山形県出身。現在は岩手県で、元気な息子2人と夫の4人暮らし。 心理学検定1級、公文書管理検定を持っており、現在は社会保険労務士の資格取得に向けて勉強中。 文章を書く仕事に興味があり、ブログの記事を書きながら経験を積み、現在ママライターとしてお仕事中。
初めての妊娠の時は、自分の体調に合わせて過ごすことができていた人も、2人目以降の妊娠期間はそうもいきませんよね。
特にお出かけのとき。年子や2歳差ぐらいでの第二子出産を控えているママは、上のお子さんの抱っこをどうしていますか?
今までは抱っこ紐を使っていたけれど、妊娠しても抱っこ紐を使い続けて大丈夫かな?
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
妊娠中におすすめの抱っこ紐のご紹介や抱っこをするときのコツについてまとめてみました。
第二子出産目前の筆者の体験談もありますので、ぜひ参考にしてみてください!
第二子以降の妊娠中は、基本的にはお腹を圧迫するようなことやおなかに力を加えるような踏ん張りなどは避けたいところですが、上の子がいるとそうはいきませんよね。
ちょっとお買い物するとき、お家でぐずったときなど、抱っこが必要になる場面はたくさんあります。
また、甘えたい盛りの子どもがいると、お家にいても抱っこしてほしい!と言われることもますよね。もちろん抱っこしてあげたい!でも、今まで通り抱っこしてあげて大丈夫? 出産に影響はない?
と、気になりますよね。
妊娠中に上の子を抱っこしなければいけないとき、他のママたちはどうしていたのでしょう?
妊娠中のママの体調に影響があるときは抱っこをしないようにしなければいけません。心配な時は、妊婦検診のときなどに医師に抱っこしても大丈夫か確認してみましょう。
特に問題がない場合でも、ママの体調に合わせて、抱っこの回数を減らしたり時間を減らしたりして、負担を減らしているママが多いようです。
家にママ以外の家族がいる場合は、他の家族に代わりに抱っこしてもらう、というママもいるようです。
私の場合は、抱っこするとすぐに腰が痛くなってしまうので、立って抱っこすることは極力控えました。
車に乗せるとき、お買い物のカートに乗せるまでなど、短い時間だけは抱っこしていましたが、抱っこで長距離を歩くことは控えました。
出産のための里帰り期間になってからは、車に乗せるときもお店の中で抱っこが必要な時も、他の家族に抱っこをお願いしました。
私が利用していた支援 センターには、臨月に入るママが子どもを2人連れて来ているところも見かけましたが、下の子はまだ歩けない月齢だったので、抱っこはしていました。
ですが、やはり短い時間になるように工夫しているようで、帰るときはパパのお迎えを待って、抱っこしてもらっているようでした。
どうしても長時間の抱っこが必要なとき、抱っこ紐は便利ですよね。
抱っこ紐の使用について、ママたちはどうしていたのでしょう?
抱っこ紐を使わないようにしたママもいれば、工夫して使い続けるママもいるようです。
※もちろんこれらの方法は先輩ママの経験談ではありますが、お一人おひとり体調は異なりますからご自身の体調にあわせて無理ない範囲で参考にしてみてください。
私はスリングしか持っていなかったのですが、スリングを使った抱っこは苦しいかな、と思ったので、妊娠中は一度も使わないようにしました。
天気がよければベビーカーを使いました。
妊娠中に上の子は歩けるようになりましたが、手をつないで歩くのを嫌がられるので、歩かせるよりはベビーカーのほうが安全、ということで、ベビーカーの使用頻度が高かったです。
上の子に抱っこをせがまれたとき、長時間の抱っこが必要になるとき、抱っこ紐で少しでも楽になるなら使いたいところ。
妊娠中の抱っこ紐の使用で一番気になるのは、お腹の圧迫ですよね。
妊娠中でも使いやすいように、ウエスベルトがなく、肩のベルトのみで子どもを抱っこできる商品があるんです!
