赤ちゃんが泣き止む⁈正しい抱き方&失敗しない抱っこひも選び

正しい抱き方
2020/06/28 2024/01/14 babyco編集部 babyco編集部

「小さくてこわれそうで抱っこが怖い」、「首の支え方がわからない」など、
新米ママ&パパさにとって新生児の赤ちゃんの抱っこは不安に思うものです。
赤ちゃんにとってママとパパの抱っこは一番安心できる場所。
でも、抱っこに不慣れでぎこちないと、グズったり不機嫌になってしまうことも…。
そこで今回は、赤ちゃんが安心できる正しい抱っこのコツと注意点をご紹介します。
合わせて、抱っこひも選びもぜひ参考にしてみてくださいね。

新生児が安心できる正しい抱き方は?

安心できる正しい抱き方

新生児の赤ちゃんの抱き方は「横抱き」と「縦抱き」の2種類があります。

どちらも大切なポイントは、

首を支える
体を密着させる
背中が丸くなるようにする

の3つ。
正しい抱っこのコツを覚えて、赤ちゃんが安心してくれる安全な抱っこを心がけましょう。

新生児抱っこの基本!横抱きのコツと注意点

首がすわるまでの新生児は「横抱き」が基本です。

赤ちゃんが自分の力で支えられない首と頭を大人がしっかり支えてあげることで安定しやすく、まだ関節の柔らかい赤ちゃんの体に負担がかかりません。

<首がすわるまえの抱き方の基本>

1)突然抱き上げるとビックリしてしまうので抱っこの前には赤ちゃんに優しく声をかけましょう。

2) 赤ちゃんの頭の下に手をそっとさし入れたら首から頭にかけてしっかり支えます。

3) もう一方の手を、お尻の下にさし入れます。おまたの間から手を入れた方がより安定して安心です。

4)赤ちゃんを 腕のなかに包み込むように自分の体に密着させ、ゆっくりと抱き上げます。

横抱き抱っこのコツ

ママのお腹ので赤ちゃんは背中を少し丸めたCカーブの姿勢で過ごしていました。なので、背中を包むように抱っこし、密着してママの心臓の音が聞こえるようにしてあげると、お腹のなかにいたときのように安心して気持ちよく寝てくれますよ。

横抱き抱っこの注意点

首すわり前の赤ちゃんは頭を持ち上げるとき、首がまだ不安定でグラグラしてしまうのでしっかりと首と頭を支えてあげましょう。

首すわり前はNG?縦抱きのコツと注意点

首がすわる前までは「縦抱き」はNGと思いがちですが、首と頭をしっかり支えてあげれば縦抱きもできます。ミルク後のげっぷをさせるにも必要な抱き方ですし、長時間の横抱きで腕が疲れた時に縦抱きの方法も覚えておくと良いですよ。

<縦抱きの基本>

1)横抱き同様、抱っこの前には声をかけましょう。

2)赤ちゃんの脇の下から手をさし入れ首を支えます。

3)もう一方の手でお尻の下に手をさし入れます。

4)自分の体を赤ちゃんに密着させながらゆっくりと抱き上げます。

縦抱き抱っこのコツ

新生児の脚はM字型に開きます。3ヶ月ごろまでは股関節脱臼も心配ですので、無理に足を伸ばさず自然に脚を広げ、膝が曲がった状態の「コアラ抱っこ」をしましょう。赤ちゃんがママの胸にしがみつけるように密着させ、頭部とお尻をしっかり支えてあげると良いですよ。

縦抱き抱っこの注意点

正しい抱き方をしていたとしても、新生児の赤ちゃんはまだ骨格がしっかりしていないので長い時間の縦抱きは体への影響が心配です。新生児の縦抱きは一時的なものとして、短時間にとどめましょう。首がすわったら長時間の縦抱きもOKです。

腱鞘炎に注意!腕換え、抱き下ろすときのポイント

腱鞘炎に注意

新米ママに起こりがちなのが、長時間の抱っこによる腕の痛み。痛みをガマンして抱っこを続けていると「腱鞘炎」になってしまいます!腕が疲れてきたときには、左右の腕を換え、出来るだけ片方の腕に負担がかからないようにしましょう。また、抱き下ろす際の基本とコツも覚えておくと良いですよ。

