babyco編集長。書籍編集者。
新潟の山奥で肉用牛を飼育しながら、野菜やくだものを育てる祖父母のお手伝いをきっかけに、丹精込めて作られた食材のおいしさ、食べることや命の大切さを学ぶ。特集記事、離乳食やママごはんなど幅広く担当。ママ・パパの気持ちに寄り添った記事の制作を心がけている。

レンジで作る鶏胸肉の南蛮漬けレシピ、レンチン調理でできるポテトサラダやナムルなどの計8品をご紹介。節約しながら1週間分の献立を作っちゃおう!
管理栄養士。東京生まれ。明治大学第二文学部卒業。3人の子育てをしながら栄養学を学ぶ。矢島助産院で日々、妊婦さんや産後ママのための食事を担当する傍ら、企業や雑誌などで離乳食の監修やママのための食に関する講演・講習会などを各地で行う。著書に『妊娠・授乳中の気になる症状改善レシピ200』(日東書院)ほか
ママ・パパの家計を支えるために、babycoの節約レシピはこんなルールで考えています。
● 肉や魚、野菜、その他の食品など、使う食材を6つ以内に収めて買い過ぎを防止
● 6つの食材で主菜の作り置き3品、副菜の作り置き5品を作り、週の食費を節約する
● 皮、茎なども積極的に使い、おいしく食べて、食材の無駄をなくす(きれいに使い切れて気持ちがいい!)
● レンジ調理などを活用して調理時間を短縮し、できるだけ光熱費を節約する
それでは、さっそく節約レシピを作ってみましょう。まずは食材の調達から。スーパーに行って次の6つをゲットしましょう。
↓購入できたらcheck!
食材が準備できたら、次は下ごしらえ。最初のこのひと手間で、このあとの調理がラクになりますから、がんばりましょう!
野菜の下ごしらえ、大変お疲れさまでした。準備が整ったら、それぞれのレシピを作ってみましょう♪
鶏むね肉を使った、和洋中の主菜レシピ3品です。うち2品は、茹でるだけで簡単に作れる基本の蒸し鶏をアレンジしていきます。
材料(2人分)
鶏むね肉 250g
酒、塩 各少々
片栗粉 大さじ1
玉ねぎ(薄切り) 1/2個
にんじん(千切り) 50g
小松菜の茎(ななめ切り) 1株分
A
白だし 大さじ2
酢 大さじ1
砂糖 小さじ2
赤唐辛子(輪切り) 1本分
作り方
1 鶏肉は皮を取って薄く削ぎ切りにし、塩と酒をふって片栗粉をまぶす。耐熱皿に重ならないように並べてラップをし、600Wの電子レンジで2分加熱する。裏返し、ラップをしてさらに2分半加熱する。
2 耐熱ボウルに玉ねぎ、にんじんを入れてラップをし、電子レンジで1分半加熱する。
3 耐熱容器に小松菜の茎を入れてフタをし、電子レンジで1分加熱する。
4 2に1、3、Aを加えて和え、皿に盛る。
▶︎POINT
揚げたり漬けたりと手間がかかる南蛮漬けを、レンチン調理でお手軽に! 鶏肉はレンジで温めるとパサつきやすいですが、片栗粉でコーティングすることで肉汁が出るのを防げます。
材料(2人分)
基本の蒸し鶏(下記参照) 200〜250g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
えのき(細かく切る) 1/2袋
小松菜の茎(細かく切る) 1株分
A
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1
めんつゆ 大さじ1
しょうが(チューブ) 少々
ラー油 小さじ1/2〜1
作り方
2 耐熱ボウルに玉ねぎ、えのき、小松菜の茎、Aを入れてラップをし、600Wの電子レンジで1分半加熱する。
3 1の粗熱がとれたら手でさき、2に入れて和え、皿によそう。
▶︎POINT
ラー油のピリッとした辛さに箸が進む、中華風の味つけです。基本の蒸し鶏は味が染み込みやすいように細かくさくのがポイントです。
材料(2人分)
基本の蒸し鶏(上記参照) 200〜250g
じゃがいも(角切り) 2個
にんじん(角切り) 35g
小松菜(5cm幅に切る) 1株
A
オリーブオイル 小さじ2
酢 小さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
すりごま 少々
作り方
1 基本の蒸し鶏を作り、粗熱がとれたらサイコロ型に切る。
