ママたちの家事のゆるっとおさぼりアイデア 〜行動編〜|家事のおさぼり応援します!②

ママたちの家事のゆるっとおさぼりアイデア
2020/09/28 2023/04/01 太田菜津美 太田菜津美

多くのママやパパが、毎日当たり前のようにこなしている“家事”。

座って待っていれば自動でおいしいごはんが出てくるのではなく、
洗濯かごに洋服をポイッと放りこんでおけば勝手にきれいになるのでもなく…。

家事を代わりにしてくれる妖精さんがいてくれたらうれしいですが、
家族の誰かが見えないところで日々がんばっているおかげで
気持ちよく過ごせていることを忘れずにいたいですね。

 家事と育児の両立、ママたちはどう感じてる?|家事のおさぼり応援します!①では、
● babycoママの約8割が、家事と育児をどちらもがんばることに疲れを感じている
● 約2割のママが家事を完璧にこなしたい派、約8割のママがほどほどでいいと思う派
● 得意な家事はあるけれど、好きな家事はないというママが多い
● ママだから家事ができるのではなく、苦手な家事も家族のためにがんばっている。パパも「できない、わからない」ではなく協力できることから始めよう

など、家事と育児の両立に対するママのリアルなホンネをご紹介しました。
また、「炊事」を例に、苦手または負担だと感じる理由をママとパパに聞いたところ、考え方に大きなちがいがあることがわかりました。

そして、家事をがんばりすぎてつぶれてしまう前に、おさぼりの考え方として
● 家事の具体的な「行動」のおさぼり
● 家事に対する「」のおさぼり

の2つを、babycoからご提案しました。

それでは、ママに負担の大きい家事とは具体的に何なのか?
大変だとわかっていても続けなくちゃいけない家事を、ママたちはどう乗り切っているのか?
babycoママたちに聞いた負担についてのホンネと、おさぼりアイデアをご紹介します。

ママのホンネを聞かせて!その1「ママとパパ、家事の負担はどちらが大きいと思う?」

家事の負担は ママとパパどちらが大きい


昔に比べて共働きの家庭が増え、家事や育児に協力的なパパが増えているように感じますが、ママとしては、まだまだ「ママの負担がとても大きい」「ママの負担が少し大きい」と感じる場面が多いようです。今回の記事では、“家事”が具体的にどのようなものかをイメージしやすいように炊事、洗濯、掃除と分けてお話ししていますが、“見えない家事”というのも存在します。
見えない家事というのは、トイレットペーパーが使い切ってあったら取り替える、シャンプーが減っていたら補充する、みんながよく飲むものを常にストックするなど、何気なく生活していたら変化に気づかないような、ちっちゃなことをととのえることです。
料理のように形として表れず、掃除のようにピカピカになるなど目に見えて変化がわかりにくいため、してもらったことに気がつきにくい家事ですが、このちっちゃなことに誰かが気がつき、ととのえてくれることで日々の生活が快適に過ごせるんです。じつは、この“見えない家事”が、ママにとってとくに大きな負担になっています。

家事の負担を感じるとき


どういう場面で家事の負担を感じるか?という質問をbabycoママたちに聞いたところ、見えない家事のほか、「炊事、洗濯、掃除などすべて家族の分をやるのが大変」「家事は休むひまがない」「家事で1日が終わる」などの理由が挙がりました。また、「ママがするものと思われている」「やっても感謝されない」「パパが協力的でない」など、パートナーが考える家事のイメージに対する負担もあるようです。「仕事もしているから」といった、共働きの家庭だからこそ感じる負担もあります。

食器の洗い方が雑だったり、床にホコリが落ちていたり、家事は気がつけば気がつくほど負担がどんどん増えていきます。育児も、赤ちゃんが泣いていたら気づいて応え、泣いている理由を考えて気づき…と、気がついてばかりです。周囲の人やようすの変化に気がつけるというのはとてもいいことですが、あまりにもママばかりが気がつきすぎると、心がドッと重くなってしまうかもしれません。ママの体や心の疲れには、いったい誰が気がついてくれるのでしょうか。
「がんばりすぎて疲れた…」と感じているママがいたら、「床にホコリが落ちているけれど、どうせ週末に掃除機をかけるから見て見ぬふり!」「服のしわがちょっとくらい残ってたって、どうせ着るんだしいいや!」と、“気がつく範囲”をちょっとくらいゆるめたって大丈夫。

