【新幹線&旅館編】赤ちゃんとの旅行!事前準備やマナーなどポイントを押さえて楽しもう

【新幹線&旅館編】赤ちゃんとの旅行!
2022/01/01 2023/04/01 吉見エマ 吉見エマ

赤ちゃんとのはじめての旅行は楽しみだけど不安もいっぱい。旅先で困ることがないようしっかり準備したいですよね。
月齢によって必要なグッズや注意点は異なりますが、今回は11ヵ月の娘と新幹線で行った温泉旅行の経験を元に知っておくと役立つ情報をご紹介します。
すでに計画が進んでいる方も、いつか行きたいなと思っている方も、ぜひこの記事を読んでイメージを膨らませてください!

持ち物は抜かりなく! 荷造りのポイントと荷物を減らすコツ

お出かけする親子

旅行の明暗を分けると言っても過言ではない事前準備。
しっかり準備しつつ、不要なものは極力減らして荷物をコンパクトにまとめたいですよね。

・旅行バッグの選び方
・あってよかったもの
・逆に必要なかったもの
・荷物削減のコツ

などをご紹介します。

 

荷物はどのくらいが理想? どんなバッグで行く?

大きな荷物はベビーカーの荷物入れに収まるサイズのバッグ1つにまとめるのがおすすめ。
・扱いやすくて軽い布製のもの
・肩にかけられる長さの取っ手があるもの
を選びましょう。

すぐ使うものと貴重品用の手荷物はリュックorショルダーバッグで両手が空くといいですね。

荷物の数が少ない方がいい理由は、
“荷物を全部持って赤ちゃんを抱っこ“というシーンに対応するため。

ベビーカーは駅の階段などで駅員さんに運んでもらったり、観光場所で畳まなければならなかったりと、荷物カートとして頼れないこともしばしばありました。
せっかくの旅行なのでおしゃれもしたいところですが、機動力を第一に考えましょう

抱っこ紐も忘れずに!

 

赤ちゃんのごはんはどうする?

離乳食が始まっている赤ちゃんであれば、旅先でのごはんは気がかりですよね。

ベビーフードも活用しながらなるべく普段と変わらない食事になる工夫ができるといいですね。

一例として11ヵ月の娘の1泊温泉旅行のごはんをご紹介します。

  1日目  

朝:家でいつもの離乳食

昼:観光場所で、家から持参した1口おにぎりと野菜オムレツ(手づかみ食べメニュー)

夜:旅館で大人用の白米+ベビーフードあんかけ(おかず系)

  2日目  

朝:旅館の朝食バイキングで食べられるもの(おかゆ、トマト、ロールパン、ヨーグルト)

昼:レストランでベビーフード(ごはん系+おかず系)、バナナ

夜:家でいつもの離乳食

 

荷物で考えると、準備したのは
・1日目のお弁当
・ベビーフードのパウチ3種
・バナナ1本
でした!

意外と少なく済んだと思いませんか?

旅館の夜ご飯は和食なので白米は必ずあります
まだ軟飯や5倍がゆの赤ちゃんでも、あんかけやクリームソースタイプのベビーフードと混ぜてあげたり、夕食の味噌汁をお湯で薄めてご飯にかけたりすると食べられます。

不安な場合は旅行前に一度おうちでトライして慣らしておくと良いですね。また、朝食バイキングの場合は意外と食べられるものがあるので、事前にメニューを確認するか口コミなどをチェックしてみましょう!手作りのごはんはタッパーではなくラップとフリーザーパック、カトラリーはスーパーやコンビニの使い捨てのもの(月齢が低い赤ちゃんにはデザート用スプーンがおすすめ!)、使い捨てのお食事スタイ、など捨てられるものを使用すると荷物が減らせるのでおすすめです。

 

飲み物はストローマグなどを使用している方が多いと思いますが、洗浄グッズを持って行くにも、2日目用の替えのマグを持って行くにもかさばるのでおすすめできません。

そこで便利なのが、小さいサイズのお水のペットボトル!これなら足りなくなってもコンビニで買えますし、捨てられるので荷物にもなりません。小さい赤ちゃんでも慣れると簡単に飲めるので試してみてください。

 

お風呂グッズは何を持って行けばいい?

