2児の母。 出産前はコピーライターとして勤務する傍ら、趣味で心理学を学び、カウンセラーの資格を取得。 現在はママライターとして、自身や地域の子育て情報を発信しています。 悩みがちなママの心を軽くする記事が書けるよう勉強中!
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ママになったら気になるトイレトレーニング(以下トイトレ)。
トイトレはいつから、どうやって始めればいいのでしょう?
うまく進めるコツは?
上の子のトイトレで大失敗した自他ともに認めるめんどくさがりな2児のママが、ストレスなく続けられるトイトレのコツをお伝えします!
トイトレはいつから始めればいいのでしょう?
紙おむつのGOO.Nを製造しているエリエールの公式サイトによると、このように書かれていました。
さらに、トイトレが始められる発達の目安として、
◆オシッコの感覚が2時間以上あく
◆上手にひとり歩きができて、駆け出せる
◆自分の意思をしっかりと伝えられる
があげられています。
私は第一子のトイトレのとき、このような平均的な目安を「守らなければうまくいかないもの」と思い込んでいました。
ですが、実際に経験してみて、トイトレを始めるタイミングは「親と子ども、双方が始めたいと思ったとき」だと感じています。
なぜなら、「平均」を気にしすぎた私は、トイトレに失敗しているからです。
私が息子のトイトレで大失敗したお話をします。
息子は早生まれで発達もゆっくり。
トイトレ開始にはまだ早いかな? という感じでしたが、幼稚園入園が1年後に迫り、息子と同級生の子を持つほかのママからもトイトレの話題が出るようになったため、焦ってトイトレを開始しました。
しかしいざ始めようにも、嫌がってトイレに座ってさえくれない日々。
怖がらないようにトイレを飾って、歌を歌って、なだめて、ほめて…息子が泣かずに座れるようになるまで、なんと4ヵ月もかかりました。
でもここからは早いはず。なぜなら児童館の先生から
「パンツ1丁で過ごせば、すぐにおしっこを教えてくれるようになりますよ」って教わったから!
そんな私の期待もむなしく、失敗、失敗、また失敗。まったくおしっこを教えてくれません。
タイミングを見計らってトイレに誘ってもみましたが、「おしっこが出るまでもう少し座っていよう!」と強引に引き止めたり、出ないとがっかりする私のようすを見たりしていたからか、だんだん息子はトイレに行くことすら嫌がるように。私はそれでもあきらめず、ぬいぐるみになりきって誘ったり、シールやお菓子などで釣ってみたり。泣いている息子を無理やり抱えてトイレに連れて行ったこともありました。
私は常にトイトレのことでイライラ、ピリピリ。
やる気を出してくれない息子を責め、人前で「まだできるようにならないんです」とけなし…。結局、入園前までにおむつがはずれることはなく、親子関係も悪化してしまいました。
息子の入園からしばらくして、第二子となる娘が産まれました。
家族が増えるのはうれしかったですが、思い出すのは息子とのあのトイトレの日々。
入園した息子は最初こそおもらしが続いたものの、周りの子たちの影響であっさりおむつを卒業していました。
「入園前にはずさなければ息子がバカにされる」
「私もダメなママと思われる」
と思い込んでいましたが、そのようなことは一切なく、私は自分が鬼のようなトイトレをしていたことを後悔。
そして、娘に対してはもう同じことを繰り返したくない、もっとうまいやり方があったはずだと反省したのです。
そこで、トイトレがうまくいったというママ友たちにどんな方法でトイトレしていたかを訊くことに。
すると、なんと「0歳からでもできる方法があるよ!」とのこと。
話を聞き、早速取り入れてみることにしたのです。
最初におすすめされたのは布おむつ。
ママ友いわく、布おむつはおしっこの不快感を感じやすいので「おしっこ出た」「漏らすと不快」を赤ちゃんに覚えさせるためにいいんだとか。
おさがりをもらって挑戦してみましたが、布おむつだと頻繁に取り換えなければならず、ゆっくり寝かすことができないし外出時の荷物も大変。めんどくさがりな私にはつらく、家にいるときだけ、起きているときだけ…と着用時間は減っていき、1週間後には1日中紙おむつに逆戻りしてしまいました。
次におすすめされたのはおむつなし育児。
おむつなし育児研究所公式サイトによると、おむつなし育児とは「なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会を作る育児」とのこと。「おむつをトイレとして使う」ことを学習しないように育てると、排泄コントロール能力が自然に育ち、1歳後半〜2歳頃には排泄が自立する事も多いんだとか。
私もトライしてみたものの、赤ちゃんはおしっこが頻繁だし、うんちもドロドロ。床でさせると処理が大変だし、まだおすわりのできないわが子をおまるやトイレで支えるのも大変。「やっぱりもう少し大きくなってからの方がいいよね」と、こちらもあっさり挫折しました。
そんなこんなで紙おむつで育児して11か月。
私は娘の後追いに悩まされるようになりました。
姿が見えないとすぐにギャーギャー、置いて部屋を出ようものならドアをバンバン叩いて怒るので、洗濯は娘の寝ている間に、宅配便の受け取りは娘を抱えたままで…という日々でした。当然トイレに行くときも一緒。連れて個室に入るたびにトイレットペーパーを引っ張り出し、ウォッシュレットのボタンを押しまくり、トイレブラシをなめようとする娘にハラハラで、出るものも出ませんでした。
…が、ここでふと気づきます。息子はトイレに連れてくるのすら大変だった。娘がトイレに興味津々の今こそ、トイトレを始めるタイミングなんじゃないか?と。
早速、トイレにおまるを持ってきて、娘のトイトレを開始することにしました!
