保育士免許と幼稚園教諭一種免許を所持。子育ての悩み相談に乗る子育て支援を担当していた経験もあり。6年間保育士として働いた後、未経験でWebライターの世界へ!保育士としての経験と知識を活かし、ママ・パパが楽しく子育てできるように子育て情報を発信します♪
「うさぎのエース|アセクシャルが幸せになるブログ」を運営中。
突然やってくる慣らし保育のお知らせに戸惑っているママ&パパもいらっしゃるのではないでしょうか?
「そもそも慣らし保育ってなに?」「慣らし保育の期間ってどのくらい?」「うちの子は慣らし保育大丈夫かな?」など、疑問と不安は尽きないかと思います。
今回の記事では元保育士の筆者が、慣らし保育について徹底解説します。
慣らし保育に不安や疑問などを感じているパパ&ママは、ぜひ読んでみてくださいね。
保育園生活がスタートする際、はじめに「慣らし保育」という期間が設けられます。ママが職場復帰をする際も、この慣らし保育を知らずにいると、仕事時間の調整に戸惑うことも。
お迎えの時間も通常よりも早いので、「慣らし保育」についていろいろと知っておきましょう!
慣らし保育とは、お子さんが保育園という新しい環境に慣れるための短時間保育です。
子どもにとってはじめてだらけの保育園生活。
具体的にどんな新しいことが待っているか、見てみましょう。
【子どもにとっての新しい環境】
大人でも、初めての環境に慣れるまでには時間がかかりますよね。
子ども達も同じです。
たくさんある新しい環境やルールに慣れるために、慣らし保育という期間が設けてあります。
慣らし保育の期間は、約10日~2週間を設定している保育園が多いです。
ですが、パパ&ママの仕事復帰時期によっては、慣らし保育の期間を短縮できる保育園もあるので、早めの復帰をしなければいけない場合は、まずは担任の保育士に相談してみましょう。
約10日間の1歳児クラスの慣らし保育の流れの例をご紹介します。
【1歳児クラスの慣らし保育の流れの例】
慣らし保育の難関は、
♦ごはんを食べられること
♦お昼寝ができること
です。
保育園での生活リズムに慣れてもらうために、食事と睡眠のリズムをつけることに保育士は尽力します。
ごはんが食べられない場合は、保育士からママ&パパに相談される場合もありますが、私が保育をしてきた限り、ごはんが食べられなかった子はひとりもいませんでした。
おなかが空けば、まだ慣れていない保育士からの介助でもごはんは食べてくれるので、安心してくださいね。
慣らし保育の壁は
♦土日空けの月曜日
です。
保育園に慣れてきたタイミングで、土日を挟むことになるので、月曜日に保育園に来ると、「またママとパパと離れなきゃいけない」ということに気が付いて泣いてしまう子も少なくはありません。
ですが、子どもの順応力はとても高く、またすぐに保育園の生活に慣れてくるので、こちらも安心して担任の保育士にお任せください。
慣らし保育の期間や復職時期については、こちらの記事も参考になりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
慣らし保育ではじめて、自分のお子さんと離れるパパ&ママも多いことでしょう。
などの不安もあるかもしれませんね。
慣らし保育のときの子ども達の様子はさまざまです。
【慣らし保育のときの子ども達の様子】
「うちの子は大丈夫かな」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
保育士は毎年4月に多くの新入園児の慣らし保育を経験しています。
泣いている子どもの気をそらすのも保育士の技なので、遊びに誘ったり、おんぶをしたりして、子どもが泣きやんで遊べるように配慮してくれます。
ときどき思い出したように泣いてしまう子もいますが、1日中ずっと泣いているという子はいないので、ご安心ください。
また、0歳児クラスだと
という心配もあるかと思います。
おうちでは哺乳瓶を嫌がるお子さんでも、保育園ではおなかが空いて問題なく飲んでくれることがほとんどですので、こちらもご安心ください。
食事面に関しては、どの年齢のクラスでも言えることですが、保育園には刺激が多く、お友だちが食べている姿を見て、「自分も食べてみよう」という気持ちになる子がほとんどです。
お昼寝の習慣も、おうちではしていなかった子もだんだん慣れてくると、生活リズムがついてお昼寝するようになるので、大丈夫ですよ。
お子さんに早く園生活になれて、保育園での生活を楽しんでもらいたいですよね。
そのために、パパ&ママにできることをまとめました。
【慣らし保育中にパパ&ママにできること】
ひとつずつ見ていきましょう。
はじめて保育園にお子さんをあずけるときは、パパ&ママもドキドキでいっぱいですよね。
ですが、お子さんには笑顔で「いってきます」と言ってあげてください。
ママ&パパが不安そうに保育園にあずけてしまうと、子どもは敏感にその気持ちを察知して、不安になってしまいます。
「新しいお友だちと仲良くね!」「保育園の給食たくさん食べてね!」などのポジティブな気持ちでお別れすることで、お子さんも安心できます。
寂しい気持ちや不安な気持ちはわかりますが、ぜひ笑顔でお別れしてあげてください。
お子さんを保育士にあずけた後は、できる限り早く保育園から出ることをおすすめします。
泣いている我が子に背を向けて行くのは、不安や心配があるかもしれませんが、子どもが「泣けばパパ&ママが帰ってきてくれる」と思ってしまうと、ずっと泣き続けてしまうことになりかねません。
ほとんどのお子さんはパパ&ママが居なくなった後、少しの間は泣いていても、保育士がおもちゃに気をそらすなどして、すぐに泣きやんで遊びだしています。
後ろ髪を引かれる思いはよくわかるのですが、保育士を信用して、園からはすばやく出ることをおすすめします。
慣らし保育中のお子さんは、新しい環境の中で毎日とてもがんばっています。
保育園でがんばっているお子さんのことを、ギュッとハグしたり、いつもより甘やかしてあげたりなど、親子の時間をとれるようにすることで、お子さんの不安も解消されます。
「離れていても大好きだよ」という想いを、ぜひお子さんに伝えてあげてください。
その愛情を糧に、子ども達は保育園で安心して楽しい時間を過ごしてくれるようになります。
保育園は子ども達にとって、はじめての集団生活の場でもあるので、どうしてもストレスはかかります。
おうちでも今までは見せなかった姿を見せることがあるかもしれません。
【よくある例】
突然のお子さんの変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、これらの例はよくあることなので、安心してくださいね。
おうちでの変化は保育士に相談するのも、良い方法です。
お子さんの性格なども加味して、アドバイスをくれるはずです。
先述しましたが、これらの変化は親子の時間を多くとることによって、だんだんと改善されていくことが多いです。
また、慣らし保育中は疲れから体調を崩すお子さんもいます。
生活や気持ちの変化だけでなく、体調の変化にも十分目を配ってあげるようにしてくださいね。
慣らし保育は、お子さんはもちろん、パパ&ママも不安なことがたくさんあることと思います。
しかし保育士は毎年多くの新しいお子さんを迎え入れているので、慣れっこです。
小さな不安や心配事も、保育士に相談してみましょう。
保育士はパパ&ママの味方です。
ぜひ頼ってみてくださいね。
どんなお子さんでも保育園に慣れれば、とても楽しく毎日を過ごしてくれるようになります。
保育士を信じて、笑顔でお子さんをあずけていってくださいね。
CLICK▶︎月齢・年齢別|赤ちゃんの生活リズムのために知っておきたい寝かしつけのコツ
CLICK▶︎保育園の連絡帳に何を書く?目的は?保育士が教える連絡帳について
連載全記事はこちら⇒