元高校教員で、現在はフォトグラファー・ライター。 3歳の娘を育てる父で、子どもの顔写真を毎日撮影するプロジェクトを実行中。 ブログ『23時の暇つぶし』 では、娘の成長記録をパパ目線で発信。
2歳が興味をもったオススメの絵本を6冊紹介します。
2歳は絵本のストーリーと日常がリンクして楽しめるようになる年齢で、物語と日常が頭の中で関連づくと、どんどんインプットしていくのが特徴です。
語彙力が高まる時期なので、親子で絵本を読む時間が増えるといいですね!
元高校教員で現在フォトグラファーの宗玄さんが、パパ目線で子育てについて考えていく連載『宗玄さん家の普通だけれど特別な日々』第15回。
もうすぐ4歳になる娘が2歳の時にとても気に入っていたおすすめの絵本を紹介します。
宗玄さん家ではこれまで500冊ぐらいの絵本を読み聞かせてきましたが、2歳の発達にあわせたさまざまな観点からセレクトした、選りすぐりの6冊です。
2歳の絵本選びは、成長の発達段階に合うように
■ 単語を知れて語彙力が高まる絵本
■ 全体像が把握できてわかりやすいストーリーの絵本
■ 日常との関わりが多い絵本
■ 好きなキャラクターが登場する絵本
■ 彩り鮮やかな絵本
などの観点から絵本を選ぶと、子どもの興味がグっと高まります。
てんとうむしの魔法で小さくなったクマのクーとマーが、小さくなった体で家の中を探検するストーリー。
ストーリーの魅力はもちろん、家の中で日常的に使うモノが名前付きで紹介されているので、絵本を読んでいると子どもの語彙力が自然と高まっていきます。
「りんごがあるね」と語りかけたり、
「これはなんだっけ?」と質問をしたり。
子どもとお話をしながら読み聞かせるにはオススメの絵本です。
クーとマーが登場する同じシリーズで「このおみせなあに」や「ごあいさつなあに」など、さまざまな場面の絵本があるので一緒に読んでみてください!
ゴリラのお医者さんが、動物園の体重測定をするストーリー。
様々な動物が登場し、絵もかわいく、状況がわかりやすいこともあって娘はこの本をとても気に入っていました。
保育園の入園前検査で体重測定をする機会があったのですが、この本と現実がリンクし、「体重測定やったね」と話していたのも印象的でした。
もちろん、身長測定をテーマとした「どうぶつしんちょうそくてい」もあります。
ブルドック犬のブルくんと、女の子のかなちゃん。
最初はブルくんを恐がっていたかなちゃんが、だんだんとブルくんと仲良くなっていくお話です。ブルくんの顔に似合わない健気なキャラクターと、かなちゃんの優しさがとてもほっこりする絵本です。
こちらもシリーズ本で「ブルくん かくれんぼ」があります。
クレヨンで塗ったようなイラストが印象的な彩り鮮やかな美しい絵本。
ジャングルでみんなを怖がらせることを楽しんでいたワニが実は入れ歯だったのですが、その大切な入れ歯を無くしてしまった。実はジャングルのみんなが入れ歯を持っていたのですが、ワニは大切な入れ歯が無くなったことで一晩中泣いてしまった。 そんな姿を可愛そうに思ったジャングルのみんなは、ワニに自分たちと仲良く暮らすことを約束をしてもらい、入れ歯を返してあげて、みんなが仲良くなるといったストーリー。
ストーリーは情緒的で、優しさについて伝えることができる絵本ですね。 絵が美しいので何度でも読みたくなる一冊です。
みんな大好き「となりのトトロ」の絵本。
きっと2歳くらいにはトトロが好きになっているお子さんも多いかと思いますが、絵本で何度も読み聞かせしてあげるのもいいですね!
アニメのトトロの名シーンを、一緒にマネしながら読み聞かせしてあげてみてください。
我が家の娘もトトロが大好きで、読み聞かせをしながらメイとトトロが出会う場面をよくマネしました(笑)
「あっちゃん あがつく あいすくりーむ いっちゃん いがつく いちごじゃむ…」といった「あいうえお」を覚えていく絵本です。
一度に全部を読み聞かせしようと思わず、ゆっくり少しづつ飽きないように読んであげてください!「あいうえお」の概念が理解できるようになっていく知育絵本ですね。
気がついたら読めるようになっている平仮名が少しずつ増えていくのを楽しめる絵本です。
■2歳にオススメの絵本は、僕のブログ「23時の暇つぶし」でもより多くの絵本を紹介しているので興味のある方は読んでみてください!
1歳にオススメの絵本を紹介した記事でも書きましたが、絵本は親子がコミュニケーションをとるのにとても有効な方法です。
絵本の文字を追ってストーリーを読み進めるだけでなく、親子で絵本を通してやりとりをしながら読み進めると、子どもの興味も更に拡がっていきますよ。
我が家でも絵本を読むときは、ストーリーの文字だけを読むのではなく、絵本を読みながら他の会話もしていきます。
例えば、
「クマさんだね」
「リンゴは赤いね」
と事実を伝えて本の内容理解に協力したり、
「これってなんの動物?」
「トラはどこにいる?」
と質問をしてやりとりしたり、
「そうそう、よくわかったね」
と褒めたり、
「ライオンさんがいるけど、この前、動物園でライオン見たよね!」
と話題を広げたり。
子どもの知的好奇心を高めながら、親子でコミュニケーションをとって絵本を読み聞かせしています。
絵本を読みながら、親子で楽しい時間を過ごしてみてください!
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PHOTO/宗玄浩