戌の日の安産祈願はいつするの?妊婦帯(腹帯)の種類や選び方もチェック

戌の日の安産祈願
2021/11/20 2023/06/16 うえののりこ うえののりこ

妊娠、出産を迎えるにあたり、日本独自の伝統行事があることを実感する方も多いと思います。

その最初の行事ともいえるのが「戌の日」の安産祈願。妊娠5ヵ月目の最初の戌の日に「妊婦帯(腹帯)」という帯を巻き、安産を祈願します♪ “はらおび”、“ふくたい”どちらの読み方も間違いではありませんが、“はらおび”と読む方が多いようです。
そんな妊婦帯の種類や選び方についても知っておくと、いざ必要になったときにスムーズでしょう。

そこで今回は、戌の日の安産祈願の方法や、妊婦帯について詳しく解説していきます。

「戌の日」っていつ? どんなことをするの?

戌の日 いつ 何をする

日本では1日ずつ干支が割り振られており、「戌の日」は12日に1度やってきます。では、どの戌の日に安産祈願をすればいいのでしょうか?

安産祈願をする戌の日参りは、安定期に入る妊娠5ヵ月目の最初の戌の日というのが昔からの慣習です。

戌の日には、腹帯を巻いて安産の祈祷をしてもらいます。安産祈願を「帯祝い」ともいい、祈祷場所は神社でもお寺でも構いません。祈祷後に腹帯をいただいて着ける場合もあれば、自分で用意して着けたまま祈祷していただく場合もあるので、事前に神社やお寺へ確認しておきましょう。公式サイトで腹帯の巻き方をイラスト入りで紹介している神社やお寺もあるので、わからない方は参考にしてくださいね。

また、家に帰ってから「祝い膳」を家族で囲むという風習がある地域もあります。ただ、妊娠ヵ月目に入っても体調が安定しない方もいると思います。そのような場合は、戌の日にこだわらず、お参りは落ち着いた頃に行いましょう。

ママの体が一番大切。戌の日のお参りは必ず行わなければならないというものでもありません。無理せず、体調を最優先に考えてくださいね。

 

「戌(犬)」の日に安産祈願をする理由とは

12もある干支のなかで、なぜ「戌(犬)」なのか?

犬は一度にたくさんの赤ちゃんを出産しながらもお産が比較的軽いことから、日本では“安産の象徴”としてとらえられてきました。それにちなんで、妊婦さんの体調が落ち着き、おなかも大きくなってくる妊娠5ヵ月目の最初の「戌の日」に、安産祈願の風習が定着したといわれています。

 

妊婦帯ってどんな種類があるの?おすすめの選び方

妊婦帯

「戌の日」をきっかけに、腹帯(妊婦帯)を着ける方も多いようです。

妊婦帯には、大きくなってくるおなかを支えたり、冷えから守ったりする効果があります。また、妊娠中の無理な姿勢を矯正し、腰痛を軽減してくれるサポートとしての役割も期待できます。

選び方の基準はママによってそれぞれですが、時期によってフィット感も変化したり、行動によっても便利さが変わっていったりするので、さまざまなタイプを試して使い分けができればいいですね。周囲やネットの口コミ、雑誌からの情報を収集して参考にしましょう。

出産後は、さらしタイプのものであれば、赤ちゃんの肌着に使うなどのちのちの使い道があります。神社やお寺でいただいた腹帯は、お守りと一緒に持っていくとお焚き上げをしてもらえるところもありますよ。

では、ここからは妊婦帯の種類を見ていきましょう。

 

昔ながらの「さらし」タイプ

自分で調整しながら巻けるのがさらし帯のメリット。天然素材でお肌にやさしく感じられます。その一方で、巻くのに時間がかかり、つけるのが大変という声も…。

 

リラックスできる「腹巻」タイプ

筒状で、やさしく包み込んでくれる腹巻タイプの妊婦帯。着け方が簡単で、着け心地も楽チン。ショーツの下に着ければ、トイレの際にはずさなくてもOK。妊娠初期から使えます。人によっては、ずれてくる場合も…。

 

1枚ではける「パンツ」タイプ

ずれることがないので、仕事時などよく動くときに便利。パンツスタイルでも影響が少ないです。はくタイプなのでトイレの際の着脱も簡単。

 

サポート機能のある「ガードル」タイプ

パンツタイプと同じく動きやすく、大きなおなかを下から支えるサポート機能もあるので、しっかりとした安定感が得られます。あまりキツすぎると血流に影響してくる場合もあるので、サイズは要チェック!

 

下からしっかり支えてくれる「ベルト」タイプ

大きくなったおなかをしっかりと支えてくれて腰痛をサポート。中期から後期に使用するのがおすすめです。面ファスナーで自由にサイズを調整できますが、トイレのときはつけ外しが必要。

 

産後にも重宝する「骨盤ベルト」タイプ

産前から産後まで骨盤をケアしてくれます。産前は、骨盤周辺のゆるみからくる恥骨痛や大きくなったおなかの重さによる腰痛を緩和。産後は、ゆるんでしまった骨盤の引き締めにも活躍してくれます。

 

パパが代わりに戌の日の安産祈願に行ける場合も♪

安産お守り

妊娠5ヵ月目に入っても、つわりが続くなど体調が思わしくない場合もあるでしょう。

戌の日のご祈祷は、ママ自身が必ず行かなくてはならないという決まりはありません。多くの神社やお寺で、パパが代理で足を運んでも受け付けてくれます。なかには、郵送で安産祈願の腹帯などを授けていただけるところも。

どのような形にするのか、ママの体調が安定しない場合は夫婦で相談してみましょう。

 

戌の日の安産祈願を楽しい思い出に

「戌の日」が久しぶりの外出になるママの場合は、パパとの楽しいおでかけの時間になりますよね。安産祈願で有名な神社やお寺のまわりには、マタニティ関連のお店やレストランで限定メニューを用意しているところも。パパは、ママがよろこぶようなお店や外食先を事前にチェックしておしておくと、戌の日がもっと思い出深い日になるかも♪

 

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