関西在住の名古屋人。昭和生まれ平成育ちの薬剤師。令和生まれの女の子のママ。音楽好きで趣味はボーカルとピアノ。
つわりの多くは初期に始まり中期ごろに落ち着くと言われていますが、わたしは出産する直前まで続きました。
そんな長く辛いつわりの様子や試してよかった、少しでも楽になるためのグッズについて紹介します。
妊娠中のつわりは、ホルモン環境や代謝の変化にからだが徐々に対応していく過程でおこるそうです。多くの女性におこりうるものですが、
■ 心配しすぎない
■ 抱え込みすぎない
ことが大切。
一般的には妊娠6週ごろから12週ぐらいまでにピークを迎える女性が多いそうですが、それはあくまで一般論! 個人差があるんですよね。
私はなんと妊娠後期まで続き、長く苦しみました。そんな私のつわりの症状や体験を、妊娠初期、中期、後期と時期別に経過をおって紹介します。
つわりの原因は正確にはまだ解明されていませんが、
初期はホルモンバランスの影響
中期は胃もたれともいわれています。
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軽いつわりは病気ではありませんが、その程度がひどく水分摂取もできないなど医師による治療が必要になった状態は妊娠悪祖という病気です。
お役立ちアイテムとともに詳しくご紹介していきましょう。
わたしは妊娠5週目から辛い吐きづわりに悩まされました。
まだ心拍も確認できない段階の時期から、強烈な吐き気に襲われる毎日。家事はほとんどできず、夫に協力してもらっていました。
眠っている時以外はずっと気持ちが悪く、一日に何度も吐き、妊娠前まで好きだった食べ物もも全く受けつけません。
すぐに体重が激減。妊娠9週目ごろからは水も飲めなくなったため病院へ受診し、点滴治療を受けました。
本当にしんどくて、医師に
結局、重度の妊娠悪阻(にんしんおそ)と診断され1ヵ月半入院しました。
仕事は休職。入院中、食事が取れるようになるまでの1週間、24時間の点滴治療を受けました。
詳しくは入院体験記事にも書いています。
CLICK▶重いつわりで入院、血栓治療をしながらの妊娠・出産体験記
この時期が妊娠期間中でいちばん辛かったです。
一般的に、初期と中期のつわりの違いにはこんなことが言えるそうです。
私の場合は、妊娠16週(妊娠5ヵ月)に入った頃、やっと退院。
吐く頻度は減ったものの、まだまだ吐きづわりが続きました。
体調はとても働けるような状態ではなく、診断書を書いてもらいお休みをいただくことに。最低限の範囲での家事はできるようになりました。
妊娠24週(妊娠7ヵ月)に入った頃、ようやく吐くことは無くなりましたが、その後もなんとなくずっと気持ちが悪かったです。食べたいものはほとんど無く、毎日「今日は何を食べらた良いのか?」と悩む日々。
「妊娠中期から体重増加に注意」とよく言われますが、わたしには無縁。
この時期になっても体重は少しづつ増えてきてはいるものの妊娠前よりもまだ少ない状況でした。
と毎日思いながら自宅にこもっていました。
外出もままならず、必要な用事で出かけるときはタクシーを使ったり、休日は夫に送ってもらっていました。
そのようにして何とか通った妊婦検診では毎回「今もまだ気持ちが悪いです」と話していました。そのたびに先生や助産師さんから「必ず終わりは来ますからね」と励ましてもらったことは心強かったです。
妊娠後期に入っても、体調は全快とはならず、なんとなく気持ちが悪い日々がずっと続きました。
ただ、吐いたり朝起きた瞬間から気持ちが悪かったり、ということは無くなったので、初期のころに比べればずいぶんと楽だったように思います。
それでもなかなか食欲が出ず、この頃になっても何が食べられるだろうと模索する日々。
「これはもう産むまで終わらなさそうだな」と半分諦め気分になりました。
わたしが食べられたのは白いご飯とお豆腐、白菜、卵焼きくらいだったと思います。飲み物も緑茶しかほとんど受け付けなかったので、ネットでノンカフェインの緑茶を箱買いしてそれを飲んでいました。
病院からはある程度散歩をするようにと言われていましたが、体調が不安定だったので結局全くできませんでした。(無理はしなくて良いと言われていました)そのまま出産の日を迎えました。
出産後、すぐに食欲が元どおりに。
と感じ、妊娠中の長くつらかったつわりが嘘だったかのようでした。
ママによって程度や期間は様々ですが、とにかくつわりの時期は、少しでも体をリラックスできるような方法を試すことがいいと思います。
例えば身につける下着。
まだお腹が大きくなっていない段階でもマタニティ用のものを使うことがおすすめです。
ワイヤー付きのブラジャーは、みぞおちが締め付けられる感覚になり余計に気持ちが悪くなるので、つわりが始まった頃から使えなくなりました。
ネットでマタニティ向けの下着を一気に購入しました。着け心地が全然違います。楽です!
それと、抱き枕を購入して寝る時にはそれを使っていました。楽な体制を取れます。
以下にわたしが試してよかったグッズを紹介します。
医師からも言われましたが必ず終わりは来ますので、それまでどうか一日一日を乗り切りましょう。
内関のツボを刺激し、つわりなどの不快な吐き気を和らげます。乗り物酔いにも◎。
※効果については個人差があります。
わたしは着けているときの方がずいぶん楽になっていた気がします。
各社から発売されていると思いますが、わたしは「おーいお茶 緑茶 カフェインゼロ」をネットで箱買いして飲んでいました(この商品はスーパーでは売っていませんでした)。
出産するまで飲み物は冷たい緑茶しか受け付けなかったので、本当に助かりました。
また、赤ちゃん向けのカフェインがごく少量の緑茶もあり、入院中に食事で出されていて知りました。ベビー用品店で売っています。
(※この商品は本来高齢者向けの栄養アイスです。)
もともと入院していた時に食事で出してもらっていたものです。
しばらくはこればかり食べていました。というか、これくらいしか食べられませんでした。上にも書いたとおり本来は高齢者向けの栄養食で、食べられるものが他に無かったわたしが医師から許可をもらい食べ続けていました。ですので、もし購入を希望される場合は必ず医師に相談しましょう。
ママのなかには「つわりでつらい時期は、そうめんばかり食べていた」という方もいるようですよ。
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食べ物の工夫などでも軽減されるので、こちらも合わせてチェック!
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もしも働いている時は無理しないで。
一般的なつわりは病気ではないとはいえ、重度になれば病気ですし、軽度の場合にも会社には労働基準法に定められた勤務時間の短縮などの義務がありますから、まずは相談してみてくださいね。
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イラスト/ふみ