\授乳の時の抱き方のコツ/
CLICK▶︎赤ちゃんが飲みやすい&ママが腱鞘炎になりにくい抱き方

左右抱き換えは大切。安全にできるコツと注意点

腱鞘炎にならないためにも、左右の抱き換えは大切です。

赤ちゃんを落とさないように、しっかりと抱き寄せて行ってくださいね。

1) 抱っこ中、赤ちゃんのお尻を支えている手をスライドさせ首と頭を支え、頭を支えていた方の手でお尻をしっかり支ます。

2) お尻を軸にして、首と頭をしっかり支えながら赤ちゃんをゆっくり反対側へ回します。このとき、赤ちゃんのお尻はママの体にしっかりつけて回しましょう。

3) 反対の腕に頭を乗せしっかり抱き寄せたら、抱き換え完了です。

赤ちゃんを起こさずに抱き下ろすコツは?

赤ちゃんを抱き下ろすときの基本は「①お尻→②背中→③頭」の順にゆっくりと下ろしていきます。体全体を一度に下ろそうとしたり、頭から下ろすのは危険です。ゆっくり順番を守って抱き下ろしてください。

1) 腕で支えていた頭を手のひらまでずらします。

2) お尻を支えている手を股の間に入れます。

3) お尻から背中、頭の順番にゆっくりと下ろしたら、支えていた手をゆっくり抜きましょう。

ママの体にも負担がかからないように、抱き下ろすときには腰を曲げるのではなく、ひざを曲げて全身を使ってやさしく下ろすようにしましょう。

抱っこのしすぎはダメ?「抱き癖」がつくって本当?

抱き癖

「抱っこのしすぎると抱き癖がつく!」と周囲に言われ、気にしているママもいるかもしれませんね。しかし、「抱き癖」はひと昔前の考えで、実際はたくさん抱っこしてあげた方が赤ちゃんの心が安定して、自立も早くなると言われているんです。

抱っこはたくさんしてあげよう。抱っこは赤ちゃんの心の栄養です!

抱っこは、泣いたときにすぐ受け止めてもらえるという経験となり赤ちゃんとの信頼関係を築いていきます。ママとパパの抱っこだけでなく、祖父母や保育園の先生など、たくさんの人から抱っこされることでさまざまな刺激となり、発達を促していくんです。だからと言って、必ず抱っこしないと信頼が深まらないということではないですよ。

「抱き癖がつくのが嫌だから抱っこしない!」と気にしすぎることなく、赤ちゃんの要求に応えてたくさん抱っこしてあげてくださいね。

赤ちゃんの抱き癖についてさらに詳しく知りたい方はこちら
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抱っこ紐を選ぶ基準は?種類別の特徴と先輩パパママの口コミ

先輩ママの口コミ

密着感があり、ママもベビーも安心できる抱っこひもは日常生活で大活躍するアイテムです。でも、たくさんあって何を基準に選んでいいかわからなくなってしまいますよね。抱っこひもの種類と先輩パパママの声をご紹介します。

安定感バツグン「抱っこひも」タイプ

「抱っこひも」タイプには、新生児から使える「横抱きタイプ」、首が座ってから使える「縦抱きタイプ」、また、赤ちゃんの視界が広がる「前向き抱き」があります。

成長に合わせて何通りも使える多機能な抱っこひももありますので、お店で試着して選んでみるのがオススメです。

いつから使える?

使用月例、タイプもさまざまな「抱っこひも」タイプは、いつから使いたいのか、どのような機能が欲しいかを基準に選ぶといいでしょう。

先輩パパママが選んだ理由

新生児のうちはあまり外出することがなかったので、前向きでも使える「縦抱きタイプ」の抱っこひもを購入して首がすわったころから使用しています。
パパと一緒にお出かけするときはパパが抱っこしてくれるのですが、前向きにして抱っこすると手足をバタバタしながらキャッキャとよろこんで外の景色を楽しんでくれています。前向き抱っこができると、同じ目線になれていいですね。(ちかママ/愛媛県)

まずは、新生児から使える基本タイプは1本もっておきたいのでこれは必須アイテムでした。もう少し大きくなったら、2本目も検討するつもりです。「抱っこひもタイプ」を選ぶときは、夏の暑い時期のことも考えて通気性のよいものを。赤ちゃんは思っている以上に抱っこひものなかで暑い思いしているみたいですよ。(ともみママ/千葉県)

赤ちゃんを包み込む「スリング」タイプ

布で赤ちゃんをすっぽり包んで抱っこする「スリング」は、ママのお腹のなかにいたときのようなCカーブ姿勢になれるため、赤ちゃんが安心してよく眠ってくれます。授乳ケープ代わりにもなり、コンパクトに収納できるから持ち運びにも便利です。

ただ、肩に重さが集中してしまうので、肩ひもは幅広くクッション性のあるものを選ぶと◎。着脱が難しいという声も聞かれますので、お店で試してから購入すると良いでしょう。

いつから使える?

