babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。
抱っこひもにベビーカー、チャイルドシートなど、おでかけ用品はパパママ兼用で使うものも多いですよね。
「モノ」を共有することが「育児シェア」のきっかけにもなりそうです。
座談会&アンケートでbabyco読者の最新事情をキャッチアップしてみました!
育児もパパママでシェアする時代! などと言われてはいますが、
「パパにもっと積極的に育児参加してもらいたいな」と感じているママも
「育児シェアといわれても何からどう手を付けたらいいの?」と感じているパパもまだまだいるのが現状ですよね。
そんなパパ&ママは、育児用品から見直してみませんか?
ゴルフをはじめようとドライバーやウエアを買いそろえて気分が上がったり、キャンプに行こう!とまずは道具を買いそろえて計画を立てたり。新しい趣味や習い事を始めるとき、「形から入る」ってありますよね。男性はとくに、そんなタイプの人が多いように感じます。
育児も新米パパ&ママにとっては初めてのことだから、もしかしたら、育児にも「形から入る」効果があるのでは? と思うのです。
もちろんパパの性格もいろいろですから
「花柄のマザーズバッグを持つのはちょっと恥ずかしい」
「花柄マザーズバッグを持ってるといいパパでしょって気分味わえてあり!」
「どっちでも気にしないなぁ」と三者三様でしょうけれど、パパのやる気スイッチのために試してみない手はありません。
日頃「どっちでも気にしない」なんていっているパパも、パパ目線のパパのために考えられた育児アイテムと出合えたら、心の中で密かに「むふふ」とテンションが上がるのかもしれませんよ。
\こちらの記事も参考に/
たとえばこんな沐浴用のグローブ。
その名も「パパあらって(チュチュベビー)」!
パパママ二人で買いものをしていてこんな商品をみつけたら...
「パパあらってだって〜!あらって〜」なんて言いながら思わず買ってみたくなりませんか?
沐浴当番のパパなら、ますますやる気がアップしそう。
沐浴はこわい...と尻込みしそうなパパも、これならできるかも?と感じてもらえそうだと思いませんか?
CLICK▶︎チュチュベビーパパあらって(税込価格328円)
いま、こんな風に「パパがもっと育児に参加しやすいように」と考えられたモノが増えてきているんです。
パパ専用のものだけでなく、パパとママが兼用しやすいように考えられたモノもあります。
先輩ママたちはそんな育児用品をどうやって選んで、どうパパとママとで育児シェアをしながら使っているのでしょう?
育児シェアの第一歩ともいえる出産準備品のお買いもの。
babycoパパママ684人のアンケート(2021年10月集計)では、抱っこひもを買うときに55.2%が「一緒に選ぶ」など、なんらかの形で「パパも関わっている」結果に!
育児はママの役割だった時代から、パパとシェアする時代に変化をしている、今が過渡期なのかもしれません。
そんなお買いもの事情について、babycoアンバサダーママたちの座談会を開催してお話を聞いてみました!
参加してくれたのはbabycoアンバサダーのかおりママ、まいまいママ、ななみママ、ちかママ、ともよママ、ゆいかママです。
babyco編集部>>>日頃からパパは協力的? 赤ちゃんのための出産準備などのお買いものはどうしたの?
