生まれも育ちも生粋の福岡県民。令和2年生まれの男の子を子育て中。7年間、調剤薬局事務員として勤務した後、未経験からイラストレーターとして活動。趣味は山登り。夢は、こどもと山登りに行って頂上でおにぎりを食べること。
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クレヨンは、子どもの自己表現や指先を動かすトレーニングになるので、1歳、2歳のお子さんにぴったりです。
今回は、クレヨン遊びを始める時期や、魅力、クレヨンの選び方やクレヨンで汚れてしまったときの落とし方をご紹介します。
ママイラストレーターの筆者が、子どもとどんなふうにクレヨン遊びをしているかもご紹介するので、ぜひ家庭でのクレヨン遊びの参考にしてみてくださいね。
2歳の息子との実体験も交えながらご紹介していきます!
1歳を過ぎてからクレヨンでのお絵かきを始めることが多いようですが、子どもによってクレヨンに興味を持つ時期は違うので、いつから始めても焦ることはありません。
子どもがクレヨンを自分の手でギュッと持つ力があり、クレヨンにワクワクしているようでしたら、いつから始めてもOKです。
赤ちゃんは3〜4ヶ月頃から色を認識できようになると言われているので、0歳の頃からクレヨンを手に取る子もいるかもしれません。
ママがクレヨンで絵を描いているのを見せてあげると、赤ちゃんも次第に「これは絵を描くことができるんだ」と学んでいきます。
ただしこの時期は、クレヨンを口に入れてしまったり、投げ飛ばして遊ぶことも多いので、ママ・パパはしっかり側について見守りましょう。
そんな赤ちゃん用の蜜蝋(みつろう)クレヨンや折れにくいクレヨン、水で落とせるクレヨンなども後半でご紹介していきますので、最後までお読みくださいね。
と思ったことがあるママもいるかもしれません。
クレヨンは、
●子どもの指先や腕を使う練習
●表現力や想像力を広げる
のにぴったりな道具です。
ここではそんなクレヨンの魅力をご紹介します。
0歳〜2歳のころはまだ、指でつまむ、つかむ、物を掴んだまま動かすといった指先の動きがスムーズではないでしょう。
選んだクレヨンを箱から取り出し、握ったまま紙の上で絵を描くことは、子どもの指先と腕の動きをコントロールする練習につながります。
クレヨンで絵を描くには、自分で「何色のクレヨンを使うか」「どんな形のものを描こうか」など、自分でどんなことがしたいか決めていくことになります。
まだ、限られた言葉しか話せない子どもでも、クレヨンを使って自分を表現したり想像することができます。
色とりどりのクレヨン。
子どもは「これが赤、これが黄色」と紙に描いたクレヨンの色を見ながら、色の違いを認識していくようになります。
色彩感覚を育てることで、今後「トイレのマークの色」や「信号」などの生活で使う色の識別などにも役に立ちますよ。
クレヨン売り場には色々な種類があるので、迷ってしまいますよね。
ここでは、3つのタイプに分けてクレヨン選びをご紹介します。
ちなみに、クレヨン売り場にはクレパスもあると思いますが、こちらは使い心地や成分量が違います。
▼クレヨンとクレパスの違い▼
クレヨン | ・クレパスより油分が少なく、硬め。 ・線を描くのが得意。 ・クレパスより汚れにくい |
クレパス | ・クレヨンより油分が多く、柔らかめ。 ・色を塗るのが得意。 ・擦れたりよれやすい |
赤ちゃんや小さな子どもには、握る力が安定していなくても描きやすいクレヨンがおすすめ。手も汚れにくく折れにくいのもポイントです。
色を混ぜたり重ねたりして楽しむクレパスは、もう少し大きくなってからでもいいでしょう。
好奇心から何でも口にいれてしまう赤ちゃん。もしうっかり舐めたりかじってしまっても問題がない自然由来の素材で作られたクレヨンを選ぶと安心です。
最近では、野菜の粉末やお米のぬかを使ったクレヨンが人気。また、みつばちの巣の原料である天然のロウ「蜜蝋(みつろう)」でできたクレヨンも小さいお子さんが安心して使えるクレヨンです。
このクレヨンは国産の「お米の油」をベースに「野菜パウダー」で着色したクレヨンです。誤って口に入っても害がありません。
お野菜色をした優しい色づきが特徴です。
小さな子どもの手で包み込みやすい形や太さのクレヨンを選んであげしょう。
このクレヨンはペンが持てない年齢から使えます。コロンとした形で折れにくく、持ちやすくなっています。中は空洞で先端にも穴があるので、万一飲み込んでも空気が通ります。
小さな子どもにはお絵かきに夢中になって、机や床にまで描いてしまうこともあるでしょう。
