“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
新生児の子育てのコト
出産前にいろいろ聞いていたけれど、
実際に子育てしてみると、
ささいな疑問があれこれあるものです。
産業医科大学医学部卒業。産業医科大学病院小児科・国立中津病院小児科・聖マリア病院新生児科・横浜労災病院小児科で勤務したのちに開業。前静岡赤十字病院小児科副部長、日本小児科学会専門医、労働衛生コンサルタント、医学博士。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
生まれたての赤ちゃんは、まだ反応が薄いので、どうあやしたらいいかわからなくなりますよね。いちばんは、ママが側にいてあげることです。それだけで赤ちゃんは安心します。あとは、歌を歌ったり、背中を軽くトントンするなどのボディタッチもオススメです。
初産のママだと、抱っこも初心者。でもその不安な気持ちがママを緊張させてしまい、だっこがぎこちなくなってしまいます。
首がまだすわらない赤ちゃんをだっこするときは、首をささえましょう。不安なら、バスタオルなどを巻いて、だっこしてみてください。赤ちゃんも落ち着きますよ。
個人差がありますが、新生児で1日16~18時間位、月齢と共に徐々に短くなり、生後4~6ヵ月で13~14時間位、生後9~11ヵ月で11~13時間位になり、1歳を超えると12時間位になってきます。
「ちょこちょこ寝て直ぐ起きる!」という赤ちゃんの『ちょこちょこ』をトータルすると、ちゃんと寝ているものです。
授乳の回数は月齢にもよりますが、基本的には「赤ちゃんが欲しがるときに飲みたいだけあげる」のが良いでしょう。1日に20回近くおっぱいを吸わせることもあります。量は赤ちゃんが調整しながら飲んでいます。ただ甘えたくておっぱいを吸ってるだけ、ということもあるので、回数にこだわらず、どんどんおっぱいを吸わせましょう。
男の子特有のものですね。赤ちゃんはおむつ替えの際に、開放的になるからか(笑)おしっこをすることがよくあります。交換時に、おしりふきや、四つ折りにしたガーゼを当てるなど対策をとっておくと飛ばされずに済みます。
★男の子/睾丸の裏側やしわの中も汚れが残りやすい場所なので、きちんと拭いてあげましょう。
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、毎日お風呂に入るのが望ましいのですが、あまり決めつけてしまうと、ママが窮屈になってしまいます。ママの体調やタイミングなどを見て、お風呂に入れない日は、お尻だけでもお湯で流してあげるといいですね。
お風呂の時間は、1日のリズムを掴むためにできるだけ同じくらいの時間に入れるようにしたいもの。大人の手が多いときの方が楽なので、パパの帰宅後でもいいと思います。
基本的には新生児の沐浴のときから、石けんを使いましょう。とくにお顔や頭など、いわゆる脂汚れは、石けんを使わないと落ちません。石けんで洗うことは脂漏性湿疹の予防や対策にもなります。よく泡立てて洗い、石けん分をきれいに流しましょう。