0歳の女の子(さぶちゃん)を育てる新米ママ。広告代理店に4年間勤務後、定時退社を夢見てホワイト企業に転職。趣味のゴルフ、スノーボード、ウェイクボード、呑み歩きなどは妊娠とともに封印し、さぶちゃんの観察と撮影に勤しむ毎日を送る。
Instagram:@sabu182020
突然哺乳瓶が嫌になってしまう哺乳瓶拒否。母乳とミルクの混合で育てている赤ちゃんによく起こるといわれています。
ミルクは嫌がるのにおっぱいは集中して飲む、というのは哺乳瓶拒否が始まったサイン。
私も我が子の哺乳瓶拒否に悩まされた1人です。
なるべくコストがかからない方法で、実際に試して効果があったものや先輩ママ、助産師さん、保育士さんたちからいただいたアドバイスを中心にご紹介しますので、赤ちゃんのペースに合わせて試してみてください。
赤ちゃんはおっぱいと哺乳瓶の違いをしっかりと認識し、「ミルクよりおっぱいがいい!」と哺乳瓶を嫌がって泣いてしまう子が多いようです。
しかし、何が嫌なのかは赤ちゃんによってさまざま。
ミルク自体が嫌な子もいれば、哺乳瓶の乳首が飲みにくくて嫌な子もいるようです。
まずは赤ちゃんが何を拒絶しているのか、赤ちゃんのこだわりを探ってみましょう。
まず確認したいのが、ミルクの温度。温度をほんの少し高めにするだけで飲めるようになる子もいるそうです。
調乳後手首の内側で温度を確認している方が多いと思いますが、寒い時期や冷房などで手が冷えていると温かく感じやすくなり、いつもよりぬるいミルクを作ってしまうことも。
火傷しないよう注意しながら、やや温かめに調整してみてください。
母乳はママの体温そのままで飲んでいるので、思っているよりも温かいのかもしれないですね。
哺乳瓶の乳首は月齢によっていくつか種類があります。
新生児の時から同じものを使い続けている場合は月齢に合ったものに変えてみましょう。
吸う力が強くなったことにより、飲みにくくなってしまったのかもしれません。
また、乳首はシリコン製やゴム製なので劣化します。
上の子のおさがりを使っている場合なども新しいものに変えてみてください。
乳首だけであればお財布へのダメージも少ないのでおすすめです。
搾乳なら哺乳瓶で飲んでくれることもあります。その場合、問題は味であって哺乳瓶自体には問題がないということがわかります。何に問題があるのかを探るためにも、一度試してみましょう。
搾乳機があれば簡単ですが、無い場合も手で絞って直接哺乳瓶に入れればOK。
哺乳瓶拒否の理由を確認するだけなので、30~40㏄絞れれば十分です。
40度前後になるように少し湯煎してからあげてみましょう。
搾乳なら飲めるという場合は、ミルクの味に違和感を持っている可能性が高いので、別メーカーのミルクを試してみましょう。
大きな缶を買ってしまうと飲んでくれないリスクも高いので、試供品を使ったり、仲の良いママがいれば事情を話して少し分けてもらったりするのも良いでしょう。
届くまでに時間はかかりますが、Webサイトで申し込めばサンプルをもらえるメーカーもあります。
ベビー用品店で配っていることも!
上記の理由がどれも当てはまらず哺乳瓶拒否が続く場合、克服させるべきなのでしょうか?
その答えは育児の環境や赤ちゃんの月齢により異なると思います。
哺乳瓶で飲めた方が預けやすかったり、夜中の授乳をパパと分担できたりと便利なことが多いですよね。
一方で、おっぱいはよく飲めていて体重の増加も問題無ければ、必ず必要というわけではありません。
また、少し期間を空けて与えてみたら問題なく飲めた、という声も聞くことがあります。
完全母乳はママの負担が大きくなりますが、この先卒乳までずっとと考えなくても、「とりあえず少しの期間だけ」と軽い気持ちで挑戦してみるのも悪くはないかもしれません。
哺乳瓶の洗浄と消毒や、ミルクを購入する手間が無くなるので楽になる部分も少なからずありますよ。
また、余談ですが真逆の現象としてママのおっぱいを嫌がり哺乳瓶を好む「乳頭混乱」を起こしてしまう赤ちゃんもいます。
「哺乳瓶拒否」と考えるとネガティブなイメージになってしまいますが、ママが大好きでママのおっぱいを求めてくれている、とポジティブに捉えられるといいですね。
私が悩んでいたときに集めた情報の中から、先輩ママさんが克服できた方法や助産師さんにおすすめしてもらった方法をまとめました。
月齢はあくまで目安なので赤ちゃんの様子を見ながら試してみて下さい!
まだまだ小さいこの時期は少しの環境の変化やタイミングによって、飲めたり飲めなかったりを繰り返してしまう子が多いようです。
赤ちゃんの様子を観察しながら、安心して飲める環境を見つけてあげられるといいですね。
「ママはおっぱいをくれる人」と赤ちゃんは認識できているので、ママが哺乳瓶を差し出しても「おっぱいちょうだい!」と訴えるように泣き続けてしまいます。
そこで、ママが近くにいない状況でパパなど他の人からミルクをもらうと、始めは泣いていても途中でおっぱいを諦めてミルクを飲んでくれることがあるようです。
パパの役割を作るいいきっかけにもなりますし、他の人におまかせして少しでもゆっくりしちゃいましょう!
