0歳の女の子(さぶちゃん)を育てる新米ママ。広告代理店に4年間勤務後、定時退社を夢見てホワイト企業に転職。趣味のゴルフ、スノーボード、ウェイクボード、呑み歩きなどは妊娠とともに封印し、さぶちゃんの観察と撮影に勤しむ毎日を送る。
Instagram:@sabu182020
赤ちゃんとの旅行はどう快適に過ごせるか不安もいっぱい。旅先で困ることがないようしっかり準備したいもの。
となれば、事前のリサーチが重要ですよね。
月齢によって必要なグッズや注意点は異なりますが、今回は1歳ちょうどの娘と飛行機を利用して市街地のホテルに泊まった経験を元に、ホテルステイの注意点は?どんな部屋を選べばよい?空港や飛行機での過ごし方は?など、気になる情報、知っておくと役立つ情報をご紹介します。
すでに計画が進んでいる方も、いつか行きたいなと思っている方も、この記事を読んでイメージを膨らませてみてください!
旅行の明暗を分けるといっても過言ではない事前準備。
しっかり準備しつつ、不要なものは極力減らして荷物をコンパクトにまとめたいですよね。
赤ちゃん連れ旅行での、荷物の分け方や荷物削減のコツなどをご紹介します。
荷造りのポイントは機内持ち込み荷物と預ける荷物を意識すること。
ベビーカーや大型の荷物は先に預ける必要があるので、空港や機内で必要な荷物と貴重品のみを厳選して、リュックなど両手が空くバッグに用意しましょう。
私の経験からすると、預ける大型の荷物は、大人が2人以上いればスーツケース、ママと赤ちゃんだけなどの場合はベビーカーに収まるサイズのボストンバッグがおすすめです。
入りきらない場合は事前に郵送する方法もあります。
寒い時期、コートは空港に着いたら大型荷物の中へ。機内でもし寒ければブランケットを借りることができます。
※ LCCは有料の場合があるので注意!
また、大人の飲み物は事前にペットボトルなどを買っておくのがおすすめ。機内のドリンクサービスは紙コップなので赤ちゃんが起きているとこぼしてしまう危険大です。
ただし海外旅行の場合、国際線では飲料も液体物持ち込み制限対象の持ち物になるので、保安検査場内、出国手続きを済ませた後に免税店などで購入しましょう。
抱っこ紐は機内持ち込みがおすすめ!
空港内はベビーカー移動でも、飛行機に乗り込む際に狭い通路を通って座席までいかなければならず、歩ける赤ちゃんでも抱っこしてしまった方が賢明です。離着陸の際も膝上の子どもは専用のシートベルトが無いので、揺れに備えて抱っこ紐に乗せると安心です。
ちなみに国内線は満3歳から座席が必要、国際線は2歳未満は座席なしで大人料金の10%、2歳以上で座席が必要になります。
旅行先でのごはんはベビーフードが便利ですが、ホテルの朝食がバイキングの場合はフルーツやおかゆ、パンなど、意外と食べられるものがあるので要チェック。
離乳食後期以降の赤ちゃんは、白米をベビーフードとまぜたりお味噌汁でふやかしてあげたりすると食べることができます。それだけでも1食分荷物の削減になりますね。
移動中のごはんは空港ですませるのがベター。1食分は手荷物に入れておきましょう。
空港はベビーチェア完備のレストランも多く、赤ちゃん連れでも問題なく利用できました。おにぎりなどを用意しておけばベンチでも食べられますね。機内は狭いので離乳食は食べさせにくいので、長旅でなければ飛行機に乗る前に食べさせる時間を確保しておきましょう。
赤ちゃんの飲み物について、マグなどを使用したい場合は洗浄グッズか、2日目以降の替えのマグを忘れずに。使い回しは避けましょう。しかしこれだと荷物が増えてしまうので、おすすめは小さいサイズのお水のペットボトル! これなら旅先のコンビニで買えますし、捨てられるので荷物にもなりません。小さい赤ちゃんでも慣れると簡単に飲めるので試してみてください。
余談ですが、旅先でレストランなどを利用する場合はベビーカーで入りやすいお店をピックアップしておくと安心。私はInstagramで現地のママさんにおすすめのお店を教えてもらっていたので、とても助かりました。ガイドブックや検索よりもリアルな声が1番頼りになりました!
空港や飛行機内での過ごし方や座席選びのポイントをご紹介!
1歳ちょうどの娘と行った飛行機での旅行(ANA利用)は、空港内の遊び場やありがたいサービスのおかげで予想以上に快適に楽しく過ごせました。初めての旅行や帰省を予定しているママパパの不安が少しでも軽くなればうれしいです。
子どもの遊び場としてぜひ行きたいのが展望デッキ。発着陸する飛行機を目近で見ることができる空港ならではのスポットです。また、成田空港や新千歳空港など無料で遊べるキッズスペースがある空港も。はいはいの赤ちゃんでも楽しめる仕様なのでちょっとした待ち時間でも楽しく過ごすことができますね。
とってもありがたいサービスのひとつが、ベビーカーの貸し出しです。
ベビーカーは機内に持ち込めないため預ける必要がありますが、預けたその場から搭乗ゲート前まで借りておくことができます。
しかも、スーパーなどによくあるプラスチックのものではなくふかふかのベビーカーでした!