旅行にはシャンプーや化粧水などサンプルでもらった小さいパウチを持って行く方も多いのでは?

赤ちゃんもそれで賄えればいいのですが、私の場合はローションのサンプルばっかりでソープのサンプルがありませんでした…。そこで100均の泡用の詰め替えボトルにいつもの赤ちゃん用ソープを詰めて持って行ったのですが、これが楽でとてもよかったです。
片手で泡が出せるので、直接赤ちゃんの頭や身体に泡を付けて一気に洗うことができました。

また、バスタオルは赤ちゃんの分も旅館で借りられたので不要でした。念のため…と思って余分に持って行きたくなるタオル類ですが、かさばるので置いていきましょう。

 

新幹線移動での注意点と乗り切り方

新幹線での移動は時間も長いので、おとなしくしていてくれるかな? 周りに迷惑を掛けないといいな…と不安になりますよね。

乗る前に寝てくれるといいのですが、旅行当日のいつもと違う雰囲気でなかなかうまく眠れない場合も。

・どんな座席を選ぶといいか
・ご機嫌に乗り切るコツ
など、私の体験をご紹介します。

 

指定席は要検討!実は自由席がおすすめ!?

座れないと困るから指定席の方がいい! と思いがちですが、実は自由席にもメリットはたくさんあります。

混雑が予想されない曜日や時間帯、東京駅などの始発駅からの乗車の場合は座れる可能性が高いので自由席を選択するのがおすすめです。

【自由席のメリット】

・子供料金がかからない

・列車の時間が限定されない

・周囲の方が移動可能

まず料金ですが、
大人1人に対して子どもが2人までの場合、指定席だと赤ちゃんでも1席利用すれば子ども料金がかかりますが自由席では無料です。

新幹線は普通の電車などに比べて揺れが少なく、手すりもあるので赤ちゃんでも座りやすいです。お座りができる赤ちゃんには1席あった方がラクに過ごせます。

ただし、満席で座れない方がいるような場合は膝上に座らせるなど、状況に応じた配慮はした方がいいでしょう。

列車の時間について、指定席は決まった列車に乗る必要がありますが、自由席なら列車の制限はないので、予定より1本遅らせることも可能です。赤ちゃんが一緒だと何かとイレギュラーが発生して予定していた時間に間に合わないこともあるでしょう。

3つ目の周囲の方が移動できるという点は、指定席だと同じ車両の方も指定席のため、子どもが苦手な方や車内で仕事をしたいビジネスマンの方などがいた場合も基本的には我慢してもらうことになってしまいます。
自由席であれば隣の車両に移るなどの対応ができるため、双方が快適に過ごしやすくなるかもしれません。

新幹線にのる子ども

わが家で旅行した時は平日だったこともあり、写真のとおり自由席でもお隣が空いていました。

※週末やお正月休み、お盆シーズン、大型連休の際は混雑が予想されますし、自由席は席の保証はありませんので、混雑が予想されない日や時間帯、東京駅などの始発駅からの乗車の場合は自由席、混雑が予想される時は指定席など、ご家庭ごとの優先順位によってご判断ください。

困ったときは多目的室の利用も

ほぼすべての新幹線に多目的室という個室が設置されています。

身体が不自由な方が優先ですが、空いている場合は授乳などでも利用することができます。

施錠されているので、乗務員の方に声を掛けて利用できるかどうか確認が必要です。
基本は身体が不自由な方が優先で、子ども連れという理由では予約もできず、使えるかどうかはその時の空き状況次第なので最初からあてすることはできませんが、
・授乳をしたいけれどケープを忘れてしまった!
・どうしても泣き止まなくて周囲に迷惑をかけてしまう!
などピンチのときには、乗務員さんに相談してみるのもひとつの手です。

個室内の設備は列車によって異なるようですが、2席分の座席があり、倒すと大人1人が横になれるほどの簡易ベッドになるものが多いようです。

参照:新幹線旅行研究所

 

ベビーカーはどこに置く?

ベビーカーはどこに置けばよいのでしょうか?

