元高校教員で、現在はフォトグラファー・ライター。 3歳の娘を育てる父で、子どもの顔写真を毎日撮影するプロジェクトを実行中。 ブログ『23時の暇つぶし』 では、娘の成長記録をパパ目線で発信。
子どもが大きくなったときに「記念に残る子どもの写真のアイデア」をパパカメラマンがご紹介します。
我が家の娘は4歳になりましたが、これまでにたくさんの写真を撮影してきました。
4歳になった今だからこそ振り返る、『子どもが幼いうちに撮影しておいたら記念に残る写真のアイデア』です。
元高校教員で現在フォトグラファーの宗玄さんが、パパ目線で子育てについて考えていく連載『宗玄さん家の普通だけれど特別な日々』第16回。
娘が0歳や1歳の頃の写真をときどき見返すことがあるのですが、改めて写真で振り返ると、子どもの成長速度には本当に驚かされますよね。
赤ちゃんだった頃の写真を眺めていると、二度と戻ってこない瞬間を撮影していてよかったと実感します。
たくさんの写真の中でも『この写真は撮っておいてよかった!』と思える写真がいくつかあるんですよね。
読者の方も、子どもがお腹のなかにいるマタニティフォトを撮った方は、撮っておいてよかったと思うこともありますよね?
幼い子どもを育てている親御さんは今しかないチャンスを撮影してあげてください。子どもが大きくなったときに、一生記念に残る子どもの写真になりますよ!
今回の記事では、子どもが成長した時に見返すとうれしくなる、子ども写真のアイデア10選を紹介します。
記念日や旅先で写真を撮ることは多いかもしれませんが、日常にこそ振り返った時に「撮っておいてよかった!」と思えるシーンがあるものです。
<幼い子どもの写真を撮るときのコツ>
■ 小さな子どもの特性を活かした写真
■ 親子の当たり前の日常を撮影した写真
■ 子どもが毎日食べたり、遊んでいたものの写真
■ 子どもができなかったことが、できるようになった時の写真
などの観点から写真を撮影すると、子どもが大きくなって見返した時によろこびが大きくなりますよ!
ミルクを飲んでいるのは子どもが幼い時だけなので、子どもがミルクやおっぱいを飲んでいる写真はぜひ撮影してください!
<撮り方のコツ>
哺乳瓶を手前の構図で撮影すると、顔の小ささがよくわかりますね。
子どもにとって『初めて』はたくさんありますよね。
この写真は、『子どもが初めて大笑いしたとき』の写真です。
『初めて』の写真があることで、僕と妻はずっとこの時のことを懐かしんで語れます。
“初めて” 写真のおすすめシーン
・寝返りをした!
・座った!
・ハイハイした!
・立ち上がった!
・歩いた!
子どもにとっての初めての瞬間が訪れたときは、ぜひ写真に撮りましょう。
子どもが泣いている時には、泣き止むようにすぐに対応してあげたくなるかと思いますが、一度立ち止まって写真を撮ってみてください。
ちょっと可愛そうな気もしますが、子どもが泣いている写真はあまり撮らない人も多いはず。
何回も撮らなくていいので、ときどき泣いた顔を撮影して、子どもの喜怒哀楽を写真に残してあげてください。
泣き顔写真を撮る時の注意点
・怪我など安全に関わるシーンでは撮らない
・しかった後は撮らない
・いいシーンが撮りたいからと必要以上に時間をかけない(きっとまたチャンスはあります!笑)
子どもの手足は本当に小さくて可愛いですよね。
0歳、1歳、2歳と絵の具を使って手形の写真を撮影すると、更に成長がよくわかりますよ!
<パーツ写真の撮り方のコツ>
大人の手と比較した写真を撮影すると、子どもの手足の小ささもよくわかるので、大人と一緒に撮影するのもいいですね!
子どもが毎日食べている食事も、後々振り返ると、こんな食事をしていたなあと懐かしくなります。
食べさせている間は当たり前ですが、子どもが4歳になった今振り返って眺めると、懐かしいの一言。
娘の場合は食後に注射器を使ってシナジスの薬も飲んでいたので、そういったことも記録として残しておくと、振り返ったときに思い出になりますね。
<料理写真の撮り方のコツ>
・定期的に撮る時は、いつも同じアングルで撮るといいですよ。
・離乳食など、ペースト状のものなどが多い時期は、料理に寄った写真よりも真俯瞰(真上)から全体像を撮るのがおすすめです。
子どもの写真を撮ろうとすると、ついつい子ども1人の写真を撮ってしまいがちですが、親子の関わりの様子を撮影すると、その時の記憶が蘇るのでオススメです。
絵本を読んだり、沐浴をさせたり、オムツを替えたり。
今は当たり前の時間でも、子どもが大きくなって振り返ると「ああ、こんなことあったなあ」と思うことばかりなので、親子の関わりの様子を写真に撮っておくのは特にオススメです。
子どもが言葉を話し始めると、子どもならではの感性をもった言葉をたくさん話してくれます。写真を撮影することで、その時の子どもの言葉や情景を思い出すことができますね。
「なにが見えるの?」「くさ!」
「ほかには?」「かぜ!」
僕は今でもこの時の瞬間をハッキリと思い出せます。
子どもならではの言葉を聞けたときは、その場の写真を撮影しておくことをオススメします!
赤ちゃんが親をじっと見つめる瞳も撮ってあげてほしい写真です。
淀みのない瞳とは、まさにこのこと。
よく見ると、カメラを構えている僕が、娘の瞳に写っているのがわかりますね。
子どもからはどんな風に見えていたんですかね?想像したくなります。
子どもは悪気なくティッシュを何枚も取ったり、壁にクレヨンで落書きしたりしてしまって、「あちゃ〜」と思うこともよくあるのですが、そんな時は諦めて写真を撮りましょう。現行犯の証拠写真です。
大きくなったときに、「こんなことしてたんだよー」と言って、みんなで笑い合える写真ですね。
子どもは「え、どうして?」という不思議な行動をとるものですが、そんな子どもならではの不思議な行動も面白がって写真を撮っておくといいですね!
ふと気がつくとオムツ姿のままベランダで読書をしていたり、段ボール箱の中に入っていたり、摩訶不思議なポーズをとっていたり…。
子どもの不思議な行動は突然やってきます。写真に撮って後で見返すと笑えますよ。
以前の記事でも書きましたが、僕は子どもが赤ちゃんの時から4歳になった今でも毎日、娘の顔写真を撮影しています。
毎日同じ構図で撮影することで、1年が経ったときにはたくさんの写真がたまっていて、子どもの表情の変化がよくわかるのが面白くて続けています。
今の当たり前の瞬間を残すという視点でも、オススメです。
詳しくは『カメラマンパパが実践している赤ちゃん写真の撮り方、伝授します』を読んでみてください!
子どもは気がついたときには大きく成長しています。
顔や体の大きさだけでなく、表情や行動や言葉も気がつくと変わっていて、振り返った時には二度と戻ってこない瞬間に変わっています。
子どもが4歳になった今だからこそ確信できますが、子どもが幼い頃に撮影した写真や動画はずっと大切な写真になります。
後々振り返ったときに、一生の宝物になるような子どもの写真を撮影してみてはいかがですか?
カメラをもって、子どもの今しか見せない瞬間を撮影してみてください!
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写真/宗玄浩