ママのホンネを聞かせて!その2「ママにとって負担が大きいと感じる家事ってどんなこと?」

感謝の気持ち

多くのママたちに、家事の負担が大きくのしかかっているということがわかった上で、負担が大きい家事とは具体的に何なのか、理由とともに聞いてみました。

● babycoママがとくに負担だと感じる家事
・献立を考える…10.7%
・お風呂場の掃除…8.7%
・家族の食事作り…8.5%
・水回りの掃除…8.5%
・トイレの掃除…8.1%
・アイロンがけ…5.4%
・リビングの掃除…5.2%
・食器洗い…5%
・玄関の掃除…4.7%
・寝室の掃除…4.5%
・洗濯物をたたむ…4.4%
・離乳食作り…4.2%
・ゴミ出し…3.7%
・食材の買い出し…3.4%
・洗濯物を干す…3.2%
・洗濯物を取りこむ…3%
・子ども部屋の掃除…2.7%
・日用品の補充(洗剤など)…1.6%
・日用品の買い出し…1.5%
・洗濯物を洗う…1.5%
・赤ちゃん用品の買い出し…0.8%
・その他…0.5%
(その他のご意見…金銭管理、裁縫、郵便物の管理、ゴミの分別と管理、整理整頓 など)


● 負担だと感じる理由
〜炊事について〜
・もともと料理が得意じゃない
・料理のレパートリーが少ない
・3食+離乳食を作るのが大変
・家族みんなに味の好みがそれぞれあるから
・食費をおさえつつ、栄養の摂れる料理を考えるのが大変 など

〜洗濯について〜
・アイロンを出すのがもう億劫
・洗濯物をたたんでも子どもに崩されてしまう
・とにかく洗濯物の量が多い
・干すのは好きだけれどたたむのはきらい
・たたんでもすぐ着るのになぁ…と、ふと思う など

〜掃除について〜
・風呂掃除は体に負担がかかる
・掃除をしてもすぐに汚れて、きりがない
・お部屋を片づけても子どもが散らかす
・自分が汚したわけでもないのに、きれいにしないといけなくて不公平に感じる
・汚いところをさわりたくない など

※babyco「家事と育児」に関するアンケートより


どれも「うんうん、わかる!」とうなづけるものが多いように感じます。
妊娠中はにおいに敏感になる方もいらっしゃいますから、いつもならいい香り〜♪と感じる料理のにおいがきつく感じて、一時的に負担につながる場合もあるかもしれませんね。

今日から取り入れてみよう!babycoママに聞いた家事の“ゆるっと”おさぼりアイデア

おさぼりアイデア

それでは、みなさんお待ちかねのおさぼりアイデアをご紹介します!
最近は、高性能の機械やお金をかけて代わりに家事をしてもらうサービスもあり、そういった最先端のおたすけアイデアに頼るのも、お金事情が見合えばもちろんgoodですよね。ですが、babycoでは、今日から取り入れられるようなゆるいおさぼりアイデアをご提案したいと思っています。みなさんの生活スタイルに合わせて、取り入れられそうなアイデアがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

炊事についてのおさぼりアイデア

調理の工夫

・夕飯を多めに作り、次の日の朝食やお弁当に活用する
・お肉はまとめ買いをして下味をつけて、冷凍保存する
・ワンプレートや丼ものメニューにして、洗いものを減らす
・汁物を具だくさんにして、野菜やたんぱく質を一度に摂れるようにする
・圧力鍋を活用して時短
・火を使わず、レンジのみで調理できる方法などを積極的に取り入れる
・炊飯器で野菜をまとめてやわらかく煮る
・離乳食の手づかみ野菜は炊飯器でお米と一緒に炊く
・麺類、パンなど一品で済むものを作る
・赤ちゃんごはんは、離乳食を多めに作って小分けにし、冷凍保存
・市販の裏ごし野菜やベビーフードに頼る
・1日目はトマトスープを多めに作り、余ったスープを使って翌日にカレーを作るなど、“2日目アレンジ”がしやすい料理のレパートリーをいくつか持っておく
・野菜は買いもの後にできるだけ切って冷凍し、すぐ使える状態にしておく
・冷凍ごはんをたくさんストックする
・作りおきレシピを活用する

市販品やサービスの活用

・冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品、缶詰、お惣菜を利用する
・生協のミールキットを週に1〜2回利用する
・作りたくない日はピザやお寿司をテイクアウトしたり、お弁当を買ったりする
・下味つきのお肉など、「焼くだけ」「蒸すだけ」のものを買う
・大人ごはんは「温めるだけ」「解凍するだけ」など調理が簡単なものに頼る
・ハンバーグやぎょうざは成形してあるものを使う
・「○○○のもと」などの調味料を使う
・料理サイトを利用して献立の参考にする
・無洗米にする