2 耐熱ボウルにじゃがいも、にんじんを入れてラップをし、600Wの電子レンジで5分加熱する。Aを加えて混ぜ、1を入れて和える。
3 耐熱容器に小松菜を入れてフタをし、1分加熱する。2を皿によそい、小松菜をそえる。
▶︎POINT
マイルドな酸味がおいしい洋風サラダ。メイン食材である基本の蒸し鶏、じゃがいも、にんじんの切り方をすべて角切りにし、食べたときにくちのなかでまとまりやすくしています。さっぱりと食べられるので、食欲が落ち気味なときにもおすすめです。
1つの食材で作れる簡単おかずから、いろいろな野菜の栄養がまとめて摂れるおかずまで。調理の効率プラス、食事の効率も意識した副菜5品です。
材料(2人分)
じゃがいも(6等分) 2個
塩 少々
青のり 少々
バター(有塩) 10g
作り方
1 耐熱容器にじゃがいもを入れてフタをし、600Wの電子レンジで2分半加熱する。
2 フライパンにバターを溶かし、1を並べて表面をこんがりと焼く。竹串がすっと通ったら塩をふり、青のりをまぶして器によそう。
▶︎POINT
家族のリピート間違いなし!のやみつきポテト。ゴロッと食べごたえがあり、青のりの風味と塩けがクセになります。おかず以外に、おやつやおつまみとしても。
材料(2人分)
じゃがいも(千切り) 4個
玉ねぎ(薄切り) 1/2個
塩、粗挽き黒こしょう 各少々
薄力粉 大さじ1
ケチャップ お好みの量
油 大さじ1
作り方
1 大きめのボウルまたはポリ袋にじゃがいも、玉ねぎ、塩、粗挽き黒こしょう、薄力粉を入れて混ぜる。
2 フライパンに油をひき、1を広げる。フライ返しで押さえるようにして、両面を5〜6分ずつ焼く。皿によそい、ケチャップをそえる。
▶︎POINT
押さえながら焼くことでじゃがいもと玉ねぎに焼き色をつけて、香ばしい旨みを引き出しています。食材が混ざりやすいように、じゃがいもと玉ねぎは同じくらいの細さに切るといいでしょう。
材料(2人分)
えのき(3〜4つに分ける) 1袋
片栗粉 大さじ3
しょうゆ 少々
油 大さじ2
作り方
1 えのきは片栗粉をまぶす。
2 フライパンに油をひき、1を並べる。フライ返しで押さえるようにしてこんがりと焼き、焼き色がついたらしょうゆを回しかける。
▶︎POINT
えのきに片栗粉をまぶして焼くだけのシンプルなレシピですが、きのこは旨み成分が豊富なので、食べるととてもジューシー! しょうゆのほか、仕上げに塩をパラッとまぶすだけでも◎。
材料(2人分)
じゃがいも(6等分) 2個
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
にんじん(角切り) 20g
小松菜の茎(細かく切る) 1株分
マヨネーズ 大さじ2
バター(有塩・なくても可) 5g
チーズ(なくても可) 10g
作り方
1 耐熱ボウルにじゃがいも、にんじんを入れてラップをし、600Wの電子レンジで5分加熱する。玉ねぎを入れて、さらに40秒加熱する。
2 1をマッシャーでつぶし、マヨネーズを加えて和える(バター、チーズを使う場合はこのタイミングで加えて溶かす)。
3 耐熱容器に小松菜の茎を入れてフタをし、1分加熱する。2に加えて和え、器によそう。
▶︎POINT
栄養価の高い玉ねぎ、にんじん、小松菜を加えた、野菜も栄養もまとめて摂れるポテトサラダ! よくマッシュしたやわらかい状態であれば、小さなお子さんにも取り分けて食べさせてあげてもいいでしょう。
材料(2人分)
えのき(5cm幅に切る) 1/2袋
にんじん(千切り) 65g
小松菜の葉(5cm幅に切る) 3株分
めんつゆ 大さじ1
炒りごま(白) 小さじ1
すりごま 小さじ1
粗挽き黒こしょう 少々
作り方
1 耐熱ボウルにえのき、にんじんを入れてラップをし、2分加熱する。小松菜の葉を入れてラップをし、さらに1分加熱する。
2 1にめんつゆ、炒りごま、すりごま、粗挽き黒こしょうを加えて和える。
▶︎POINT
3つの食材の食感の違いが楽しい簡単ナムル。ごまには、血管の老化を防ぐセサミン、疲労回復効果のあるビタミンB1などの体にうれしい栄養が豊富に含まれているので、お疲れ気味のママ・パパはモリモリ食べましょう!