babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。
産後、特にママの体に出産のダメージが残っている産褥期は、育児や家事がママにとって大きな負担になることも少なくありません。
そんなときはひとりで頑張りすぎず、周りの人に頼ったり便利なサービスを活用してみましょう。
サービスはお金がかかるし……と躊躇するかもしれませんが、市区町村の産後ケアは、助成金が利用できる地域もありますよ。
どんなサービスがあるのかチェックしてみましょう。
産後ケア、産後サポートには、
家事を中心としたもの
育児も含めたトータルなケア
産後ドゥーラのように耳慣れないも
などさまざまなものがあります。
名称は違えど、やってもらえることはあまり変わらない場合もありますが、まずはどんなサービスがあるのかを知っておくといいですね。
産後ケアについては、市区町村でデイケアやショートステイ先を紹介してもらえたり、1時間700~1000円などの安い価格でサービスを受けられたりします。最近は、費用の援助または助成金システムがあるところが増えています。
行政の妊娠・出産にまつわる支援は区市町村によってサービスの有無、内容、補助金額、期間などに違いがあります。
なかには出産前に登録しておかなければいけないものもあるので、妊娠中のママもまだまだ先のことと考えずに、いまのうちに一度ホームページなどをチェックしてみましょう!
産後ママの場合は、産褥期にしか利用できないものもあるので、いますぐ確認を!
どんな種類があるのか、代表的なものをピックアップしてみました。
ママが育児をしているときに家事を頼むのか、家事をしているときに育児を頼むのか、
体調がすぐれないので家事も育児も頼みたいのかなど、自分にはどんなサービスが必要か?を考えるときに役立ててみてくださいね。
ベビーシッターは、赤ちゃんのケアを中心にお願いできるサービス。ベビーの時期を過ぎてもお願いができ、子どものケアをしてくれるサポートです。
そして産褥シッターは、そんなベビーシッターの中でも産後8週までの産褥期のケアに特化しています。生まれたばかりの赤ちゃんに必要な特別なケアをお願いできるだけでなく、料理や洗濯・買い物など、家事も代行してもらえるケースもあります。産褥期を過ぎても、産後シッターとして継続してお願いできる場合もあります。
赤ちゃんのケアよりも家事を中心にお手伝いをお願いしたい場合は、産後ヘルパーや家事代行になります。
ママが自宅で赤ちゃんのケアをしている間に掃除や買い物、調理などの家事を中心にお願いができます。
利用するサービス会社にもよりますが、ママ&赤ちゃんが外出している間に家事をしてくれる場合もあります。
ギリシャ語で「他の女性を支援する、経験豊かな女性」という意味の「ドゥーラ」は、アメリカで広まった出産前後の女性をサポートする専門家のこと。産後の家事&育児のサポートはもちろんのこと、切迫早産で安静が必要なときをはじめ、妊娠中の不調時サポートなど幅広く対応してくれます。産後ヨガやベビーマッサージなどさまざまな支援メニューが用意されていることも。
日帰りのデイケアに対し、滞在型の母子支援を目的とした施設です。実家が遠くて里帰りができないといったときも、まるで実家にいるようなくつろいだ環境でサポートしてくれます。食事はもちろん、マッサージなどのママの体ケアなどさまざまなサービスがあり、24時間体制のサポートが受けられます。パパ同伴で利用できるところも。
気軽に買い物にも行けない時期ですし、重い荷物も持てない時期。配達してくれるだけでもありがたいものですよ。
一時預かり、短時間保育 保育園や幼稚園に入園前の兄弟がいる場合は、産後だけ一時預かりや短時間保育を利用するママもいます。
育児や家事のヘルパーとは違いますが、小児医療機関で育児に対する不安を抱えるママの相談にのってくれるシステムです。産婦人科の紹介で小児科を訪れるケースが多く、産前または産後1~2カ月の間に個別相談を受けられます。取り組んでいる事業所はまだ全国区とはいえませんが、産前のうちに産後の不安を解消できたり、新生児の肌や便の状態なども個別でみてもらえるなど、どんな不安にも相談に乗ってもらえるので、体験者の満足度の高い制度です。
出産に向けて必要な準備は、ベビー用品などの“物”ばかりではありません。 赤ちゃんのケアで忙しくなるものの、産後すぐはママの体もゆっくり休ませた方がいいので、育児の体制も考えておく必要があります。
ママが一人で頑張らず、周囲のサポートにいかにゆだねるか? という体制づくりです。
パパ&ママどちらかのご両親やご家族に手伝いに来てもらう、里帰りをする、パパが仕事からいつもより早く帰れるまたは休めるように手はずをとるなど、いろいろな方法をパパと一緒に検討しましょう。
市区町村が行っている産後のサポートを利用したり、家事代行、産褥・産後シッターを頼んだりするのもひとつの手です。なかには産前から利用できるサービスもあります。
ヘルパーさんは頼まずとも食材の配達サービスを利用しているママもいるようです。
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