【防災プロ監修】 防災グッズの正しい選び方・使い方 赤ちゃんと家族のために 災害に備えよう!

【防災プロ監修】 防災グッズの正しい選び方・使い方 赤ちゃんと家族のために 災害に備えよう!
2020/05/05 2023/07/28 いしびききょうこ いしびききょうこ

地震・台風・洪水・津波・土砂崩れなどの災害が、他人ごとではないいま。
赤ちゃんと家族を守るために、災害への備えがとても大事になっていますよね。babycoでは、「おやこ防災」というテーマでさまざまな災害に直面したときに、どうしたら赤ちゃんや小さなこどもと母親が生き延びることができるのか?
防災スーパーバイザーの佐伯先生にママたちの不安や疑問を投げかけながら考えていきます。

監修
佐伯 潤先生
佐伯 潤先生

国士舘大学 防災・救急救助総合研究所 嘱託研究員。

『訓練に勝る防災はナシ』をコンセプトに、数々の大手企業や自治体の防災計画の立案、計画実施のための訓練設計と教育を務めている。また、

大手スポーツ製品メーカーや消防製品メーカーなどの防災アドバイザーとして防災製品の開発にも参加。オンラインで防災訓練を行うなど、あらゆる側面から防災を根付かせる活動を行っている。子育てメディアbabyco(ベビコ)にて防災コラム連載中! 自身も3児のパパ。

防災グッズや防災セットを買っておけば命がつながるということではありません!

今回、babycoと一緒に、家族のための防災準備マニュアルを教えてくれるのは佐伯潤先生です。国士舘大学 防災・救急救助総合研究所 嘱託研究員。東京都の防災プロジェクトを始め、数々の企業の防災計画の立案と、計画実施のための訓練設計と教官を務めている防災のスーパープロフェッショナル。佐伯先生の防災学は、リアルな災害のときを想定した本当に役立つものばかり。目からウロコの情報は必見です!

防災のスーパープロフェッショナル佐伯先生

防災グッズ 懐中電灯のあかりはそれで大丈夫だと思いますか?

防災グッズ、といって真っ先に思い浮かぶのが懐中電灯。どのご家庭にも1つは、防災セットの中に入っていると思います。

では質問です。みなさんはご自宅にある懐中電灯をどんな基準で選んでいますか? ほんとうに停電になったときに、それをいちばん使える照明器具として考えたほうが災害のときも安心できます。

懐中電灯のはなし→
おやこ防災グッズ「懐中電灯 このあかりで大丈夫?」

おやこ防災グッズ「懐中電灯 このあかりで大丈夫?

避難所まで赤ちゃんと一緒に歩いたことはありますか?

避難所の場所は知っていても、そこまで実際に歩いたことがあるママパパはどれくらいいますか? 防災グッズや防災セットだけが防災の備えではありません。地震、台風・大雨による洪水や土砂崩れ、津波などが起きたとき、そこまでスムーズに歩いて行かれるでしょうか。

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避難所まで、赤ちゃんや小さなお子さんと一緒に 歩いたことはありますか?

重い防災グッズを持ち歩く親子

赤ちゃんとママが72時間を生きのびる防災の備えと知識

大地震や津波、洪水土砂崩れなどの災害。
babycoでは、会員のみなさまといっしょに「防災」について、学ぶ「おやこ防災72」シリーズをスタートします。防災のプロでスーパーバイザーの佐伯先生の、ほんとうに使える防災グッズの選び方や使い方、避難のルートや避難所のこと、災害情報の得かたなど、災害時の備えから心のケアまで、必要なテーマに沿って記事をアップいたしますので、ぜひチェックしてくださいね。

直下型の大地震のとき、都市部では72時間は帰宅できません!

「家族とは災害が起きたら、避難所で待ち合わせをしているんだけど、すぐに会えないの?」というご家庭、多いのではないでしょうか。でも、ご存知でしたか!

東京や大阪などの都市部では、仕事をしているパパやママが会社にいる時間帯、直下型の地震が起きた時に、72時間は帰宅できない条例やガイドラインがあることを。また、この「72」には他にも重要な意味があります

「72」の意味→防災72時間ってなあに?

