感染管理のプロに聞く! 赤ちゃんがいる家庭の感染症との向き合い方

新型コロナウイルスをはじめとする「ウイルス」の対処法をプロに直撃!

ウイルスは目に見えない分、私たちの体のどこにくっついているのか、いつ侵入しているのかがわかりません。とくに赤ちゃんや小さなお子さんを持つおうちでは、感染症に敏感になって「怖い」気持ちも膨らんでいくばかり。恐怖感だけに包まれてストレスが増えると、免疫力が下がるなどの悪循環を引き起こすこともあります。

babycoは、感染症について「正しく怖がる!」という政府の発信を受けて、感染症のプロである感染管理認定看護師の佐々木圭子先生と、防災スーパーバイザーの佐伯潤先生より、赤ちゃんのいるおうちでの感染症との向き合い方、正しい知識と対策方法を教えていただきました!

感染症とは?

新型コロナウイルス。世界中でパンデミックを起こし経済に大きなダメージを与えている悪質なウイルスです。でも、新型コロナウイルスが風邪の一種だということご存知ですか? コロナウイルスと呼ばれるものは、いまわかっているもの全部で6種類あって、そのうちの4種類は一般的な風邪の原因です。あとの2種類は、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)で、少し前に世界的に流行しましたね。

報告されている症状や、感染症がわたしたちのからだにどのように入るのかがわかれば、それに対処できます。感染症の基礎知識については、すでにニュースや国の発表から正しい情報を得ることができます。

感染症予防中の妊婦

妊娠中のママが感染症になると、どれくらい負担がかかるの?

症状が強く出るか、弱く出るかは、その人の持つ「免疫力」や「体質」によって異なります。たとえば、きちんと食事・睡眠がとれているような健康な人は、病原体に抵抗する力を持っているので症状が弱く出るかもしれません。

家族みんなの心がけがウイルスから身を守る!①感染症について

https://babyco.co.jp/column/uuADhew1/


マスクを付けていれば安心! という考えは捨てよう

みなさんに覚えていてほしいのは、「マスクは本来、症状がある人が病原体の混ざったつばやくしゃみを広めないためにつけるもの」とうことです。感染していない人が予防のつもりでマスクを付けても、感染症にかからないことにはなりません。また、もしもまちがった使い方をしてしまったら、予防どころか感染症へのリスクを高める原因になってしまうことがあるんです。

マスクをつけた心配そうな親子

 「マスクは正しく付けて、顔をさわらない」を習慣化するために

少し前にアメリカの医学会では、「マスクを付けることは、感染者だけでなく、予防としても認められる」という発表がありました。ここでは、マスクの効果を高めるために、正しい付け方をチェックしてみましょう。ちゃんと着用できている自信がある!という方も、ぜひもう一度おさらいしてみてください。大きめのマスクをぴったりマスクにするちょとしてテクニックも必見です!

ウイルスから身を守る!②マスクについて

https://babyco.co.jp/column/otK061er/

babycoツイッターのマスクの着け方まめ知識

https://twitter.com/babyco777/status/1248521714704642048?s=20

ウイルスの多くは手から。体内や家に持ち込まれてしまう

政府機関が発表しているウイルス対策情報を見てみると、「手洗い」を心がけるように強く指導していますよね。それは、ウイルスなどの病原体の多くが、わたしたちの『手』にくっついて体内やおうちのなかに侵入してくるからです。ここで大切なのが、ただ手を洗えばいいのではなくて、“正しい手洗い”がポイントになってきます。

ちょっと前に、豪華クルーズ内で新型コロナウイルスの感染処置などを行っていた自衛隊のみなんさんが、感染者ゼロとのニュースが報道されました。その理由の1つとしてあげられたのが、徹底された「手洗い」でした。

手洗いをする親子

手の表面についた汚れや病原体を落とすのが、ほんとうの手洗い!

せっけんをつけて両手を合わせゴシゴシとする、洗ったつもりでは、病原体の多くを残したままにしてしまいます。病原体を落とす手洗いは、次にあげた8つの行程をもらさず行うこと。正しい洗い方をしっかり身につけましょう。

ウイルスから身を守る!③手洗いについて

https://babyco.co.jp/column/DagvI5NL/


ウイルスを洗い流そう! 正しい手洗い動画

赤ちゃんや小さなお子さんには、ママパパが後ろから手を持ってあげて、一緒に洗いましょう!ポイントは、この工程をもらさずに行うこと! 泡の量、消毒液の量の大事ですよ。


手洗いとセットに! 濃度70%のアルコール消毒液

手洗いをより効果的に仕上げるために、アルコール消毒液をつかうことをおすすめしています。石けんのこまかな泡でウイルスを落としたあとに使用するのがいいでしょう。
手指の消毒に使用するアルコール消毒液の濃度は70%が基本です。80%を超えると、手荒れがひどくなるのでかえってよくありません。ジェルでも液体でも良いと思いますがアルコールシートで拭くだけは、あまりオススメできません。消毒液はしっかり手洗いのあと。手全体がしっとりぬれるくらい消毒液をつけるのが正しい使い方です。手洗いと消毒をセットに行い、ウイルス対策を毎日心がけましょう。

アルコール消毒をする親子の手

アルコール消毒液の量は? 消毒液はどうやって使うのがいい?

アルコール消毒液やジェルを使うときにもうひとつ大切なのは、「手に取る量」です。みなさんは、1回の手洗いにつきどれくらいのアルコールで消毒するのがいいと思いますか?

ウイルスから身を守る!④消毒について




感染症のプロが答える!
赤ちゃんをウイルス感染症から守るためのQ&A

おしゃぶりしたり、鼻水を手で拭ったりと、子どもたちは鼻やくちにふれる機会がたくさんあります。ウイルス感染症対策で大切な「手洗い」も、手を洗う理由や方法を理解するまでに時間がかかるでしょう。でも、赤ちゃんのころから、ママやパパが寄り添って手洗いを続けることで、自然と習慣が身についていきますよ。

子どもの手洗いに寄り添う母親

赤ちゃんの手洗いはどのようにしてあげたらいいの?

赤ちゃんや小さなお子さんをお持ちのママパパからの直球の質問に、感染症の対処のプロ、感染管理認定看護師の佐々木先生にお答えいただきました。子育てしている親のリアルな声です!

赤ちゃんがいるおうちでの感染症との向き合い方Q&Aあれこれ



~特集のまとめ~

家族みんなの心がけがウイルス感染症から赤ちゃんを守る


ウイルス対策で気になることは、ママやパパには山ほどあるかと思います。とくに、赤ちゃんや小さなお子さんのいる方は、お買い物、お散歩、送り迎えなど、いろんな場面で「大丈夫かな?」と不安になることが多いのではないでしょうか。そんな時、根拠のない噂ばなしに翻弄されて疲れてしまわないように。ママパパが正しい知識を持ってモラルある行動をすることで、家族の健康は守られると思います。
必要以上にマスクを付けていないと、不安やストレスが溜まってしまうのもほんとうは良くありません。「使い捨てマスクが手に入らないときは、布マスクの代用も良い。一番大事なのは手洗いと外で何かに触ったその手で顔、とくに鼻や口、そのまわりをむやみに触らないことが重要。アルコール消毒はそれにプラスアルファと思えばいい」と佐伯先生はおっしゃっていました。
これは厚生労働省の布マスクの洗い方動画です。


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