“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
赤ちゃんが月齢にあわせて楽しめるように研究・開発された「ベビートイ」は、おうたや絵本、にぎにぎ遊びなどとはまた違った刺激を赤ちゃんに与えてくれます。でも、せっかく選んだのにおもちゃで遊んでくれない…、全然興味がなさそう…なんていうガッカリも。おもちゃの見せ方や選び方をひと工夫するだけで、赤ちゃんが興味しんしんになるかも!?
京都大学大学院 教育学研究科准教授。発達心理学を専門とし、子どものセルフコントロールや想像力に関する研究を行っている。NHK Eテレ「すくすく子育て」にも出演中!
A 赤ちゃんがちゃんと目で認識したかを確認しながら遊びましょう。
赤ちゃんは、話し方も動作も、ゆっくりじゃないと耳や目で追いかけることができません。大人に対して何かを説明するときは淡々とした動作でも伝わりますが、赤ちゃんには「ママとパパは何をしているの?」と、頭のなかはハテナだらけ。
例えば積み木だったら、ひとつひとつのブロックを赤ちゃんの目の高さにもってきて「いいですか、これを見てください」と、かなりゆっくり見せてあげてください。赤ちゃんの視線がしっかりとブロックをキャッチしたら次の動作に移ってあげて、わかりやすい見せ方をしてあげましょう。
A たまには赤ちゃん自身におもちゃを選ばせてみて!
誰かに与えられたものよりも、自分で選んだもののほうが「愛着」や「価値」を感じるのは赤ちゃんも同じです。対象月齢の近いおもちゃを2つほど並べて、2択から赤ちゃんが手を伸ばしたほうを選んでみましょう。
また、これはもう少し大きく成長してからの話ですが、「自分で選択できる」という状況=「好き勝手に選んでいい」ということでもあります。いつでも好き勝手させるのがいいわけではないですが、大きくなったときに何かをやるために我慢することを覚えたりと、選択できる状況を作るのはしつけとしても大事なことなのです。
イラスト:大塚みちこ