元高校教員で、現在はフォトグラファー・ライター。 3歳の娘を育てる父で、子どもの顔写真を毎日撮影するプロジェクトを実行中。 ブログ『23時の暇つぶし』 では、娘の成長記録をパパ目線で発信。
親子で触れ合いながらプールに入る『ベビースイミング』は、赤ちゃんの習い事として人気がありますよね。
本記事では、娘のベビースイミングを0歳児の頃から始めた宗玄さん家の体験談から、ベビースイミングを始めるのに適した時期や、その効果についてお伝えします。
・ベビースイミングを始めようか迷っている
・ベビースイミングの体験談を知りたい
など、ベビースイミングに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
元高校教員で現在フォトグラファーの僕が、パパの目線から子育てについて考えていく連載『宗玄さん家の普通だけれど特別な日々』。
第11回目は、「ベビースイミング」をテーマに、娘が0歳10ヶ月から始めたベビースイミングの効果やプログラムについて、体験談を交えて綴っています。
親子で一緒にプールに入る「ベビースイミング」ですが、実際にいつから始められて、どんなことをするのでしょうか?
各施設によって違いはあるかと思いますが、ベビースイミングは0歳6ヶ月から始められる施設が多いようです。
例えば、宗玄さん家の赤ちゃんが通ったベビースイミングは、
0歳6ヶ月〜0歳11ヶ月のクラス
1歳0ヶ月〜1歳3ヶ月のクラス
1歳4ヶ月〜1歳7ヶ月のクラス
…と、比較的細かく月齢で分けられ、3歳までクラス設定がありました。
各月齢のクラスにはそれぞれ「目標」があり、赤ちゃんが段階的にプールに慣れていけるようプログラムされていることもあって、我が家の娘も水への恐怖心をもたずに順応できました。
例えば、0歳6ヶ月〜0歳11ヶ月のクラスは『プールの環境に慣れる』を目標に、
■ 赤ちゃんを横抱きしながら背浮きをする
■ 赤ちゃんをプールサイドに腰掛けさせてプールの中に立った保護者に飛びつかせる
なんてことをしていきます。
1歳4ヶ月になると『水を怖がらずにプールの中で体を動かして遊べる』を目標に、
■ 保護者が手ですくった水に一人で顔つけをする
■ 保護者の肩に乗せて背浮きキックをする
といったことをやっていました。
こうやって段階的に目標設定がしてあって、その目標に応じたレッスンがあるので、赤ちゃんも恐怖心を感じることなく少しづつできることが増えていきました。
では、実際にベビースイミングはいつ頃から始めるのがオススメなのでしょうか?
0歳6ヶ月からプログラムが始まるので、生後6ヶ月から始められると水に慣れる時間もたっぷりとれますよね。
とはいえ
という方もいるかもしれません。
僕が実際にベビースイミングを体験した親子を見てきた感想としては、
6ヶ月から1歳頃までに始めることをオススメ
します!
理由としては、
水に慣れるのは恐怖心が芽生えない乳幼児期から始めるのがオススメだとスイミングの先生が仰っていたのですが、個人的にはその意見に強く同意するからです。
というのは、例えば宗玄さん家の赤ちゃんが通っていたベビースイミングでは、
1歳4ヶ月頃のクラスからは水中に顔をつけるレッスンがあったり、2歳になると水中に潜るようなレッスンがあるんですね。
レッスンはスイミングに入った時期に関係なく月齢でプログラムが組まれているので、2歳から始めた子は水に慣れる間もなく、いきなり水中に潜るプログラムが始まって適応しにくいケースを目にしました。
1歳前後から始めると、水遊びのプロセスを経て、水中に潜ったりヘルパーをつけて一人で浮いたりするプログラムに入るので、水への恐怖心をもたずに顔をつけたり水に浮いたりできるケースが多かったように感じます。
なので、ベビースイミングを始めるなら、6ヶ月〜1歳前後に始めることをオススメします!
