保育士免許と幼稚園教諭一種免許を所持。子育ての悩み相談に乗る子育て支援を担当していた経験もあり。6年間保育士として働いた後、未経験でWebライターの世界へ!保育士としての経験と知識を活かし、ママ・パパが楽しく子育てできるように子育て情報を発信します♪
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2歳になると、語彙も増えて、ごっこ遊びも活発になってきます。
自分の足でしっかり歩き、いろいろなものに興味津々な2歳児の時期はおもちゃ選びにも悩んでしまいますよね。
この記事では、保育園で2歳児クラスの担任をしていた筆者が、「2歳の子どもに買ってよかったおもちゃ」という声が多かったものを10個ご紹介します。
室内遊びと外遊び、両方のおもちゃをピックアップしたので、ぜひ2歳児のおもちゃ選びの参考にしてみてくださいね。
子どもの指先の発達は
の順番です。
「自分を育てるチカラ」を伸ばす教育法として知られているモンテッソーリ教育では、2歳児頃には、指先を使った「微細運動の活動」をメインに遊びをおこないます。
指先をよく使う遊びであるため、積み木はモンテッソーリ教育にぴったりといえますね。
モンテッソーリ教育について、もっと知りたい方はこちらの記事が参考になります。
CLICK▶幼稚園や小学校でも取り入れているモンテッソーリ教育
また、積み木は高く積むだけでなく、床に並べれば、お人形さんのおうちにもなってくれる優れもの。
ごっこあそびでは、食材にもなったりと活躍の幅も広いです。
3歳児、4歳児になると、大きな作品も作れるようになる長く遊べるおもちゃのひとつです。
積み木選びで気をつけたいのは、誤飲です。
2歳児はまだまだ誤飲の危険がある年齢なので、大きめの積み木を選ぶと安心ですよ。
最初はママ&パパが積んだ積み木を壊すので「なぜ?」と思われるかもしれませんが、これは子どものストレス発散や脳の発達過程のひとつだといわれています。
砂遊びやブロック遊びなど、なんでも壊すことから学んでいくのが子どもなので、積んだ積み木を壊されても「成長過程のひとつなんだな」と受け止めてみてくださいね。
デュプロブロックは、レゴブロックの縦横の長さが2倍のブロックです。
対象年齢は1歳児からで、サイズが大きいため誤飲の心配が少ないところが特徴のひとつです。
1歳児から楽しく遊べるデュプロブロックですが、2歳児になると、デュプロブロックで作品を作り始めます。
電車やバスなど、子どもが自分なりに表現したいものを作るのに、デュプロブロックは最適です。
積み木とはまた違い、残せる作品を作れるのがデュプロブロックのいいところ。
作品を置いておいて、次の日にも自分が作った作品で遊ぶことができます。
デュプロブロックで子どもの想像の世界を広げるには、大人が一緒に作品を作ることが大切です。
パパ&ママが作品を作ることによって、子ども達も創造性を刺激されます。
大人と一緒に遊べるおもちゃとして、おうちに1つは欲しいおもちゃです。
レゴブロック自体とレゴブロックの基礎版に、デュプロブロックをくっつけることもできます。
将来的にはレゴブロックと組み合わせた作品も作ることができる、長く遊べるおもちゃのひとつです。
2歳児は指先も器用になり、集中力も高まってくる年齢のため、パズルデビューにぴったりな年齢です。
パズル遊びは指先を使う遊びのため、脳を刺激してくれます。
集中して遊ぶことができるおもちゃなので、集中力も鍛えられるパズルは知育遊びのひとつです。
パズルデビューには5~10ピースのパズルがおすすめです。
それが簡単にできるようになったら、ピース数が多いパズルをおうちに増やしていくことで、子どもの成長に合わせたパズル選びができるようになりますよ。
子どもがパズルに成功したときは、パパ&ママも一緒に喜んであげることで、子どもの自己肯定感も上がるおもちゃです。
指先遊びは脳を鍛える遊び、いわゆる知育遊びだと言われています。
ひも通しは、そんな指先遊びを楽しむのにぴったりなおもちゃです。
最初はうまくできなくても、パパ&ママがやっている姿を見て、できるようになった時には達成感も得られます。
ひも通しをした後はそのまま、ごっこ遊びのペットのヘビさんへと大変身!
引き車のように遊ぶこともできます。
集中力が必要なおもちゃなので、座ってじっくり集中する経験ができるという点でも、おすすめのおもちゃです。
パーツが小さいものや球体のものは、誤飲に十分注意してください。
指先遊びと脳の発達について詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
CLICK▶保育士が教える【0歳児からの指先遊び 10選】室内遊びで子どもの脳を発達させよう!