負担を減らすいい考え

・まとめ買いをして買いものの回数を減らす
・お漬物やキムチなど、いちから作らなくていい副菜を数種類常備しておく
・一品は調理いらずのものを出す
・納豆、冷奴などの簡単なものも立派な一品と考える
・平日は簡単ですぐ作れるものにして、休日は片づけが大変でもちょっとがんばる
・子どもが寝ている間にできるだけのことはやっておく
・冷凍食品やレトルト食品をいざというときのために備蓄している(体調不良のときなど)
・空腹で泣いている赤ちゃんをだっこしながら、袋をやぶってミルクを作るのは大変なので、固形ミルクは買ったら袋から出して保存容器に入れる
・上の子が5歳くらいならば、おてつだいをお願いして一緒に家事をする。とくに料理は、少しおてつだいをするだけでも、自分が作ったからか苦手なものでも食べてくれやすい

洗濯についてのおさぼりアイデア

負担を減らすいい考え

・2〜3日くらいためて一気に洗う
・干したときの状態のまま、クローゼットにしまう
・赤ちゃんがうんちをもらしたり、食後に服を汚したりしたら、お風呂に入るときについでに手洗いする
・朝はバタバタするので、夜に洗濯して干し、朝は取りこむだけの状態にする
・洗濯ネットに入れて洗うものは、服を脱ぐときにネットに入れる
・できるだけしわにならないように伸ばして干す
・洗濯→干す→しまうの流れがなるべく脱衣所で済むように、脱衣所に干すスペースをつくる
・洗濯物をたたまずに、ハンガーからはずして直接着る
・干すスペースと脱衣所の往復を減らすために、洗濯の順番を工夫する
・よく着るものはたたまず、大きな箱にほおりこむ
・子ども用と大人用で分けて干すと、たたんで片付けるときの仕分けがスムーズ

便利グッズやサービスの活用

・Tシャツが干しやすいハンガー、洗濯物がはずれやすいピンチなどの便利グッズを使う
・汚れを見つけたら泡スプレーをかけておく
・アイロン不要の服を選ぶ
・色うつり防止シートを使って、色柄ものも一緒に洗う
・洗剤いらずの洗濯グッズを使って、洗剤を入れる手間を減らす
・天気の悪い日はコインランドリーを活用する
・いい香りの柔軟剤で気分を上げる

掃除についてのおさぼりアイデア

便利グッズやサービスの活用

・お菓子の食べこぼしなどは、いちいち掃除機を出さず粘着クリーナーで取り除く
・テーブルの汚れを見つけたらすぐに拭けるように、除菌シートをそばに用意
・座ったままでも掃除できるように、ハンディータイプのモップや粘着クリーナーを近くに置いておく
・子どもも片づけやすいように、かごや透明のボックスなどわかりやすい収納をする
・重曹、セスキ、クエン酸などを常備して、汚れの種類によって使い分ける
・そうじグッズをしまいこまず、すぐに使えるところに置いておく
・ティッシュや除菌シートを使ったら、そんなに汚れていなければついでにほかの場所も拭く
・お金事情が見合えば、おそうじロボやコードレスの掃除機がとても便利
・不要になったものはフリマサイトやリサイクルショップで売り、お小遣い稼ぎ

負担を減らすいい考え

・気がついたときにハンディータイプのフロア用掃除道具で掃除し、掃除機は週末だけ使う
・見て見ぬふりをする
・ホコリがかぶるので、おもちゃ箱などはフタつきのものにする
・ものの定位置を決める
・ものを床に置かないようにする
・朝の元気なうちに掃除する
・離乳食で汚れたタイミングで、いきおいで一気に掃除する
・ごみ箱を一か所にする
・全部きれいにしようとせず、「今日はここ」と決めてほどほどに行う
・髪の毛等のごみは、気がついたら立ったついでにごみ箱へ捨てる
・歯磨きついでに洗面台の掃除など、気づいたときに「ながら掃除」する
・燃えるごみの日だけ掃除する
・大人も子どもも、日中どんなに散らかしても寝る前にはおかたづけする習慣を作った
・子どもと遊びで草むしりや落ち葉拾いをして、お庭の手入れを楽しんでいる。室内でも、ごみを見つけたり空の食器を見つけたりすると、すぐ片づけるようになった
・お風呂掃除はお風呂から上がるときについでにする


ご家庭ごとに、ちょっとしたおさぼりアイデアを上手に取り入れながら、ママたちは日々がんばっているんですね。
子育てをしながら家事もまんべんなくこなすのは、どんなにがんばりやのママでも、いつか心が苦しくなってしまいます。「まる一日何もしない」というのは難しいかもしれないけれど、ほどよく肩の力を抜きながら、みんなで一緒にがんばっていきましょう。

イラスト:平澤 南

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