トイレにおまるを設置していると、早速そばにやってきた娘。私もトイレに座りながら、「一緒に座ろ!」と娘のオムツを脱がせておまるに座らせました。嫌がらないかとドキドキしたけど、あっさり座ってくれ、しかもうれしそう。
さすがにはじめから都合よく成功することはありませんでしたが、自分のトイレのタイミングで娘のトイトレもでき、ついでにおむつ替えまでできるのは、めんどくさがりな私にはぴったりでした!
これまで一緒にトイレに来ていたおかげで、娘はトイレが何をする場所かわかっていた様子。私の行動もよく見ていて、「ん、ん」とうんちで力む真似まで披露してくれました(笑)。その甲斐あってか、開始1ヵ月ではじめてのおしっこに成功!
その後もトイトレを続けるうちに「ん、ん」と力を入れればおしっこが出せることに気づいたようで、着実に成功回数が増えていきました。
トイレでおしっこする感覚がわかっても、おしっこが出る前に教えられるかは別問題。歩けるようになってからは、家にいる間はなるべくすっぽんぽんにしておもらしを経験させました。
自分から「おしっこ」が言えるようになり、家でのトイレがほぼ完璧になったのは2歳を少し過ぎたころ。
外出先のトイレは怖がってなかなか座れなかったので、「座ってみる?」と声かけはしつつも無理強いしないようにしていました。お出かけのときもパンツで大丈夫になったのは、3歳半ごろです。
娘のトイトレ期間は息子より長くなりましたが、ストレスはほとんどありませんでした。度重なるおもらしの処理をしたり、トイレを嫌がるときはごほうびで釣ったり、お人形になりきって誘ったり。それは息子のときと変わりません。では、何が違ったのか。
ここでは、私が思うおだやかにトイトレを進められるコツを紹介します。
例えば「入園まで!」などとトイトレのゴールを決めると、子どもの気持ちを無視して進めたくなったり、自分の子とほかの子を比較してイライラしやすくなったりしてしまいます。トイトレをするのはあくまでも子ども。子どものペースを尊重してあげましょう。
やりたがっていない子に無理矢理やらせるのは労力が要るし、お互いにストレスがかかります。子ども自らが「やりたい!」と言ったときだけサポートするようにすれば、めんどくさがりママでもストレスは少なく済むでしょう。
また、ママ自身もいろいろなトイトレ方法を探るなかで、「これならできるかも!」と思ったものだけを試すのがいいと思います。「これは大変だな…」と感じるものは長く続きませんし、無理に続けるとストレスになってしまいますから。
正直、トイトレは成功より失敗回数の方が多いです。失敗するたびにいちいち落ち込んでいては疲れてしまいますし、そんな親の姿を見て、子どもも「失敗しちゃいけない」とトイトレに消極的になりかねません。失敗に反応するのではなく、成功したときに大いに反応してあげることが大切です。成功を子どもと一緒によろこび、トイトレ=たのしいことにしていきましょう!
いかがでしたか?
トイトレにはいろいろな方法がありますが、子育て全般に言えることと同じく「いつから始めるのが一番いい」「この方法なら絶対にうまくいく」というような正解はありません。今回こちらの記事で紹介した方法もほんの一例ですし、冒頭の「トイトレはいつから?」の答えは、私なら「子どもと親、両方が始めたいと思えたら」です。
子どもの発達も親の性格もみんなそれぞれ。
これからトイトレに取り組まれる方には、ぜひ自分と子どもに合ったトイトレ方法を見つけて、おだやかでしあわせなトイトレ期間を過ごしてほしいな、と思います。