生まれたばかりの赤ちゃんの敏感な肌には、汚れを落とすことに特化した一般的な洗剤では刺激が強いのでは?と思ったので赤ちゃん専用を使い始めました。
(2歳ママ加島優貴さん)
babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。
出産準備品をいろいろと買い揃えていると「赤ちゃん専用の洗濯洗剤」が目にとまることはありませんか?
「赤ちゃん用の洗剤が必要なの? いつも使っている洗剤ではダメなの?」と感じた新米パパ&ママもいるかもしれませんね。
赤ちゃん用洗濯洗剤は本当に必要なんでしょうか?
必要だとしたら、何を基準に選べばいいのでしょう。
先輩ママの体験を聞きながら、赤ちゃん用洗濯洗剤について調べてみました!
まずは、先輩ママたちが実際に赤ちゃんの洗濯をどうしているのか? 生の声が気になるところですよね。
babycoアンバサダーのママたちはどうしていたのでしょう?
生まれたばかりの赤ちゃんの敏感な肌には、汚れを落とすことに特化した一般的な洗剤では刺激が強いのでは?と思ったので赤ちゃん専用を使い始めました。
(2歳ママ加島優貴さん)
夫がアトピー性皮膚炎で娘も皮膚が弱い可能性があったので、出産前から娘のものは赤ちゃん専用の洗濯洗剤でと考えていました。実際生まれてから肌が弱いことが分かって、1歳になった現在でも赤ちゃん専用のものを使っています。 タオルや寝具、ベビーカーなどを洗うときも使用していますよ。
(1歳ママ田中結衣さん)
アンケートに答えてくれたアンバサダーママのほとんどが、赤ちゃん専用の洗濯洗剤を使っていました。
そして、その理由の多くが
〜赤ちゃんの肌を守りたいから〜
赤ちゃんの肌って、やわらかくてすべすべで、きめが細かいイメージがありませんか?
でも実は、生まれたばかりの赤ちゃんの肌は未発達でバリア機能が整っておらず、大人の肌と比べると半分くらいの厚さしかありません。だから大人よりも外的刺激に影響を受けやすく、肌トラブルを起こしやすいんです。
私たちが日頃使っている洗濯洗剤は、洗浄力を高めるために「合成界面活性剤や漂白剤、蛍光増白剤」などが使われています。
合成界面活性剤は、石油や植物油脂などを原料に人工的に作られた界面活性成分のこと。肌や繊維に残留すると肌への負担がかかります。
蛍光増白剤は洗濯ものの洗い上がりを白く見せてはくれますが、厚生労働省や経済産業省(旧通産省)が “できる限り乳幼児のよだれ掛け・肌着・オムツ等への使用をしないよう” 呼びかけています。
普段何気なく使っている洗剤ですが、成分を知るとこのまま赤ちゃんに使っていいのかな? と気になってきますよね。
そう、赤ちゃん専用とうたっている洗濯洗剤は、こうした成分に配慮されていることが大きな違いです。
でも、さらにパパ&ママに知っておいてもらいたいのは、
赤ちゃん用の洗濯洗剤には、「洗剤」と「石けん」の違いがあるということです。
ここまで「洗濯洗剤」といってきましたが、さらに調べていくと洗濯洗剤は、実は「洗剤」と「せっけん」で分けられていることがわかりました。
babycoアンバサダーのママたちでも、「液体か固体かの違いですか?」「無添加と書いてあればいいと思って使っていたけれど、何か違うんですか?」「洗剤とせっけんの違い、わからないです。知りたい!」と、その違いを知らずに「赤ちゃん専用」を使っているママが多かったのですが……。
洗濯洗剤は、成分の違いからから
・合成洗剤
・複合せっけん
・せっけん
の3種類に分けられます。
いずれも界面活性剤なのですが、合成界面活性剤が使われた合成洗剤や複合せっけんと、使われていないせっけんでは、肌への刺激が大きく異なります。
「合成洗剤」と「複合せっけん」は、合成界面活性剤が洗浄成分として含まれていて、せっけんには合成界面活性剤が入っていない。ということなんですね。
一見するとわかりやすい違いなんですが、ここにひとつ落とし穴があります。
驚いたことに「合成洗剤」と「複合せっけん」でも保存料や香料、着色料などの添加物成分がふくまれていなければ「無添加」と表記することができるのだそう!