地震で机の下に隠れるママと赤ちゃん

災害後の街も道路も大混乱! 歩くのもやっとで二次災害の心配も

災害のときに備えておかなければいけないのは、防災グッズや防災セットだけではありません。「直下型の地震が起きたあと、街はどういう状態になっていると思いますか? 交通はスムーズでしょうか。大きな余震もありますよね。大地震などが起きたときの歩道の様子を、佐伯さんの防災講習会で体験をしました。

続きはこちら→
家族のための防災 赤ちゃんとママが72時間を生き延びるための準備と知識

災害の際に歩道を歩く親子

二次災害でもっとも気をつけたい「火災」災害時の火災対応訓練に行ってきました!

災害時の火災対応訓練  消火訓練をするパパとこども

地震や津波、台風などの災害が起こると、それにより傷つけられた電線からの漏電やショート、ガス漏れなどが原因で出火をします。それが災害でもっとも危険な二次災害です。

そこで今回は、「災害時に発生する火事」をテーマに消火訓練をしながら、多くの被災地で救援活動をされている防災スーパーバイザーの佐伯先生に、災害時にママができることや事前にできる対策の取材をしました。

防災のスーパープロフェッショナル佐伯先生

家の中には火事の原因になるものがたくさんある!?

たとえば、リビング。地震がおきて、テレビのコンセント口から火花が散ったとき。テレビの下にたまっているホコリに引火してしまったら…と想像してみてください。 

さらに、災害後も出火が見られないからといって安心はできないのです。見えないところで電化製品のコードがダメージを受けていて、皮膜の中で電線が熱を持ち発火。周辺のものに引火し「通電火災」に発展してしまうことがあります。

家の中の火事の原因になるポイント→
家庭でできる災害対策! 災害時の火災対応訓練を体験取材!!

通電火災

台風など災害時の熱中症対策!

2019年、関東地方に上陸した台風15号が千葉県に家屋倒壊や大規模停電など、大きな被害をもたらしました。この時に、長期にわたっての停電で、多くの方が「熱中症」で病院に搬送されました。とくに赤ちゃんや小さなお子さんには、いのちにもかかる「熱中症」や「脱水症」。台風は、年々規模やパワーが破壊的な大きさになっています。台風も防災!この認識をしっかり持って、台風時の防災も心がけていきましょう。

恐がる子どものイラスト

熱中症・脱水はケガと同じくらいダメージが強い

「熱中症」「脱水症」は、からだから水分が失われることで血液の流れも悪くなって、循環器系に問題が生じます。循環器系の問題で徐々に生命の危機へとつながっていく点では、熱中症・脱水症は出血と同じ類のものなんです。

からだから血を流していて放っておく人はいるでしょうか? また、血を流さないように、ケガには充分に注意しているはずです。熱中症・脱水症ケアというのは、このような出血ケアと同等に行っていただきたいものです。

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熱中症の症状と対策! 赤ちゃんに大事な水分補給とは!

赤ちゃんの熱中症・脱水症のおもな症状です。参考にしてください。

●ぐったりしている

●泣き声がいつもより小さい

●おしっこが数時間出ていない

●からだが熱い

●顔色が青い・白い

●くちびるが紫色  など

こんな症状がみられたら、熱中症や脱水症をうたがいましょう。

熱中症対策はこちら
台風など災害時の「熱中症」対策!

熱中症対策のための経口補水液

~特集のまとめ~

家族のいのちを守るために、知っておきたいほんとうに必要な防災の備え

baycoの防災「おやこ防災72」は、さまざまな災害に直面したときに、

どうしたら赤ちゃんや小さなこどもとママが生き延びることができるか、

を考えて実行できることを目指しています。そのためにも、ほんとうに必要な防災グッズの選び方や使い方、避難のし方、家族との連絡の取り方、ケガや体調不良時の行動など、準備と訓練が必要です。

大事なのは、災害で遭遇する様々なシーンを想定すること。
うわさ話や口コミ話に踊らされることなく、自分と自分の家族の命を守るために何がほんとうなのかを知ることで命がつながっていきます。

 

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