私が借りたものは機動性も良好で、娘もぐずることなく乗ってくれました(福岡空港のANAでお借りしたもの)。
ほかにも保安検査場や搭乗ゲートなどで優先していただけるのもありがたいですね。ただ、必ずしも優先搭乗のタイミングで乗らなければならい訳ではないので、動ける赤ちゃんで元気いっぱいの場合はギリギリまで広いスペースで遊ばせておくのも作戦のひとつかと思います。
3ヵ月ごろまでのねんねの赤ちゃんはベビーベッドの利用が便利。
設置できるのは限られた座席のみなのでチケットを取るときなど、事前に相談しましょう。
6ヵ月ごろまでの赤ちゃんは通路側がおすすめ。泣いてしまったときに抱っこであやすためには通路に出やすい方がいいでしょう。
自分で動けるようになり、おもちゃやお菓子で機嫌を取れるようになる7ヵ月ごろからは窓際がおすすめ。通路側だと通路に出たくて身を乗り出してしまったり、ドリンクワゴンに手を伸ばしてしまったりと、赤ちゃんにとっては誘惑が多いです。窓際ならその心配がないのと、窓の外に興味を持ってくれるかもしれません。
WEB予約の画面では、赤ちゃん連れの方が予約した座席には赤ちゃんマークが表示されます。
後から予約する方が、赤ちゃんがいることが分かった上で予約できるようになっているんですね。可能なら周囲がまだ予約で埋まっていない場所を選びましょう。
ほとんど予約が入っていなくて選び放題の場合は機体前方寄りがおすすめ。到着後、前方から順番に降りられるので、もしもぐずっていても機内に泣き声が響く時間が少なくてすみます。
耳抜きについては気になっている方が多いのではないでしょうか?
乳幼児は、離着陸の際の気圧の変化によって耳が痛くなり泣いてしまうので、対策をしてあげましょう。
赤ちゃんにできる対策は授乳か飲み物を飲ませること。フライトの30分ほど前から飲み物を控えておくと、スムーズに飲んでくれるかもしれませんね
(脱水にはくれぐれも注意してください)。
離着陸の直前に授乳を開始するか、自分の耳に違和感が出てきたタイミングで少しずつ飲み物を飲ませてあげましょう。赤ちゃんが寝ている場合はそのまま寝かせてあげてOKです。
離陸直後や着陸直前の飲料を出せないタイミングなどに、ラムネを与えて耳抜きをさせたというママさんもいるようです。
機内での過ごし方ですが、1歳ちょうどの娘はモニターとボタンにくぎ付けで、2時間程度のフライトでしたがぐずることなく過ごせました。
ボタンは基本的に自由に押しても問題なさそうでしたが、CAさんを呼ぶボタンだけは押さないように注意です。娘は2回ほど押してしまって、ご迷惑をかけてしまいました…。モニターには子ども向けのアニメや音楽も入っていました。
イヤホンは大きくて娘の耳には入りませんでしたが、耳元で少し聞かせてあげるだけでもよろこんでいました。おもちゃやお菓子も用意していたのですが、手荷物を足元に置いてしまうと、膝上に赤ちゃんがいる状態では出すのがひと苦労だったので、ポケットに入る程度の小さなものをおすすめします。また、フライトの途中でおもちゃを頂けるサービスがありました!
子どもだけがもらえるオリジナルグッズだそうです。娘は飛行機型の風船をいただきました。
空港や目的の観光地へのアクセスがいいホテルが複数あった場合、どのような点を重視すればよいでしょうか?
落下などの危険があるためベッドの配置は重要です。ホテルでのマナーも気になるところですね。
和室があればベストですが、宿泊エリアによってはなかなか見つからない場合も。
洋室の場合はベッドが重要です。壁際に設置されていれば、壁と大人の間に赤ちゃんを寝かせることができるので赤ちゃんの落下を防げます。大人が2人いれば、クイーン以上で大人2人の間に寝かせるのもいいでしょう。
希望の部屋が見つからない場合は、ベビーベッドや落下防止のベッドガードの貸し出しを行っているホテルもあるので、そのようなサービスがあるホテルを選ぶと安心です。
ユニットバスでのお風呂の入れ方は?
私のおすすめは大人もバスタブの中に入ってしゃがんで、もしくは座って赤ちゃんを洗う方法です。
バスタブの中は大変滑りやすいので、歩ける赤ちゃんでもとても危ないです。
大人も中に入って赤ちゃんの身体を支えながら洗いましょう。
赤ちゃん用のソープは泡で出てくるタイプのものを100円ショップの泡用の詰め替えボトルに入れていくと便利です。
湯船から出た後も、床が濡れていると滑って転んでしまうので十分注意しましょう。
また、バスタオルは赤ちゃんの分もホテルで借りられたので不要でした。念のため…と思って余分に持って行きたくなるタオル類ですが、かさばるので置いていくほうが身軽ですよ。
おむつのゴミなど、捨ててもらえるとありがたいですよね。
事前にホテルに確認しても断られるケースは少ないと思いますが、臭いの出るものなので少し気を遣えると良いと思います。まず、最低限のマナーとしてうんちは必ずトイレに流しましょう。
その上で使用済みのおむつはビニール袋などに入れて密閉して臭いが漏れないようにし、ユニットバスのゴミ箱に捨てましょう。チェックアウトの際などにひと言伝えておくとより丁寧ですね。
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飛行機は、新幹線以上に乗り遅れたら大変!
必ず1時間以上は余裕をもって空港に到着するようにし、赤ちゃんのおむつ替えなどを済ませてから搭乗できるようにしましょう。
授乳室は各所に設置されていますが、大型連休などの繁忙期は混んでいる場合もあります。空港内は遊べるスポットやレストラン、お土産屋さんも充実しています。早めに到着して、空港でも楽しい思い出を作れるといいですね。
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イラスト/トラノスケ