宗玄さん家の娘は、ベビースイミングを0歳10ヶ月から始めて3歳までやりました。
実際にベビースイミングを体験してみて感じた『ベビースイミングの効果』について、お伝えします。
【ベビースイミングの効果・メリット】
■ 子どもが水遊びを好きになった
■ 個人ではやらないことも、レッスンではやれた
■ 年齢に応じた発達段階の情報を得られた
■ ママの気分転換になった
ベビースイミングの効果の1つ目は「子どもが水遊びを好きになった」ことです。
4歳を目前にしている今も、市民プールに遊びに行くと娘は喜んで水の中に入っているし、ヘルパーをつけて一人でスイスイとバタ足をしながら進んでいます。そんな姿を見ると、ベビースイミングに通わせてよかったなと感じますね。
子どもが水遊びを好きになってくれたことで、休日に親子でプールに行く楽しみができたことは大きいですね!
ベビースイミングの効果の2つ目は「個人ではやらないことも、レッスンではやれた」ことです。
例えば、個人でプールに遊びに行ったとしても、赤ちゃんを水の中に潜らせることってあまりしないですよね?
個人ではやらないことも、レッスンでならやれた経験は大きくて、娘は今もプールサイドからジャンプして飛び込んだり、顔を水の中につけたりすることができているのはレッスンでの経験が大きかったように感じています。
ベビースイミングの効果の3つ目は「月齢に応じた体の使い方を練習した」ことです。
ベビースイミングでは、プールに入る前に準備体操として親子で体操をしたり、体の使い方を練習したりします。
例えば、歩き始めるとプールサイドにマットを敷いて坂道を歩く練習をしたり、親と両手を繋ぎながら親の体を登ってクルリンと回ったり、台から飛び降りたりといったことを行います。
こんなことができるようになるんだ!と驚いたこともあって、陸上での体の使い方も参考になりました。
他にも名前呼びで返事をしたり、名前を呼ばれたらカゴに手帳を入れたりといった月齢に応じた課題があって、子どもの成長を感じられる場面が多くあったのも、魅力の1つでした。
ベビースイミングの効果の4つ目は、体を動かすのでママの気分転換にもなって、赤ちゃんの体力アップに繋がったことです。
我が家では妻がベビースイミングに連れて行くことが多くありましたが、育休中で社会と接点を持ちにくく運動不足にもなりやすい時期に、リフレッシュになったと妻は話していました。
ベビースイミングは親子共に体も動かして体力アップにも効果的だし、レッスン後は赤ちゃんは疲れてお昼寝をグッスリしてくれるのもいいですよね。
我が家の妻も、プールの帰りの車内で寝ている娘を横目に、カフェでコーヒーをテイクアウトして飲むのがリラックスできてよかったとよく言っていました。
我が家の娘は0歳10ヶ月からベビースイミングを始め、3歳までやっていました。
現在はスイミングから離れているのですが、ベビースイミングをやって良かったことを、もうすぐ4歳になろうとしている今の視点から振り返ってみます。
まず、ベビースイミングをやったことで、段階的なレッスンを経験し、水遊びが好きになったことは大きいですね。
先日も市民プールに遊びに行って、腕にヘルパーをつけながらバタ足をしてスイスイと泳いだり、天井を見上げるラッコポーズをして水に浮かびながらリラックスしていました。
水遊びが好きになってくれたことは親としてとても嬉しいですね!
あとは、レッスンの時にはほとんどやらなかったプログラムを、今になって自らやるようになったことは驚きとともにやってよかったと感じたことでした。
例えば、スイミングに通っていた当時は、レッスン中にみんなでバタ足をするときに娘は全くしなかったんですね。
それが、最近市民プールでは僕や妻が何も言わなくても、自らバタ足をして進んでるんです。
きっと娘の心の中でバタ足をやった経験がなんとなく残っていて、それが今になって体の使い方がより鮮明になって、発揮できるようになったんだと思います。
だからベビースイミングでは、できるようになることを目的とせず、水を楽しみ、水で遊び、水に慣れる経験を積むことが大切なんだなと思った実体験になりました。
ベビースイミングはいつから始めるの?
といった疑問や、ベビースイミングの効果はわかりましたか?
親子の習い事としてベビースイミングを検討している方は、ぜひ体験スクールに足を運んでみてください!
ほとんどの施設で無料体験ができますよ。
「子どもが水に慣れる」という効果からも、ベビースイミングに通ってみようと考えてらっしゃる方は、1歳前後でスクールに行くことをオススメします!
小さな赤ちゃんの頃に、子どもと水中で触れ合いながら楽しく泳いだ時間は、今になっても心に残っていますよ。
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PHOTO&Illustration/宗玄浩