子どもの大好きな読み聞かせの3つのコツ
2019/07/15 2023/05/22
生後3ヶ月まではやさしい声でうたうように
赤ちゃんは、1歳になるまでに、すべてのことを教えてくれる大切なパートナーを決めていきます。
ねんねの頃はそのスタート時期。
ママとのきずなを深める土台づくりにあたります。
とくに生まれてから3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、ママときずなを結びたがっています。
じつはこれ、生まれもっての本能なんです。
ママの肌にふれながらやさしい声を聞くことで、安心感が芽生え気持が安定していきます。
だから、この頃の読み聞かせはママの声を聞かせてあげるだけでOK。
さらにうたいかけるように読み聞かせると、言葉がすんなり赤ちゃんに浸透します。
生後5ヶ月からは語りかけるように
ひとり座りができるようになってくると、視界も広がりまわりにあるすべてのものに
興味がわいてきます。
この頃は、絵本の絵を見てそれがどんなものなのか、自分で考えるようになってきます。
重要なのは、興味を抱いてもママに仲介してもらえないと関わりあえないこと。
ママが「ボール、コロコロ~楽しいね」といえば、
それがボールという名前でコロコロ転がっていくもの、という知識を得ることができるのです。
絵本を読むときは、ただ文章を追うだけでなく
「これなんだろうね」「まるいね」「にゃ~ってなくよ」と、赤ちゃんの顔を見て、
対話するように読みましょう。
読み聞かせのコツ
1.ママのやさしい声を聞かせて
お腹にいる頃から慣れているママの声は、赤ちゃんに安心感と安定感を与えます。
2.赤ちゃんとふれあいましょう
赤ちゃんはママと密着しているときは一番幸せです。
おひざの上に座らせたり、だっこしながら読んであげましょう。
3.赤ちゃんの反応をみましょう
絵を見て指さしたり声をあげたりしたところでストップ。
これなあに?とお話ししましょう。
この記事は、フリーマガジンbabyco 23号の特集記事です。
監修:田島信元先生
白百合女子大学文学部 教授 生涯発達研究教育センター所長 博士(人間科学)、臨床発達心理士。企業とのコラボレーションによる幼児教育プログラムを実施。 著書多数。