新生児から使用が可能です。ですが、ママに密着して使うため窒息には十分注意してください。首すわり前の赤ちゃんは自力で首を動かすことができないので、スリングに包まれた赤ちゃんの様子は常に気を配る必要があります。

先輩パパママが選んだ理由

プレママの時期に購入し、新生児から使用しています。最初は着脱が難しかったけど、何度か練習したら慣れました。ママ友におすすめするときは「万が一赤ちゃんが落ちないようにちゃんと気をつけてあげてね」とひと言添えていますが、新生児の時期はスリングでよく寝てくれたので、家の中でも重宝したというと、ママ友もみんな欲しがります(笑)。今は、長時間お出かけは「抱っこひも」タイプ、ちょっとしたお出かけには「スリング」タイプと使い分けています。(かなママ/東京都)

快適な抱っこ「ヒップシート」タイプ

「ヒップシート」は、ウエストベルトが台座に付いていて、腕や肩に負担なく赤ちゃんを抱っこできるようサポートしてくれるアイテム。ウエストポーチ型の「腰巻タイプ」、ショルダーバック型の「肩掛けタイプ」、抱っこひものような「抱っこひもタイプ」の3種類に分けられます。

「腰巻きタイプ」、「肩掛けタイプ」は赤ちゃんが落ちないように常に支えておく必要があるため長時間の抱っこ向きではなく、サブの抱っこひもとしての使用がオススメです。

いつから使える?

抱っこひもタイプなら1ヵ月から使えるものもありますし、タイプによって3ヵ月〜(首すわり後)、7ヵ月〜(腰座り後)とさまざまです。歩きはじめた1〜2歳は、抱っこの繰り返しが多くなるため「腰巻タイプ」がオススメ!

先輩パパママが選んだ理由

歩いては「抱っこ!」、抱っこしては「歩く!」の繰り返しの、「ぼくのやりたいようにやる!」という時期に入り、「ヒップシート」タイプの抱っこひもを購入しました。子どもを乗せたり、下ろしたりが簡単にできるうえ、腰で支えるので抱っこが楽になりお散歩も楽しめるようになりました!(はるかママ/福島県)

いま、一番ほしいのが、このタイプ! 肩こりがひどいので、ほかのタイプでは子どもが重たくなってきて不安で。。。(まゆみ/名古屋県)

大きな布一枚で赤ちゃんを包む「ラップ」タイプ

大きな一枚布を身体に密着させ巻くだけで、まるで赤ちゃんがお腹の中に戻ったような抱っこができる「ラップ」タイプ。全方向から赤ちゃんをしっかり支えるため、自然な股関節のM字型開脚やゆるいCカーブ姿勢を無理なく保てます。

密着度が高いため、上半身全体で赤ちゃんを支え、長時間抱っこしても疲れにくいのも特徴。着用に時間がかかってしまうという一面もありますが、慣れてしまえば使い勝手良く使用できます。

いつから使える?

生後10日から3歳まで長く使用できます。布の巻き方次第ではおんぶもできますし、体重制限がないので、ハンモックやブランコにして遊ぶこともでき、幅広く活用できます。

先輩パパママが選んだ理由

まわりに使っているママがいなかったのでちょっと不安だったのですが、体にフィットしてくれるので、肩が痛くなりにくく、気に入っています。フィット感がいいのか、子どもも安心してよく眠ってしまいます。巻き方が何通りもあるので、YouTubeで安全な巻き方をチェックしながらいろんな巻き方に挑戦しています!(めぐみママ/埼玉県)

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抱っこのコツを覚えてたくさんスキンシップをしよう

抱っこのコツ

新米ママ・パパは特に、どのように赤ちゃんを抱っこしていいのかとまどったり、慌ててしまうもの。でも、しっかりコツさえつかめば、大丈夫!抱っこは大切なスキンシップのひとつです。自信を持ってたくさん抱っこしてあげてくださいね。

とはいえ、長時間の抱っこはママの体に負担をかけてしまいますので、抱っこひもをうまく活用して楽しく育児をしていきましょう。

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