実は新幹線にはベビーカー専用の置き場所はありません

車両の端に荷物置きスペースがあればそこを利用するか、座席の足元に置くことになります。
座席の足元は案外広く、ギリギリですが畳まずに置くことができました(東海道新幹線利用時、2席分の足元にpigeonランフィ、CYBEXミオスは入りました!)。

赤ちゃんが寝ているときや、まだお座りができない場合はそのままの乗車が便利ですが、混雑時などは周りの方へ十分配慮しましょう。

 

ご機嫌グッズで乗り切ろう!絵本やお菓子がおすすめ

新幹線に乗る前になんとか寝かせたい!
と計画していても、旅行当日は朝からバタバタしたり、ママやパパがそわそわしていたりと、赤ちゃんにとってはいつもと違う雰囲気でなかなか寝付けない場合も。そんなときは大好きな絵本やお菓子で乗り切りましょう!

絵本はお気に入りを2冊ほど選んで前日から隠しておくと食いつきがよくなるのでおすすめです。

お菓子はひと口で食べられるボーロなどがおすすめ。
食べカスがこぼれてしまうお菓子やベトベトになるお菓子は座席を汚してしまうので避けましょう。

また、おもちゃを用意したい場合は、音が出るものはマナーとして避けた方が無難です。落としてしまったときに転がってしまうような形状のものもやめておきましょう。

 

赤ちゃん歓迎の旅館を選ぼう

最近はさまざまな赤ちゃん向けサービスを行なっている旅館が増えています。
赤ちゃんが快適に過ごせる工夫がされていたり、荷物が減らせたり、赤ちゃん連れが多いため気兼ねなく過ごせたりとメリットもたくさん!実際に私が体験したサービスとちょっとした失敗談もご紹介します。

チェックすべき赤ちゃん向けサービス

比較的取り入れている旅館が多いのが、赤ちゃんの食事グッズのサービスです。
食器はもちろんハイチェアやバンボなどを借りられると赤ちゃんとの食事がぐっと楽になりますね。私が宿泊した宿では使い捨てのポケット付きスタイももらうことができました!

大浴場の脱衣所にベビーベッドがあるかどうかも要チェック
家族旅行の場合、お風呂はママのワンオペになってしまう場合が多いので、少しの間目を離しても安全なスペースがあるとかなり助かります。また、ベビーバスが用意されている宿も!
温泉が熱すぎる場合でも、お湯の温度を調整して入れてあげることができます。

 

まさかのうれしすぎるサービス!

旅館のプレイルームで遊ぶ子ども

以前利用した旅館にあったのは、なんと託児サービス

事前予約が必要ですが、宿泊客は無料で利用することができました。

さらに託児ルームとは別に、おもちゃがたくさん置かれているプレイルームもあり、こちらはいつでも好きな時に遊ぶことができました。

ボールプールや絵本、本格的なおままごとセットなど、赤ちゃんからキッズまで楽しめるおもちゃがそろっていました!

持っていけるおもちゃや絵本には限りがあるので、赤ちゃんが思いっきり遊べる場所が館内にあるのはありがたいですね。
寝付きもよくなりそうです。

ほかには、おむつ、ミルクなどの提供や、赤ちゃんサイズの甚平がある所などもあるようです。
これは荷物がかなり減らせますね! ぜひ自分のニーズに合った宿を探してみてください。

 

家族風呂は要注意!

つぎは家族風呂付きのプランで宿泊した際の私の失敗談です。

大浴場もあったのですが、パパとママの2人の手がある方がラクなので、0歳の娘は家族風呂で入ればいいか~と思いいざ行ってみると洗い場もお風呂もすべて露天!シャワーは1つしかありません。寒い時期だったので大人は凍えながら、寒さに驚いて泣く娘を大急ぎで洗いました。温泉の温度はぬるめに調整でき、娘も一緒に入れたのでなんとか風邪はひかずにすみましたが、確認不足だったと反省しました。貸切だからと安心せずに、設備はきちんと確認することをおすすめします!

 

子ども連れの旅行は、余裕のあるスケジュールで

あれこれ調べて万全の準備で臨んでも、突然のハプニングでお着替えを余儀なくされたり、フォトジェニックなスポットに到着したところで寝てしまったりと予想通りにいかないこともたくさんあります。

せっかく来たからあれもこれもと欲張りすぎずに、ゆとりのあるスケジュールを心がけて、赤ちゃん優先で行動してあげましょう。大変だったことや泣き顔も含めていい思い出になるといいですね。

イラスト/ふみぽっくる

 

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