始めはいつも通り授乳して、赤ちゃんがウトウトし始めたときにサッと哺乳瓶にすり替えると気づかずに飲んでくれることもあります。
根本的な解決にはならなさそうですが、何度もやっていくうちに哺乳瓶の感触に慣れてだんだんと嫌がらなくなった、という経験談も。
首もすわり、気になるおもちゃに自分から手を伸ばすなど、周囲のいろいろなものにさらに興味が出てくるこの時期。
赤ちゃんの好奇心を活かしたアプローチをしてみましょう!
4ヵ月ごろになってくるとおもちゃを自分の手でつかんで口に持っていけるようになる子が多いので、シリコンの食感に慣れてもらうために乳首だけをおもちゃとして与えてみましょう。
単品で渡しても良いのですが、とっておきのおすすめグッズを紹介します!
それは人気のおもちゃ「オーボール」!
低月齢の赤ちゃんでも持ちやすく、落下防止のストラップを着けるのも簡単です。
オーボールの大きい方の穴に乳首をセットして赤ちゃんに渡します。
私は「pigeonの母乳実感の乳首」で試したところ、ピッタリではないもののキレイにはまりました。
O'ball オーボール ラトル レッド by Kids II
メーカー小売希望価格1,320円(税別)
対象年齢:0ヵ月以上
ピジョン 母乳実感 乳首 (シリコーンゴム製)【Mサイズ 2個入】
メーカー小売希望価格1,155円(税別)
対象年齢:3~6ヵ月
スパウトとは乳首に近い形状の飲み口がついたマグです。
これも哺乳瓶拒否の赤ちゃんにおすすめのグッズ!
メーカーによっては哺乳瓶の乳首と同じものを取り付けられる商品も販売されています。
母乳やミルクしかあげたことのない方は、白湯やベビー麦茶をスパウトで飲ませてみましょう。
シリコン乳首の食感に慣れる、母乳以外の味に慣れる、という2つの効果が期待できます。
スパウトでミルクをあげたら飲めた!という赤ちゃんも。
取っ手を持って自分で飲めるのがうれしいのかもしれませんね。
スパウトはさまざまなメーカーから販売されていて、飲み口部分を替えることでストローやコップ飲みができるものも多いので長く使うことができます。
NUK PMCラーナーボトル 150ml ベビーマグ
メーカー小売希望価格1,540円(税別)
対象年齢:6ヵ月〜18ヵ月頃
母乳だけでは不足するといわれている鉄などの栄養のためにミルクを飲ませたいと思っている方にはこの方法がおすすめです。
食材に水分を加えるときにお湯ではなくミルクで作ります。
パンがゆやミルクスープ、グラタン風など工夫次第で様々なメニューに活用できます。
ミルクの濃さは、粉がきちんと溶けていればメニューに合わせて調整してOKです。
この時期になると離乳食の好き嫌いが出てきたり、大人の持っているもので遊びたがったりと意思がはっきり出てきます。
哺乳瓶で飲ませることにこだわりすぎず、赤ちゃんの気持ちに寄り添った解決方法を見つけましょう。
無理して嫌がる哺乳瓶を克服させるよりも、コップやストローで飲めるようにする方が手っ取り早いかもしれません。
このころになると上唇の力もついてきてコップも上手に扱えるようになってきます。
別の飲み方で与えることで、「ミルク=おっぱいのニセモノ」ではなく別の飲み物としてすんなり受け入れてくれることも。
離乳食からしっかりと栄養を取れるようになるとだんだんと母乳やミルクの量が減ってきて、自ら「もういらない」という意思表示をする子もでてきます。
体重も順調に増えていて、栄養面の問題がなさそうであればミルクは卒業しても良いころかもしれません。
一方で母乳はまだ欲しがる、という場合は大切なスキンシップの時間ととらえて。
量などは気にしなくてOKなのでママの負担にならない範囲で続けてあげましょう。
上記のどの方法を試してもぜんぜんだめ。箸にも棒にも掛からない!というときの最終手段。
私が哺乳瓶拒否について相談した多くの保育士さんや助産師さんに言われた言葉がこちら。
「最悪、究極にお腹がすいたら絶対飲むから大丈夫(笑)」
当時、もし私が倒れたらどうするの!という不安から哺乳瓶拒否を克服させようとしていたので、この言葉を聞いて少し拍子抜けしたのを覚えています。
また、保育園入園のためには哺乳瓶が必須と思っている方もいると思いますが(私もそうでした)、見学に行った保育園で聞いてみたところ入園NGではないそうです。
哺乳瓶拒否の子は少なくないので保育士さんたちも経験があり、コップで飲ませてくれたり、月齢が低いうちはスプーンやスポイトで与えるなどの対応をしてくれるとのことでした。
園にもよると思いますが、入園までに克服できそうもない場合は相談してみると良いと思います。
最後になってしまいましたが、赤ちゃんはママやパパの様子を敏感に感じ取っています。
今日は哺乳瓶で飲めるかなと不安な顔をしたり、真剣な顔で見つめたりすると赤ちゃんも落ち着かなくなってしまいます。
まずはママやパパが心にゆとりを持って、「ミルクもおいしいよ~」というのんびりした姿勢で向き合ってみてはいかがでしょうか。
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