ママもヒヤヒヤしながら「ダメ!描かない!」と伝えるのも大変ですよね。水で落とせるクレヨンを選べば、安心してクレヨン遊びを見守ることができます。
こちらのクレヨンは、手足やつるつるした机などに描いたものは、水で落とせて安心です。
私も使っていますが、おしりふきでも綺麗に落とせるので助かっています。小さい手でも持ちやすく、落としてしまったりしても折れにくいのが特徴です。
こちらのクレヨンも、手やつるつるしたところに描いたものなら水で綺麗に落とせます。描いたところを水で濡らすと水彩のように使えるので、赤ちゃんや子どもの手形足形を取るのにも向いています。
子どもが夢中になってクレヨンで遊んでいると、洋服にまで描いてしまったり、クレヨンが袖に擦れてしまうこともありますよね。
ときには、ママの洋服にまでお絵かきをしてくることも!「洋服には描かないよ」と教えたら、次の方法を試してみましょう。
クレヨンは油性なので、化粧落としのクレンジングオイルや中性洗剤で落とすのが向いています。
衣類に付いた場合の落とし方
1.化粧落としのクレンジングオイルで、汚れを浮かせ濡れた布巾等で拭き取ります。
2.少し熱めのお湯(40-50℃)に汚れた部分をひたして、クレンジングオイルを落とします。
3.汚れた部分に石けんを付け、固めの歯ブラシでこすります。
4.2と3を繰り返し、最後に水ですすぎます。
(参考「SAKURA PRESS」
【メーカー直伝】服や家具、フローリングなどについてしまったクレヨン・クレパスの汚れを落とす方法)
同じ要領で、手についたクレヨン汚れも化粧落としのクレンジングオイルで落とすことができます。
現在私は、イラストレーターとして活動をしています。2歳になる息子も、保育園や大好きな電車のおもちゃで遊ぶのに忙しい毎日です。
そんな息子も、お家に帰ってくるとほぼ毎日、自分からクレヨンを取り出して
息子はわんぱくで、楽しくなると壁や洋服にまでお絵描きをしてしまうタイプです。なのでクレヨンは「水で落とせる」が第一優先でした!
特にうちは賃貸なので壁や床にまでお絵描きをしてしまったら大変なことになります。(すでに壁は被害に遭いましたが……)
クレヨンでお絵描きを始める前は
クレヨンさへしっかりしたものをチョイスできれば、子どもの不安定な筆圧でも綺麗に色が出るので、紙はどんな種類でもいいと思っています。
1つだけこだわりがあるとすれば「できるだけ大きな紙」を準備することです。 私は100円ショップで白模造紙を買ってきて、テーブルクロスのように机に広げています。大きな模造紙が登場すると息子も「わぁーー!」と興味津々になります。 これまで描けなかった長〜い線も描けるようになり、とても楽しそうです。
息子とクレヨン遊びをしていて1番心掛けているのは「上手だね」と言わないこと。
「上手だね」と言うと大人でも「次も上手に描かなくちゃ」「上手じゃなかったらダメ」と緊張してしまいますよね。クレヨン遊びの声かけが、ママからの「評価」になるより「コミュニケーション」になっていたほうが子どもも嬉しいんじゃないかな?と思っています。
「この色が綺麗だね」
「大きく描けたね〜」
「ここのグルグル、好きだな〜」
と私自身が感じたことを、そのまま具体的に伝えることを意識しています。
意外と、「上手だね」と言わない声かけや褒め方は、慣れないうちは難しいかもしれません。そんなときは、子どもが絵を描いたら
「おぉ〜!」
「わぁ〜!」
など素直なリアクションをすると、子どもも喜び「もっと描こう!」と夢中になって見せてくれたりします。
描いた絵は取っておいて、月齢順に並べると「こんなに力強く描けるようになったんだなぁ……」と子どもの成長を感じられますよ。
こちらはわが子の0歳から2歳になるまでの変化です。点から線へ、力強さにも成長を感じられます。
「クレヨンで遊ばせるとき、何かイラストがあったらいな」と思ったときは、babycoのWEBサイトから『babycoの0さい・1さいワーク』をダウンロードしてみましょう。
0歳、1歳に合った色やモノなどのイラストが描かれてワークで一緒に遊ぶことで、子どものワクワクする気持ちや好奇心を高めてくれますよ。
CLICK▶︎ダウンロードして遊ぼう!わくわくいっぱいワーク
クレヨン遊びは、子どもの成長と共に描き方も変わってくるので、日々子どもの成長を感じられます。
お子さんに合ったクレヨンを選んで、ぜひクレヨンでのお絵かき遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか?