、前後に歩かせてみましょう。
▶︎POINT
前後に身体を移動させることで、腕だけでなく全身の筋力を使います。慣れてきたら、少し足をたかくしてみましょう。
▶︎一本道を歩こう
花壇の柵の上など、10センチ程度の高さのところを歩いて遊びましょう。最初は、手を持ってバランスを取らせてあげます。慣れてきたら、手を離してひとりで歩かせましょう。
▶︎POINT
平衡感覚を養う楽しい遊びです。落ちないように体重を移動させ、考えながら行動することで、脳もたくさん使います。
▶︎全身運動
●支えられて寝返りをうつ
●頭を持ち上げる
●両腕を伸ばす
●支えてお座りができる
▶︎手指の操作
●見た物をつかもうとする
●片方の手に持った物をもう片方の手に持ち替える
●両手をたたいて喜ぶ
▶︎言語・認識
●360度を見ることができる
●音のする方を向く
●喃語を話し始める
●大人に対して能動的になる
▶︎全身運動
●はいはい・高這い
●ひとりで座る
●つかまり立ち
●つたい歩き
▶︎手指の操作
●両手で物を持ち、打ち合わせる
●容器の中に物を出し入れする
●小さい物を指でつかもうとする
●要求の指差し
▶︎言語・認識
●マンマンなどの反復喃語
●名前を呼ばれると振り向く
●動作や音声を真似する
●指差しを理解する
▶︎全身運動
●ひとり立ち
●片手で手をつないで歩く
●ひとり歩き(歩くことそのものが楽しい)
●ブラブラ歩き
●うろうろ歩き
▶︎手指の操作
●小さい物を見つけてはつかむ
●ふたつの物を合わせる遊びを好む(ブロックなど)
●なぐり描き
▶︎言語・認識
●名前を呼ばれると手をあげる
●一語文を話す(ワンワン、ブーブーなど)
●見るもの見るもの、指をさす
▶︎全身運動
●目的のある方へ歩き、方向転換する
●しゃがむことができる
●階段を一段ずつ足を揃えながら昇降できる
▶︎手指の操作
●スプーンですくって食べることができる
●グルグルと円描画を描く
●つみきを3段以上積む
●シャベルやカップを使って遊ぶ
▶︎言語・認識
●2語文が言えるようになる
●「〜持ってきて」と大人の言葉を真似して行動へ移す
●自分なりの「イヤ」が言える
ここで紹介した体操は、赤ちゃんとの遊びの中で、赤ちゃん自身が積極的に身体を使うことを補助したり、動かしたりできるようなものばかりです。月齢に応じていろんな体操を紹介してありますが、ご自身の赤ちゃんの発達状態に応じて、選んでくださいね。
ふだん赤ちゃんと触れ合う時間が少ないパパ。ぜひ積極的に遊んであげてくださいね。一緒に遊ぶことで、赤ちゃんと触れ合う時間も増えるし、成長を実感することができますよ。
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イラスト:福々ちえ