ウエストベルトがないタイプの抱っこ紐をいくつかご紹介します。
「サンクマニエルキューブ」は、新生児の寝かせ抱きからおんぶにも、36ヶ月頃まで使用できる抱っこ紐です。
使用しないときは小さくたたむことができるので、持ち運びが簡単なのも嬉しいポイント。
使い方の動画 もあるので、初めて使う方でも安心です。
「キャリフリー ポケッタブルキャリー」は、子どもの首がすわったころから36ヶ月頃まで使用できる商品で、3ステップで簡単に装着ができる抱っこ紐です。
260gととても軽いので持ち運びも楽ですね。
「グスケット」は上の子が歩くようになったけどまだ抱っこも必要、という時期におすすめの抱っこ紐です。
サイド抱っこがしやすくなるので、正面からのお腹の圧迫を避けることができます。
ヒップシートだと腰に巻くタイプが多いですが、こちらは肩から吊り下げて使用するので、妊娠中でも使いやすい仕様になっています。
ウエストベルトがない抱っこ紐は、お腹への負担は軽減できますが、子どもの体重を肩だけで支えることになるので、普通の抱っこ紐に比べて肩への負担が大きくなります。
短距離や短時間の使用では、抱っこが楽になるようですが、長時間使用するのであればおんぶで使用するのがおすすめです。
※ママの体調やお子さんの状況に合わせて使用してください。
お家の中や支援センターなどに遊びに行ったときなど、抱っこ紐を使うほどではないけれど抱っこが必要なときもありますよね。
少しでも体に負担がないような抱っこを心がけたいところです。
上の子を抱っこするときのポイントをご紹介します。
立って抱っこすると腕、お腹、腰など全身で子どもを支える必要があるので、ママの負担は大きいですよね。
子どもの機嫌が悪くてなだめてあげるときや、甘えて抱っこをせがんでいるときなどは、座ったまま受け入れてあげるようにしましょう。
ママの足に座らせて、子どもを包んであげるように抱っこしましょう。
正面から抱っこすると、お腹が出ている分圧迫されてしまうので、少し横にずれた位置で抱っこすると負担が軽くなります。
私も座り抱っこはよくしてあげるのですが、片足を曲げて座り、その曲げた足の上に子どもを座らせて抱っこするようにしています。すると、正面ではなく横から抱っこすることができるので、お腹を圧迫せずに抱っこできますよ。
足を曲げなくても、両足を大きく開いた状態で、片足の上に座らせても横からの抱っこになります。
楽な体勢を探してみてください。
立って抱っこが必要なときは、なるべく高い位置から抱っこすると、子どもを持ち上げるときの負担が少し軽くなります。
お子さんが自分で動けるなら、イスや踏み台の上に移動してもらってから抱っこすると、床に座っている子どもを抱っこするよりもお腹に入れる力が少なくてすみます。
子どもが床に座った体勢から抱っこするより、その場に立ってもらって抱っこするだけでも、ママは抱っこしやすくなりますよ。
わが家の息子は、朝起きて寝室からリビングに移動するとき、座ったままで抱っこして連れて行って、と抱っこをせがんできます。
朝はあまり機嫌がよくないので仕方なくそのまま抱っこしますが、私自身朝はまだ体が起き切っていないので、一日の中で朝の抱っこが一番お腹への負担が大きいと感じます。
日中は立った状態から抱っこすることが多いので朝ほど負担はないのですが…お腹への負担を比べてみると、同じ動作でもママの体のコンディションでお腹に感じる負担は違いがあるのかもしれませんね。
甘えて抱っこをせがんでいるときは、必ずしも抱っこが必要ではないかもしれません。
抱っこ以外の、他のスキンシップで満足してくれるかもしれないので、抱っこ以外のスキンシップの時間を増やしておくこともおすすめです。
私の息子は、立って抱っこするときに、頬をすり合わせたりおでこをごっつんしたりすると、にこにこと満足して早めに抱っこから下ろすことを許してくれます(うっとおしいのかもしれませんが笑)。
また、甘えたいという目的で近くに来たな、と思ったら、甘えられる前にこちらからハグをしたり、わざと目の前に顔を近づけてにらめっこしたり、ちょっと遠くにいる段階から視線を合わせて
をすると、抱っこをしなくても満足してもらえることが多いです。
息子とお風呂に入ることもありますが、お風呂から上がったら、ママの大きくなったお腹を見せて、一緒にクリームを塗ってもらっています。
ママのお腹は大きいからあまり機敏に動けないということ、もうすぐ赤ちゃんが生まれてくるんだよ、ということを伝えるために実践していました。
息子が理解しているかどうかは分かりませんが、にこにこしてお腹にクリームを塗ってくれています。
これも一種のスキンシップかな、と思っています。
まだ話すことができない小さな子でも、ママがどんなことを言っているのか雰囲気で感じ取っているな、と感じる瞬間がありますよね。
私の息子も、まだ言葉は発しませんが、褒められているのか怒られているのかは理解しているように見て取れます。
ママが抱っこしてあげられる時間が減ってしまっても、子どもへの愛は変わっていないぞ、ということを伝えるために、日頃から子どもへの愛情を言葉にして伝えるようにすることも大切です。
など、子どもたちがママに愛されているな、と感じてもらえる言葉をかけてあげましょう。
私は息子に「大好き」と「ギューしよう」をよく言っています。
大好きといってもそっけない態度をとられますが笑、ギューしようというと息子からママに寄ってきてくれるようになりました。
お互いに満たされる気持ちになれるので、とてもいい時間です。
妊娠中でママは体への負担をできるだけ控えたいところですが、上の子の育児をしているとそうもいきませんよね。
抱っこではなくおんぶをするようにしたり、立って抱っこする時間を減らして座り抱っこの時間を増やしたりするなど、工夫が必要です。
妊娠中の抱っこが楽になる、ウエストベルトがないタイプの抱っこ紐もありますが、子どもの体重を支える負担は変わりません。
抱っこの時間はできるだけ短くするのが、ママの体には一番望ましいことです。
抱っこの時間が短くなっても上の子たちに満足してもらえるように、日々のスキンシップや声掛けを増やして、上の子との時間をゆったり過ごしていきたいですね。
第二子出産後のおでかけにはこちらのママライターの記事も参考にどうぞ!
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イラスト/にしやひさ