まいまいママ「一緒に買いものにいっても “わからないから決めて” とわれることが多くて。そんなわからないパパが情報を集められる方法があればいいのになぁっていつも思ってます」
かおりママ「いざとなればやってくれるけれど、日常的なことはママまかせというご家庭、きっと多いですよね。うちもそうだけど:笑 妊娠中はいろいろやってくれていたから、今は育休中で自分でできるでしょと思われているのかも?」
ちかママ「日頃のお手伝いはともかく、お買いものなどには付き合ってくれるし、買いものに行けば重い荷物を持ってくれたりぐらいはしてくれてるかな」
かおりママ「それはうちもそうかな。出産準備品の買いものなどは一緒にしました。下調べは私がガンガンやって、一緒に買いものに行って、店員さんのアドバイスも受けながら、最後は二人で決めた感じです」
※買いものは一緒に行く!というママは6人中5人
ともよまま「うちが一緒にお買いものにいかないのは、いま3人目なのでネットショッピングで買ってしまうこともあるからかな」
まいまいママ「買いものには一緒に行っているけれど、あまりパパの意見は取り入れてないかも!!」
ともよママ「私は意外とパパにはこっちがいいかなぁ?と考えながら買ってます。こっちの方がパパは使いやすいかな?とか、話し合うほどではなくても、パパが使いやすいものを選ぶようにしています」
babyco編集部>>>具体的にはパパのためにどんな配慮をしましたか?
ともよママ「たとえばベビーカーを選ぶときには、パパのファッションにも合わせやすいような色を選びましたよ。うん、色は何かと気を使っているかな」
ななみママ「うちはベビーカーはピンクなんだけれど、あまり気にせず使ってくれるタイプ。両手があくように自分が気に入ったリュックを買ってきてペアレンツバッグにしたり、自分なりに考えて行動してくれているみたい。でも一応、ベビーカーのカバーは取り外して変えられるものにしました」
ともよママ「色のほかには、ハンドルの高さ調整ができるものにして身長の違いをカバーできるようにしました」
babyco編集部>>>体格の違いは確かに工夫が必要ですよね。
ゆいかママ「抱っこひもは、パパ用とママ用のふたつ持ってます」
ななみママ「うちも〜」
※パパ専用抱っこひもを用意したのは6人中2人
ゆいかママ「あわてて購入して失敗しないように、赤ちゃんが生まれてからパパと相談して買うのもいいと思いますよ。私は出産前にきっとスワドロアップは必要だろうと思って購入して...そのときパパはあわてて買わなくてもいいんじゃない?といっていたのに耳をかさなかったんです。でも、生まれてきたらとてもよく寝てくれる子で、結局スワドロアップを必要がなかった。そんなとき、やっぱり二人で納得して購入した方がよかったのかも? とも思いました」
ちかママ「男の人と女の人とでは着眼点などが違って当然かなと。買いものに限らず日常的に手伝ってくれないことにイライラするより、そんなもんだと割り切って、お願いしたいことはこちらからはっきり意見を求めればいいんですよね」
まいまいママ「赤ちゃんが夜泣きをしてもパパは起きないという話があるけれど、それも女性と男性とでホルモンの違いがあるんだと知ったらイラつかなくなりました。そうやって違いはあっても必要なことはすり合わせていけばいいんですよね」
今回の座談会でママたちがどのようにパパと出産準備品を購入して育児シェアをしてきたかをまとめると
◆出産準備品の買いものはパパと一緒に
◆兼用するために色や使いやすさの配慮をする
といった様子が垣間みれました。
育児シェアについてあまり話す機会がないパパママも、おでかけ用品の購入をひとつのきっかけにして「パパが抱っこをしてくれるならこうだと思うんだけれど、どうかな?」など、話し合ってみるといいのかもしれません。
とくにおでかけ用品は、ベビーカーなどパパとママとがシェアして使う機会も多いアイテム。購入時からそのことを意識しておくといいですね。
マザーズバッグといわれていた育児用のペアレンツバッグも、いまではファザーズバッグも登場している時代。パパママでどう選んで決めていくのか、何を選ぶのか、「ピンクのベビーカーだってへっちゃら!」というパパがいるようにパパの性格によるところも大きいけれど、夫婦それぞれが納得のいく育児シェアのカタチを見つけられるといいですね。
パパと一緒に選ぼう!
▼出産準備に必要なおでかけ用品リストはこちら▼
CLICK▶︎ベビーカー&抱っこひもの選び方とチェックポイント〜出産準備リストお出かけ用品
イラスト/きなこもち