文房具メーカーに勤務後、結婚&退職と同時に生まれ育った大阪から関東へ。クイズ制作やリサーチャーとしてテレビ番組制作に携わった後、育児関連フリーペーパーの制作進行や執筆、編集を担当。現在はフリーランスでWEB記事など執筆中。
内祝いとは、いただいたお祝いに対してお返しをする習慣のこと。
育児グッズの準備と一緒に、出産内祝いの準備も進めておきましょう。
出産内祝いには金額の相場や贈る時期、贈ってはいけないものなどちょっとしたマナーも。
出産後は赤ちゃんのお世話で忙しいので、早いうちに内祝いについて学んでおくと安心ですよ。
そもそも出産内祝いは、家族や親せき、お世話になった方などを集めて行うお披露目の宴でした。時代とともに品物を贈る風習に変化していきましたが、「これからよろしくお願いします」という意味合いに変わりはありません。
出産内祝いというといただいたお祝いに対してお返しをする習慣のことを指すことが多いのですが、出産祝いのお返しやお礼というより、お世話になっている方たちへ「幸せのおすそ分け」、「これからよろしくお願いいたします」というご挨拶の気持ちを込めて贈り物をしたいものです。
出産祝いをいただいた方に内祝いをお返しする時期については、産後1~2ヵ月以内に贈るのがマナーだといわれています。しばらく時間がたってから出産祝いをもらった場合は、いただいてから1ヵ月頃を目途にお返しを贈るようにしましょう。お宮参りを済ませて落ち着いたタイミングで、という方も多いよう。
また、金額についてはよくいわれる「半返し」程度が目安とされています。目上の方で高額のものをいただく場合もありますが、そういった場合には1/3程度でも大丈夫。相手の方の嗜好を考え、金額に関係せず心のこもったものを贈りたいですね。ただ、それぞれの地域の風習もあるので、お互いの両親やパパと相談しながら決めましょう。
好みがわからない会社関係の方や親せきなどは、食べるとなくなってしまう“消えもの”を選んで贈る方が多数! 直接名入れができるケーキやカステラなどもあり、名前を覚えてもらうよい機会です。
また、普段自分では買わないような高級チョコレートや高級フルーツを使ったお菓子の詰め合わせなども人気。食品は、相手に気遣わせることなく、負担にもならないのでおすすめです!
カタログギフトも、相手の方が選ぶ楽しみを感じてもらえるという点では、常に上位に入る内祝いでの人気商品です。ただ最近では、名入れができる食品を選ぶママとパパが多いようです。
新型コロナウイルスの影響で、遠出が難しくなり、親に孫の顔を見せてあげることが難しい……という方も多いと思います。そこで、注目された内祝いの商品が! その名も、産まれたときの体重と同じ重さのお米を入れた「体重米」。出産の記念に赤ちゃんと同じ体重のぬいぐるみを作る……というメモリアルグッズを知っている方も多いと思いますが、まさにそれを内祝いとして贈るバージョン。
米袋以外にも、お米を米俵に入れたものがあたったり、赤ちゃんの写真とお名前を書いた紙を巻いたりしてくれるところもあり、今すぐに抱っこできないご両親、義両親などに、少しは赤ちゃんを抱っこしている気分を味わってもらえるかも?と人気の商品です。
それに、お米ならどの家庭でももらって困ることはないはず。お菓子などよりも消費期限が長いという利点もあります。
内祝いの贈りものとして絶対にNGなものは「刃物」です。“縁を切る”というイメージを連想させてしまうのでやめておきましょう。「靴下」や「靴」も、目上の方に贈るのは失礼にあたるとされています。「ふみつける」という意味から履物は避けられています。
ほかには、髪をとかす「くし」も“苦しみ”や“死”を連想させてしまうのでNGとされています。また、「日本茶」や「塩」も葬儀などで使用することが多いことから避けたほうが無難です。
相手が何を贈るとよろこんでくれるか、その笑顔を想像しながら品物選びをする時間も、赤ちゃんが運んでくれた幸せな時間♪ 難しく考え過ぎず、内祝いを考える時間も楽しいひとときにしましょう!
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