絵本の読み聞かせは効果があるの? はじめるタイミングと5つのポイント

絵本の読み聞かせは効果があるの? はじめるタイミングと5つのポイント
2024/07/30 2024/07/30 babyco編集部 babyco編集部

知育には絵本の読み聞かせがいいってよく聞くけど、実際にどんな効果があるの?と気になるパパママさんも多いのではないでしょうか。

今回は、絵本の読み聞かせの具体的な効果についてお話しします。

絵本の読み聞かせはどんな効果があるの?

多くのご家庭で絵本の読み聞かせをしていますが、実際にはどんな効果が期待できるのでしょうか。

想像が広がる

絵本の世界を想像する赤ちゃん

子どもたちの想像力を豊かにするのに、絵本はぴったりです。

絵本には、大人でも不思議だなと思うようなストーリーやシーンがたくさんありますよね。そんな非日常的な内容が子どもの想像力を高めてくれます。

また、穴が開いていたりなどの仕掛けのある絵本は、次の展開がどうなるかを想像できるので子どもの好奇心をくすぐります。読み聞かせだけでなく、体験型の絵本も楽しめますよ。

ただし、月齢や年齢の成長に合った絵本を選ぶようにしましょう。登場してくるものの名前も行動もわからないのに、いきなり壮大なファンタジーを読んでも、赤ちゃんはわからないですよね。

たとえば、「バナナ」なら、色は黄色で、甘くて、食べると美味しくて、嬉しくなる。など、バナナの実体験から連想も想像もできるようになります。

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言語力が高まる

私たちは知らない間に言葉を覚え、いつの間にか使いこなせるようになっていましたよね。
それは、日常的にパパママや周りの人たちの話す言葉を聞いて、真似して使ってきたからでしょう。

絵本も同じで、新しい言葉との出会いの場でもあります。

絵本は子どもの年齢に合わせて、子どもが覚えやすく発しやすいように単調でくり返す言葉を使っています。

たくさんの絵本にふれることで多くの言葉とも出会え、絵を通してその意味や使い方を知るでしょう。やがて、年齢に合わせてこなれて使えるようになり、自然に話したり使ったりできるようになります。

集中力が高まる

絵本に読む子ども

絵本は、子どもの集中力にもいい影響を与えるといわれています。

興味のある絵本はとくに、子どもは集中して聞いてくれます。

乳幼児期から絵本とふれあうことで、学校や幼稚園に通う時期がやってきたときに、人の話を集中して聞いてくれる子になってくれるかもしれませんね。

気持ちが安定する

読み聞かせをするママ

絵本の読み聞かせは、パパやママとお子さんが心を通わせる大切な時間です。

絵本を読むときの、ママパパの温かい声や優しい態度は、お子さんを自然とリラックスさせ気持ちを落ち着かせてくれます。

さらに、絵本の中のキャラクターたちがどんな感情を抱いているかを一緒に考えることで、お子さんは自分の気持ちを理解しやすくなり、感情を上手にコントロールする力も身につけやすくなります。

コミュニケーションがとれる

絵本の読み聞かせのメリットのひとつに、子どもとのコミュニケーションをさらに深められることがあげられます。

たとえば、絵本を見ながら「なぜこうなるの?」「こうなったらいいな」と子どもが自発的に考え、パパやママに話しかけてくれます。

子どもが新しい発見をして、それを共有するという体験を生み出してくれます。

 

絵本の読み聞かせはいつからはじめるべき?

考える夫婦

絵本の読み聞かせは、

できるだけ早く始めた方がいいの?
 

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

一般的に、絵本の読み聞かせは赤ちゃんが反応を示しやすくなる生後5ヵ月くらいからと言われていますが、生後5ヵ月より前に読み聞かせをしても、マイナスになることはありません。

お腹の中にいるときから読み聞かせをしているママパパもいます。絵本はママパパのこころにも響くものがあります。絵本は子供のものと決めないで、ママパパが読んでみましょう。発見がたくさんありますよ。

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絵本の読み聞かせをする際のポイントは?

絵本の読み聞かせをする場合、気を付けたいポイントがいくつかあります。

絵本を読み切るまで親から質問はしない

絵本の読み聞かせをしていると、子どもがどう考えているのか気になり、つい質問したくなりますよね。

でも、読み聞かせの途中で質問するのはあまり推奨されていないそうです。
子どもは絵本に集中しているので、質問するとその集中力が途切れてしまうこともあります。

読み終わったあとに、もう一度そのページを開いて絵を見せながらゆっくり質問したり、お子さんが途中で飽きてしまったら気分転換できるように質問してみたりなど、お子さんの様子を合わせて対応してみてください。

感想はあまり聞かないようにする

絵本の話をする子ども

絵本の読み聞かせが終わると、内容について感想を聞きたくなりますよね。
でも、無理に感想を求めると、子どもが混乱することがあります。

子どもは絵本の内容を頭の中で一生懸命考えています。
その段階で感想を聞くと、自分の中の気持ちがまとまらず、混乱してしまうかもしれません。

子どもが自分から感想を言ってくるまで待つか、タイミングを見計らって聞くようにすると、よりコミュニケーションが深まりやすくなります。

お子さんによっては、すぐに「おもしろかった!」と反応してくれることもあるので、その時はぜひ内容を深めてあげてくださいね。

ゆっくり落ち着いたトーンで読み聞かせる

早すぎるペースで読むと、子どもは理解できずストレスを感じてしまうかもしれません。

絵本の読み聞かせは、子どもに合わせたトーンで進めることが大切です。

優しく、ゆっくりしたペースで読み聞かせをすると、子どもも集中しやすくなると思います。

もちろん、絵本によってはスピーディに読んだほうが面白くて、子どももわくわくしてくるでしょうから、かならずしも優しく&ゆっくりペースが正解とは言えません。そのときの子どもの様子を見ながら、読んでみましょう。

とはいうものの、絵本に書いてある言葉を普通に読むだけでも、子どもは楽しめますので、あまり考えすぎなくても大丈夫です。

子どもが嫌いな絵本を無理やり選ばない

絵本を選ぶ子ども

絵本を選ぶとき、パパやママが主体で決めることも多いですよね。

表紙のイラストが素敵なもの、自分が子どもの頃に読んで好きだったものなど、選ぶ理由は理由はいろいろあります。
でも、その絵本が子どもにとって好印象かどうかはわかりません。

できれば、子どもと一緒に相談しながら選ぶと良いでしょう。

また、子どもがその絵本を嫌がったり、あまり興味をしめしてくれなかったときは、別の絵本を試したり、その日の絵本あそびをやめてみるといいでしょう。

急にアドリブを入れない

絵本のなかには、単純なストーリーですぐに読み終わってしまうものもあります。

親は、子どもにもっと楽しんでもらおうと、アドリブを加えたくなることもあるかもしれません。
でも絵本は、どんなに短く短調なお話だったとしても、子どもを引きつける魅力がたっぷり詰まっていますし、おうちの方など大好きな人とのあそび時間なので、基本的に子どもにとっては楽しいことが多いでしょう。

まずはそのままゆっくり読むことをおすすめします。

読む前や読んでいる途中で子どもの機嫌が悪くなったり、飽きはじめたりした時は、工夫を加えてみるのもありですが、無理に絵本を読まなくてもいいんです。

アレンジを加えるのなら、子どもの様子をみながら、また興味に合わせて少しずつ行ってみてください。

まとめ

絵本の読み聞かせには、子どもがまだ知らないものやことと出会う場です。また大好きなママパパの近くで優しく声をかけてもらえて、とっても心地の良いものなので、積極的に取り入れてみることをおすすめします。

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