男の子、女の子問わず人気なのがレール列車です。
ほっぺを床にくっつけて、列車と同じ視点になりながら列車を走らせる子が、担任していた2歳児クラスにも何人もいました。
レールを丸くつなげるのが最初は難しいのですが、大人がやっていくうちに子どももやり方をマスターしていきます。
そのうち積み木やデュプロブロックでトンネルを作って遊ぶようにもなり、他のおもちゃとも相性がいいです。
3歳、4歳と成長していく中で、レールのパーツを買い足すといろいろなコースを作って長く遊んでくれますよ。
お絵描きはさせてあげたいけど、画用紙からはみ出た時の掃除が面倒……というパパ&ママにおすすめしたいのが、キットパスという画材です。
キットパスはクレヨンやクレパスとは違い、ガラスにも描けるクレヨンで、水拭きでサッと落とすことができるのがキットパスの特徴です。
発色もよく、汚れを気にせず、お絵描きを楽しんでもらえると、保育士時代にお話ししたパパ&ママから人気のおもちゃのひとつでした。
お風呂の壁にも絵が描けるので、お風呂嫌いな子どもが楽しくお風呂に入れるようになったという話も聞いたことがあります。
お絵描きは、子どもの想像力も高めることができる遊びなので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
キットパスで遊ぶ際の注意点は誤飲です。
2歳児でもおもちゃを口に入れる子は入れるので、目を離さないようにして遊びましょう。
万が一キットパスを食べたという場合は、少量であれば体外への排泄を促すために水分を多めにとるようにすれば大丈夫です。
複数本以上食べてしまった、具合が悪くなったなどの変化が見られた婆は、医師の診断を受けてくださいね。
口元や舌に少量ついてしまった場合は、うがいをするか、濡れタオルで拭くなどしてあげてください。
2歳児になるとおままごとセットは、成長に応じて活躍の幅を広げてくれます。
1歳の頃は、食材の形のおもちゃをチョキンと包丁のおもちゃで切るだけで楽しかったおままごと遊びですが、2歳児になると本格的なおままごと遊びに発展していきます。
お料理をするときは、エプロンや三角巾があると、子どものなりきり度もアップ!
調理台に向かって、お料理をした後はパパ&ママにいろいろなご馳走を持ってきてくれます。
料理の素材だけでなく、調理台やフライパン、お鍋やおたまなどのおもちゃを揃えてあげると、子どもももっと楽しくおままごと遊びに熱中できますよ。
おままごとセットは女の子のおもちゃと認識しているママ&パパもいるかもしれませんが、男の子でもおままごとセットが大好きな子が保育園にはたくさんいました。
男の子でも女の子でも、おままごとセットをまずはワンセット買ってみることをおすすめします。
2歳になると体力がついてきて、雨の日や雪の日など天候が悪い日は何をして遊ぶか迷ってしまうことがあると思います。
そんな悩みを解決するのが室内ジャングルジムです。
2畳くらいあれば設置できるので、スペースがあるおうちは、ぜひ検討してみてください。
天候に左右されず、子どもがのびのびと遊ぶことができますよ。
ブランコはまだ怖いというお子さんでも紹介している室内ジャングルジムはハーネス付きなので安心です。
またブランコを取り外せば鉄棒としても遊べるので、3歳、4歳になっても長く遊べるおもちゃであるところもおすすめポイントのひとつです。
CATCH Me!おりたたみロングスロープ キッズパーク SP ナチュラル
砂遊びは子どものストレス発散にもなり、想像力も高めることができる優秀な遊びです。
ですが、雨の日やその翌日は、公園の砂がびしょびしょで遊べない……ということもありますよね。
そんな悩みとは無縁の砂遊びができるおもちゃが、キネティックサンドです。
砂遊びに決まった遊び方は存在しません。
自由度が高いおもちゃだからこそ、子どもの創造性を刺激してくれます。
キネティックサンドを使用するときに気になるポイントは掃除が大変という点です。
部屋にこぼしたりしたら大変なことになってしまうので、キネティックサンドで遊ぶ準備としてレジャーシートを敷いておくことをおすすめします。
キネティックサンドの寿命を伸ばすコツは保存方法です。
乾燥とカビ対策をするために、しっかり密封できるジッパー付きの袋に入れて保存しておくと5年以上保ちます。
2歳児のおもちゃとして、「買ってよかったおもちゃ」という声が多くあったのがストライダーです。
私が2歳児クラスの担任をしていたときに、お誕生日やクリスマスなどのプレゼントのおもちゃで、よく選ばれていました。
ストライダーは、車輪のない自転車のようなおもちゃで、キックバイクと呼ばれる種類のおもちゃです。
体幹がつくのでバランス感覚がよくなります。
その結果、運動神経の向上につながり、足が速くなったり、自転車への移行もスムーズになったりと、利点の多いおもちゃです。
私の職場だった保育園では、体幹が強い子は精神的にも落ち着くという理由で、体幹トレーニングができる遊びを取り入れていました。
確かに体幹が強い子は、他の遊びでも落ち着いて集中していることが多かった印象です。
ストライダーは、体幹を自然に鍛えられるおもちゃなので、おすすめのおもちゃのひとつとして挙げました。
最初はうまく乗れなくても、ママ&パパが根気よく練習に付き合うことで、「できた!」という達成感も得ることができます。
注意点は、ストライダーは公道を走れないという点です。
移動には使えないので、公園まで持って行って遊ぶことになります。
ストライダーを持ち運ぶ専用の袋も売っているので、一緒に購入することを検討してみるのもいいですね。
2歳児になると、言葉が増えるだけでなく、想像力も広がり、運動能力も伸びてきます。
日々成長している子どものサポートができるおもちゃを選ぶのが理想的です。
この記事では、
を伸ばすことのできるおもちゃを紹介してきました。
この3つの力を伸ばせるおもちゃを選べるといいですね。
2歳児のおもちゃを選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。
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