つまり、「無添加」という表記だけで選んではいけないんですね。
「せっけんかそうでないか」で選ぶのが重要というわけです。
具体的にどうやって赤ちゃんのための洗濯せっけんを選べばいいのでしょう?
「洗剤」か「せっけん」の違いを見極めるには、商品の裏面にある成分表をチェックするのがベスト!
成分表に「せっけん」と記載されているかどうかを確認すればほぼ間違いありません。
赤ちゃんのための洗濯洗剤選びには、必ず成分表をチェックしましょう。
チェック項目として
■せっけん表記がされているか?
■皮ふ刺激テスト済みかどうか?
■皮ふ科医による乳幼児安全性テスト済みかどうか?
■無添加は、何が無添加なのか?
などを確認するといいですね。
赤ちゃんの肌は「バリア機能が未熟で、大人の肌よりも薄いぶん繊細」というお話はしましたね。
外的刺激に弱いので、合成添加物成分はさけたいところですが、もうひとつ、赤ちゃんの肌を包む衣類のことも気になりますよね。
肌着素材は、天然のコットンを選んでいるパパ&ママが多いのではないでしょうか。
コットンは、洗剤によって洗い上がりがゴワゴワすることもありますよね。だからと言って、柔軟剤を使うのは避けたいところ。柔軟剤は、合成界面活性剤を繊維に残すことによってやわらかさを作っているからです。
そんなときに一役かうのも赤ちゃん用洗濯せっけんです。
たとえば赤ちゃん用の無添加洗濯せっけんの代表格「アラウ.ベビー洗たくせっけん」は、柔軟剤なしでも衣類やタオルをやさしく洗いあげ、繊維本来のふっくら感と吸水性で定評があります。
生地のゴワゴワも、肌にこすれて刺激になってしまうので、ふっくらなめらかな仕上げかどうかも大事なチェックポイントですね。
買ったばかりの肌着やタオルには、糊や汚れ、薬剤などがついていることもあって、これらを取り除くために、出産前に一度洗濯をします。
これを「水通し」といって、「世界一幸せな洗濯」として多くのママがSNSなどに投稿しています。
babycoアンバサダーからもこんな声が寄せられています。
出産前に赤ちゃんの肌は敏感で大人が使っている洗剤成分で肌荒れをおこす可能性があると知ったので、「水通し」から子どもの肌にふれるものはアラウベビーを使いました。かわいいピンクのボトルでテンションあがりますよ♪
(2歳ママ江田千尋さん)
赤ちゃんの肌はどれぐらい敏感かというと、大人は汗をかいたからといって肌荒れをおこすことはあまりありませんが、赤ちゃんは汗でも刺激になって肌荒れをおこすこともあるほどです。そうした点から、吸収性も大事なチェックポイントになりますね。
水通しのやり方はこちらでチェック
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出産準備にかかせない「水通し」のやり方&準備するものリストまとめ〜先輩ママのアドバイス付き
体に直接触れる衣類の状態は、お肌のコンディションに影響します。
デリケートな赤ちゃんのお肌にふれる衣類やタオルなどの洗濯は、スキンケアのステップのひとつと考えましょう!
アラウ.ベビーが推奨しているる3ステップスキンケアは、赤ちゃんの繊細な肌ケアの考え方としてbabyco編集部でもおすすめしています。
SETP1)お風呂で体を清潔に「洗う」
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SETP2)乾燥しやすい赤ちゃんのお肌をしっかり「潤す」
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SETP3)余分な成分が繊維に残っていないタオルや衣類で「包む」
たしかに一生懸命保湿ケアをしても、衣服が赤ちゃんの肌を刺激してしまってはもともこもありませんよね。
赤ちゃんの肌が弱いことを知り、洗剤の成分について理解してみると、
一般的な洗濯洗剤よりも「赤ちゃん専用の洗濯せっけん」の必要性がわかりますね。
<赤ちゃんのための洗濯せっけんを選ぶなら>
◆添加物の入っていない植物性のせっけんを選ぼう!
◆無添加というだけでなく成分表示をしっかりチェックしよう!
◆柔軟剤を使わなくてもふわふわ仕上がりになるものを選ぼう!
◆皮膚科医による乳幼児安全性テストをパスしていると安心!
◆毎日の洗濯には、液体タイプのせっけんが使いやすい!
赤ちゃんのために考えられた洗濯せっけん、使う価値はありそうです!