食べている音を聞いて当てるクイズをしています。
保育士免許と幼稚園教諭一種免許を所持。子育ての悩み相談に乗る子育て支援を担当していた経験もあり。6年間保育士として働いた後、未経験でWebライターの世界へ!保育士としての経験と知識を活かし、ママ・パパが楽しく子育てできるように子育て情報を発信します♪
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お子さんの食べ物の好き嫌いで悩んだことはありませんか?苦手な食べ物があるとちょっと心配になってしまいますよね。
お子さんの好き嫌いはそれぞれですし、まだ食べ慣れていないだけかもしれません。
今回の記事では、元保育士が「保育園では子どもの好き嫌いにどう対処していたか」「子どもの苦手な食べ物対策に、ママ&パパがどんな工夫をしているか」を紹介していきます。
372人のママたちに聞いたアンケート結果もあわせて発表します。
と悩んでいるママ&パパは少なくないでしょう。
babyco会員のママたちに行ったアンケート調査では、34%のママ&パパがお子さんの野菜嫌いで悩んだことがあるという結果が出ました。
子どもの好き嫌いに悩んでいるパパ&ママは、さまざまな工夫をしています。
アンケートで実際にどんな工夫をしているか聞いてみました。
野菜の好き嫌いについてのアンケート(babyco会員にメルマガで集計)N=372
トマト、なす、ピーマンなど、保育園の給食では、子どもの嫌いなものが出ることもあります。
そんなとき保育士がどうしているのかは、なかなか見えないものですよね。
不思議と
と言うママ&パパも多いものです。
そんな保育園では、好き嫌いに対してどんな対応をとっているのかをご紹介していきます。
まず、大前提として、食事は楽しいことであるということを伝えるのが食育の基本です。
例え食わず嫌いであったとしても、嫌いなものを無理に食べさせてしまうと、食事は楽しいものではなくなってしまうので、保育士は無理に食べさせることはしません。
その代わり
という声かけは必ずしています。
その子の気分によっては、ひと口だけがんばってみて「意外と食べられるな!」となって、その後も食べ進めてくれる子もいます。
無理には食べさせなくても、諦めずに声かけをすることは好き嫌いの克服に関して重要なことのひとつです。
人がおいしそうに食べているものは、おいしそうに見えるものです。
たいていの保育園では、同じ年頃の子どもたちとみんなで一緒に食事をとります。
お友だちが「おいしいね」と言って食べている姿を見て、自分も食べてみようかなという気持ちになる子も。
そのチャンスを逃さないように、保育士は
と誘いかけるようにしています。
家庭でも、この方法は取り入れられます。
ママ&パパがおいしそうにごはんを食べて、「○○ちゃんも食べてみる?」と声をかけると、気分によってはひと口食べてみてくれることがあるかもしれません。
好き嫌いの克服は根気が必要なので、チャンスがあれば、食べてみるように誘ってみてあげてくださいね。
保育園では、野菜を自ら育てたり、給食に使う野菜の型抜きをおこなったりと、食材に触れる機会を作っています。
みんなで一緒に育てたり、料理をお手伝いしたりした食材は、子どもたちにとっても特別なものです。
普段は絶対に野菜を食べない子でも、クラスで育てた野菜は食べられたという子を見たこともあります。
家庭でも買い物のときに子どもに野菜を選んでもらうなど、食材に触れる機会を増やすことで、食事に関心が持てるようになるかもしれませんね。
子どもの好き嫌いに悩んでいるパパ&ママは、さまざまな工夫をしています。
アンケートで実際にどんな工夫をしているか聞いてみました。
野菜の好き嫌いについてのアンケート(babyco会員にメルマガで集計)N=372
おうちだからこそ、お子さん一人ひとりに合わせた好き嫌いを克服するための方法ができるかと思います。
バランスのいい食事をとってもらうためにも、嫌いなものが少しずつでも克服していけるといいですね。
調理方法で工夫したいという方には、こちらの記事が参考になります。
CLICK▶︎子どもが野菜を食べないのは、なぜ?野菜嫌いの理由と工夫の仕方
アンケートではほかにも、お子さんの好き嫌い克服のためにいろいろな工夫をしているご家庭があったので、ご紹介します。
食べている音を聞いて当てるクイズをしています。
ママ&パパが食事を食べて、何を食べているか音で当てるクイズをするというアイデアです。
食事の場が楽しくなり、子どもも「本当にこんな音がするのかな」と興味を持って食べてくれそうですね。
最初は味をちょっとだけ濃いめにして、慣れてきたらだんだん素材の味が引き立つような薄味にしていってます。
最初はお子さんの好きな味付けを強調するお料理にして、だんだん味付けを薄くすることで素材の味に少しずつ慣れていってもらいながら苦手意識を克服する方法です。
おうちだからこそできる工夫であり、無理に食べさせることのない、いいアイデアですね。
次は、少しお手伝いができるような年齢、2歳以上のママ向けアイディアです。
調理を手伝わせてみたり、苦手な野菜の収穫を一緒にしてみたり。
食材に触れてみることは、好き嫌い克服の第一歩。知らないものを食べるのは、大人でも勇気がいりますよね。子どもも同じですので、まずは食材を知ってもらうことも大事です。
食材を知るために、自分で料理をしたり、苦手な野菜を収穫するというアイデアは素敵な発想ですね。
一緒に料理をするメリットはほかにも多くあります。
詳しくはこちらの記事が参考になりますよ。
CLICK▶︎台所のお手伝いは何歳から?「台所育児」のススメ
好き嫌いがあると、克服してほしくて、つい一生懸命になりがちですよね。
ですが、食事は楽しいと思えることが一番大切なことです。
苦手な食べ物の克服は焦らずに「いつか食べてくれるかな」と、長い目で見守っていくと食事時間を楽しむことができるはずですよ。
そして、苦手な食べものが食べられたときには、子どもの自信につながるので、たくさん褒めてあげてくださいね。
楽しい食事時間を過ごしていくことで、お子さんも食べられるものが増えていくことかと思います。 食事は楽しむものであることを念頭に、今回の記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。
イラスト/まおうやま
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