元高校教員で、現在はフォトグラファー・ライター。 3歳の娘を育てる父で、子どもの顔写真を毎日撮影するプロジェクトを実行中。 ブログ『23時の暇つぶし』 では、娘の成長記録をパパ目線で発信。
1歳の子どもにはどんな絵本を選べばいいでしょう?
500冊以上を読み聞かせてきた宗玄さんが選りすぐりの「1歳向けおすすめ絵本」をご紹介!
ロングセラーの絵本から仕掛け絵本までさまざまありますが、1歳はわかりやすいイラストや色使いが見やすいことに加え、果物や動物や乗り物に興味がでる時期なので、絵本選びもそうしたことに配慮するといいですよ。
元高校教員で現在フォトグラファーの宗玄さんが、パパ目線で子育てについて考えていく連載『宗玄さん家の普通だけれど特別な日々』第14回。
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もうすぐ4歳になる娘が1歳の時にとても気に入っていたおすすめの絵本を紹介します。
宗玄さん家ではこれまで500冊ぐらいの絵本を読み聞かせてきましたが、1歳の発達にあわせたさまざまな観点からセレクトした、選りすぐりの6冊です。
1歳の絵本選びは、成長の発達段階に合うように
■ わかりやすいイラスト
■ はっきりとした色使い
■ 食べ物や乗り物など、身近にある題材
■ キャラクターの親しみやすさ
■ 日常との関わり
■ 繰り返しのストーリー
などの観点から絵本を選ぶと、子どもの興味がグっと高まります。
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作るストーリーで、1970年発売の超ロングセラー絵本。
我が家の子どもが1歳のときに暗唱できるようになったのも、わかりやすいイラストや「どろどろ」「ぷつぷつぷつ」といった効果音などの絵本の仕掛けがあるから。
この絵本を読みながら親子で一緒にホットケーキを作るのもいいですね!
我が家でも初めて娘とホットケーキを作ったときは、この絵本を開きながら作り方をなぞって一緒に作りました。もちろん子どもは大満足でした!
1歳のホットケーキ作りなら、こんな動画もありますよ!
CLICK▶︎[離乳食 カミカミ期]ホットケーキミックス不使用!しろくまちゃんのほっとけーき|ママ 赤ちゃん 初めてでも 簡単 レシピ
電車
✖️
食べ物
✖️
動物
と、子どもの興味のある題材が登場し、歯みがきの導入にはピッタリの絵本。
同じシリーズに
『おやすみでんしゃ』
『おふろでんしゃ』
もあるので、子どもの興味の有りそうな題材から読み始めてもいいですね!
我が家の娘は、おいしそうな食べ物が電車に乗ってくる場面では絵本のケーキやバナナをつまみ食いしようとしたり、頭に歯磨き粉をつけているワンちゃんを指差して「へんだねぇ」と言ったり、とても楽しそうに読んでいましたよ。
1歳のときに何度も繰り返し読んでいたお気に入りの絵本です。
大人気絵本の「ももんちゃんシリーズ」 です。
丸っこくて愛らしいキャラクターのももんちゃんが、お風呂に浸かって真っ赤になっていくというお話。
お風呂も日常との関わりが深い題材なので、子どもにとってもとても受け入れやすい絵本ですね!
ももんちゃんがお風呂に浸かっていると、金魚、サボテン、おばけが順番にお風呂に入っていくのですが、同じ展開の繰り返しなので認知面でもわかりやすく、1歳にはオススメです。
「ももんちゃん」はシリーズ絵本なので同じキャラクターが繰り返し登場することからも愛着がわきますね!
同シリーズの「どんどこももんちゃん」は、歩き始めたお子さんへの読み聞かせにもピッタリなのでオススメです。
我が家の娘はこの絵本をとても気に入っていて、「ごくらくももんちゃん」という長いタイトルを早口でまくし立てるように言って、絵本を読んでほしいことを何度も伝えてくれていました!
1歳は仕掛け絵本も興味を示して楽しく読めます。
「みかんをぺりっ」「バナナをぺろん」と、お馴染みの果物をめくると、とってもおいしそうな果実が飛び出してくる絵本です。
同シリーズに「おやさいどうぞ」もあるので、そちらも一緒にオススメです!
もちろん我が家の娘も、果物の皮をめくると現れるおいしそうな実をつまんで、何度も口に頬張る「エアおやつ」を何度もしていました。
僕や妻が「そろそろ飽きないの?」と思うくらいに何度も繰り返し読んでいたのが印象に残ってますね。
こちらも仕掛け絵本。
かわいいヒヨコやネコのキャラクターが、「こんにちは」の箇所でページをめくるとお辞儀をする仕掛けになっています。
同じ展開の繰り返しなので子どもも先の展開が予測できるから、ページをめくる期待感が高まりますよね。
絵本に慣れていない子どもにとっても、最初の絵本としてオススメです。
厚紙なので破れる心配もなく、我が家の子どもも何度も自分でめくって遊んでいました!
最後は、子ども用の図鑑です。
「どうぶつ」「くだもの」「のりもの」「いろ」など、さまざまなジャンルがイラストで紹介されている絵本図鑑は、読み聞かせだけじゃない遊び方もあります。
「ゾウはどれだ?」と尋ねて子どもに指差しクイズをしたり、
「これ、なーんだ?」と尋ねて子どもに「ぶどう!」と答えさせたりとコミュニケーションが取りやすいのも絵本図鑑の魅力。
絵本図鑑は何度も繰り返し読むことで、子どもが動物の名前を覚えたり、親しみをもつようになるので一家に一冊あるといいですよ!
絵本の読み聞かせは、赤ちゃんと一緒に遊んだりコミュニケーションをとる際に、とても有効なツールとなります。
絵本に描かれている絵を指差しながら、「黄色だね」「ライオンだね」「大きいね」と語りかけることで、赤ちゃんの言葉の発達に繋がることもあるでしょう。
絵本の絵を一緒に見ながら親子で会話をする時間は、あとあと振り返ったときにとても貴重な時間だったと実感するかと思います。
絵本は図書館でもたくさん借りられるので、子どもと一緒に休日に図書館に行って絵本を借りてくるのもいいですね!
ぜひ、絵本を親子のコミュニケーションツールとして役立ててみてください。
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PHOTO/宗玄浩