子どもの大好きな読み聞かせの3つのコツ

絵本の読み聞かせ

生後3ヶ月まではやさしい声でうたうように

赤ちゃんは、1歳になるまでに、すべてのことを教えてくれる大切なパートナーを決めていきます。 

ねんねの頃はそのスタート時期。 

ママとのきずなを深める土台づくりにあたります。  

とくに生まれてから3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、ママときずなを結びたがっています。 

じつはこれ、生まれもっての本能なんです。 

ママの肌にふれながらやさしい声を聞くことで、安心感が芽生え気持が安定していきます。 

だから、この頃の読み聞かせはママの声を聞かせてあげるだけでOK。 

さらにうたいかけるように読み聞かせると、言葉がすんなり赤ちゃんに浸透します。 

 

生後5ヶ月からは語りかけるように

ひとり座りができるようになってくると、視界も広がりまわりにあるすべてのものに
 
興味がわいてきます。
 
この頃は、絵本の絵を見てそれがどんなものなのか、自分で考えるようになってきます。 
 
重要なのは、興味を抱いてもママに仲介してもらえないと関わりあえないこと。
 
 
ママが「ボール、コロコロ~楽しいね」といえば、
 
それがボールという名前でコロコロ転がっていくもの、という知識を得ることができるのです。 
 
絵本を読むときは、ただ文章を追うだけでなく
 
「これなんだろうね」「まるいね」「にゃ~ってなくよ」と、赤ちゃんの顔を見て、
 
対話するように読みましょう。
 

読み聞かせのコツ

1.ママのやさしい声を聞かせて

お腹にいる頃から慣れているママの声は、赤ちゃんに安心感と安定感を与えます。   

2.赤ちゃんとふれあいましょう

赤ちゃんはママと密着しているときは一番幸せです。
 
おひざの上に座らせたり、だっこしながら読んであげましょう。 
 

3.赤ちゃんの反応をみましょう

絵を見て指さしたり声をあげたりしたところでストップ。
 
これなあに?とお話ししましょう。   
 
この記事は、フリーマガジンbabyco 23号の特集記事です。
 
 

監修:田島信元先生

白百合女子大学文学部 教授 生涯発達研究教育センター所長 博士(人間科学)、臨床発達心理士。企業とのコラボレーションによる幼児教育プログラムを実施。 著書多数。