北海道札幌生まれ東京育ち。夫、娘と犬1匹の家族。大学卒業後沖縄県とディズニーホテルでの勤務を経て、夫と一緒に山梨県へ移住しキャンプ場で働く。現在は退職し、静岡県在住。旅行が好きで、特にハワイと沖縄が好き。夫の影響でキャンプをし始め、ハワイでキャンプをしたことも。旅行や育児、アウトドア、防災など、様々なジャンルのライターを経験。現在は、育児をしながら、ライターや企業のオンラインサポート業務をしています。
ミルクの第2ステップとして存在する、フォローアップミルク。
さまざまなフォローアップミルクについての情報が飛び交う中で、育児に取り入れてもいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際にフォローアップミルクを3ヵ月間使用している私の体験を交えながらフォローアップミルクについてご紹介します。
フォローアップミルクを取り入れるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもフォローアップミルクとは、どのようなものなのかご紹介します。
<フォローアップミルクとは?>
育児用ミルクが母乳の代用として作られた製品であるのに対し、フォローアップミルクは牛乳の代用品として作られている製品です。
フォローアップミルクの栄養素は、牛乳だけでは不足してしまう鉄分やビタミン、DHAが含まれているだけでなく、牛乳で過剰摂取となるたんぱく質やミネラル成分が減らして作られています。
CLICK▶︎管理栄養士・看護師ママに聞きました!フォローアップミルクはいつから?本当に必要?牛乳の代わりになる?
メーカーによってさまざまな特徴がありますが、
鉄分不足のことについてとことん考えられた雪印ビーンスタークや、
鉄分+ビフィズス菌まで配合された森永乳業のチルミルなど、赤ちゃんに不足しがちな成分を補うこと、たんぱく質などの過剰摂取にならないようにという両方の視点から考えられています。
味はミルクと同様に甘みがあり赤ちゃんが飲みやすい味になっていて、対象が生後9ヵ月頃〜3歳頃までと幅が広い点も特徴です。
と、疑問に思われている方も多いと思います。
実際に私自身も使用するまでは、フォローアップミルクについてさまざまな意見が存在していることを知っていたので、子どもにとって本当に必要なものなのか、本当に与えていいものなのか不安や迷いがありました。
そして、今思う答えは・・・
「必ずしも必要ではないけれど、私は使って安心できた」
ということです。
生後9ヵ月以降に離乳食が順調に進み、離乳食で十分に栄養が取れていたり、離乳食と併用で母乳やミルクをあげ続けている場合には、無理にフォローアップミルクを取り入れる必要はないとされています。
「赤ちゃんが順調に育っている」
重要なのは、このキーワードです。
離乳食の食べっぷりだけでは判断することが難しいので、体重と身長が問題なく成長しているのかを1つの判断基準に、フォローアップミルクを取り入れるかどうか検討してみてください。乳幼児検診やかかりつけのドクターに相談してみるのもいいですね。(私も病院の先生に相談しました!)
では、必ずしも必要とされていないフォローアップミルクを、どうしてわが家で取り入れたのか?
ですよね。
前述した「体重と身長が問題なく成長しているか」で考えた際に、私の娘は1歳の時点で身長が一般的な成長曲線より少し下でした。
もともと小柄で生まれたこともあり、少し成長がのんびりしています。
ミルクは混合から始め、生後7ヵ月から完全にミルクへ切り替わっていたわが家。
1歳前後で母乳やミルクを卒業し始める子も多いという情報を聞いていたので、ミルクもそろそろ卒業かな? という気持ちもありました。
病院の先生に相談したところ、
母乳やミルクは2歳頃まで飲む子もいて、小さめの子だったらまだミルクをあげても問題ないですよ
とのこと。
その頃には離乳食も順調に進んでいたので、これを機にミルクからフォローアップミルクへ切り替えることに決めました。
現在1歳3ヵ月となった娘ですが、現在もフォローアップミルクを飲んでいます。
◆生後7ヵ月から混合ミルクから完全ミルクに
◆1歳を迎え、ミルクをフォローアップミルクへ変更
・お風呂あがり〜寝る前に120ml
・たまに昼間に120mlあげることもあり(お出かけ時に利用するなど)
1歳3ヵ月になってから身長と体重を測ったところ、平均より小さかった身長が成長曲線の中に入っていました。
1歳を過ぎてから食べられるものも増えてきたので、今あるフォローアップミルクが無くなったらあげるのをやめる予定です。
やめるタイミングは、皆それぞれ。
わが家の場合ですが、ミルクは夜のお風呂上がり〜寝る前にあげることが1つのルーティーンとなっていて、ある日試しにフォローアップミルクを牛乳に変えてみたところ、問題なく飲んでいました。
このことがフォローアップミルクを卒業する決め手となり、今に至ります。
フォローアップミルクでは栄養を補える点が、私の子育てを進める上での安心材料となりました。
離乳食作りが得意ではない私の場合は、精神的にも助けられたように感じます。
フォローアップミルクを使用する上で懸念していたマイナス情報は、実際に取り入れている中で解消されました。
具体的にご紹介します。
・離乳食が進まなくなる?!
▶︎フォローアップミルクを与えるタイミングを限定していたので、問題なく離乳食を進めることができました。
・虫歯のリスクがある?
▶︎成長がゆっくりだった為、歯が生え始めるのも遅め(1歳2ヵ月ごろ)でした。
これはフォローアップミルクに限らず、歯を磨く習慣をつけることで解消されます。
・コストがかかる?
▶︎フォローアップミルクは通常のミルクよりも安価なため、完全ミルクで育てていたわが家の場合は、逆にコストが下がりました。
完全母乳育児をされている方がフォローアップミルクへ切り替える場合は、追加でコストが発生してしまいますが、通常のミルクと違い、フォローアップミルクを毎食メインであげるわけではないので、減りが少ないです。
・牛乳を飲まなくなる!?
▶︎我が家の場合は、いきなりフォローアップミルクから牛乳に変わっても問題ありませんでした。
いずれミルクから牛乳に切り替えたい場合は、フォローアップミルクをあげるタイミングで試しに牛乳をあげて様子を見るのがおすすめです。
今回の記事では、フォローアップミルクについてご紹介しました。
フォローアップミルクに限らず、育児は子ども一人ひとりそれぞれ違うもの。
もちろんほかのママさんからのお話を聞いて参考になることもありますが、ほかの子と自分の子を比べて一喜一憂していては勿体ないです!
フォローアップミルクについてもさまざまな情報がありますが、実際に取り入れてみて子どもの栄養が補われるだけでなく、母親の気持ちの面でもプラスに補われるものがありました。
フォローアップミルクはお試しで少量の物から販売もされているので、気になる方はぜひお試しから始めてみてはいかがでしょうか?
私の体験が少しでもフォローアップミルクを検討しているママのお役に立ちますように。
【関連記事】
CLICK▶️フォローアップミルクはいつから?本当に必要?ミルク(牛乳)の代わりになる?【管理栄養士・看護師ママに聞きました!】
CLICK▶️【保育士による徹底解説】フォローアップミルクの飲ませ方〜成長別4つの方法