幼児から取り組める、地球にやさしいライフスタイル「SDGs(エスディージーズ)」

幼児から取り組める、地球にやさしいライフスタイル SDGs
2020/12/29 2023/04/03 妹尾敦子 妹尾敦子

最近、カフェなどのストローがプラスチック製のものから紙製のものに変わったり、レジ袋が有料化になったりと、世の中での環境問題の意識がとても高まっていますね。それとあわせて、「SDGs(エスディージーズ)」や「サスティナブル」といった言葉も耳にするようになりました。
環境問題のこと? 国連で採択された何かだよね? と何となくご存知のママもいるかもしれません。
聞いたことがなかった!というママも、国連で採択のことなんて私にはあまり関係ないかも、と思ったかもしれませんね。
でも、じつは「SDGs」は私たちがこれからも豊かでしあわせに生きていくためにみんなで取り組もうと呼びかけている17個の目標のことなんです。
10年後、20年後、子どもたちが成長してもずっとこの地球で豊かにしあわせに暮らしていけたら。
まだ聞いたことがなかったわ、というママも、この機会に「SDGs」についてママ目線で考えてみましょう!

ママにも知ってほしい! SDGs(エスディージーズ)って?

公園で走る女の子

SDGs(エスディージーズ)って、具体的になんのことなんでしょう?

SDGsとは、2015年の国連のサミットで193の国の首相の参加のもと、全会一致で採択されたSustainable Development Goals「持続可能な開発目標」のことです。

Sustainable(サスティナブル)? ちょっと難しいそう、と思うかもしれませんが、Sustainableとは、sustain(持続する)とable(できる)からなる単語で、その2つからの単語が合わさって、「持続できる」「ずっと続けていける」(持続可能)という意味になるのだそう!

つまり、SDGsは私たちがこれからも”地球上で豊かな生活”をずっと続けていける社会をつくるために、環境問題をはじめ、いろんな世界の問題にみんなで取り組んで行こうと呼びかけた目標のことなんです。

SDGsの意味を知ってみると難しいことではなく、これからの私たちのライフスタイルと、とても関係が深いことなんだとわかりますよ。

ママにできるサスティナブルなこと

不要になった服をフリマで売るママ

では、どんなことがママにできるサスティナブルなことでしょう?

 

お買いものにはマイバッグを持参

おでかけにはマイボトルを持っていく

出たゴミは持ち帰ってきちんと分別して捨てる

食品のロスが出ないように心がける
(スーパーの特売品 買い過ぎて残ってませんか!?)

サイズアウトしたキッズ服は捨てずにリサイクル

 

「え? そんなことがサスティナブル?」と感じたママもいるかもしれません。

そうなんです。あまり難しく考えなくてもいいんです。

環境問題に関しては、普段から私たちが気にしていることと変わりません。

でも、“レジ袋が有料化になってしまって、めんどくさいなぁ”と思ってマイバッグを使うのと、
“環境のため、少しでもレジ袋のゴミを減らそう!”と思って使うのでは、
マイバッグを手にする時のモチベーションが違いますよね。

機能的でステキなマイバッグもたくさん出ていて、自分好みのマイバッグを探すのも楽しそうです。

 

最近はサスティナブルに取り組んでいる企業や、商品もどんどん増えてきています。もし、サスティナブル、の文字を見つけたら、どんな取り組みなのか見てみましょう。その企業の商品を選ぶこともサスティナブルな取り組みのひとつですね。

子どもたちにできるサスティナブルなこと

ゴミの分別をする子ども

サスティナブルな取り組みのなかには、子どもたちにもできることもあります。

キッズができるサスティナブルスタイルはどんなものがあるでしょう?

サスティナブル、なんて理解できないし、子どもにはまだ早いかな、と思わずに、

 

手をあらったら、お水はしっかりとめよう

ママといっしょに、ごみは分けて捨てよう

 

こんな身近なことから取り入れてみてはどうでしょう。

ママの言っていることがなんとなくわかるようになれば、

「燃えるごみはこっちのごみ箱にポイしてね、カンカンはリサイクルできるから、こっちのごみ箱にポイだよ」
といっしょにゴミの分別してみましょう。

自分で手が洗えるようになったら、

「終わったら流しっぱなしにしないで、お水は大切だから、しっかり止めようね!」
と声がけしてみるのもよいと思います。

意識してできるようになれば、それは立派なキッズのサスティナブルスタイル!

 

子どもはそんなママのサスティナブルなライフスタイルをしっかり感じてくれるはず!

そうして育った子どもは自然とサスティナブルなことを考えてくれるようになると思います。小学生ぐらいになれば、しっかり自分で考え、進んで取り組んでくれます。

地球を大切にし、自分だけでなくみんなのしあわせも考えてくれる子どもに成長してくれたら、ママとしてもうれしいですよね。

子どもたちも、孫たちも、ずっとずっとしあわせに暮らしていってほしいですね。SDGsはそんな思いが込められた目標だと思います。

探してみよう、ママ目線のSDGs

では、SDGsには具体的にどのような目標があるのでしょう?

SDGsの17個の目標

これ、どこかで見たことあるかも?と思ったママもいるかもしれません。

 

SDGsには上図のような全部で17個の目標があり、2016年から2030年までの15年間に達成することをめざしています。

<おすすめ(おもしろ)SDGs活動>

おにぎりアクション

SDGsの推進に、ジャパンSDGsアワードという優れたSDGsの取り組みをする企業や団体を表彰するもがあります。ユニークなものに「おにぎりアクション」というものがあり、おにぎりの入った写真を1枚投稿すると、協賛する企業から、アフリカやアジアの子ども達に約5食分の給食がプレゼントされるといったNPO法人の取り組みです。

ママひとりで世界の子どもたちの貧困や飢餓問題に取り組むのは難しいですが、これなら、お子さんがおにぎりに大きな口でガブっとかぶりつくかわいい瞬間!の1枚、家族のために頑張って作ったフォトジェニックなおにぎりの写真、投稿できそうですよね

おもちゃでリサイクル

これはマクドナルドでやっているSDGsの取り組みのひとつです。

「おもちゃでリサイクル」といって、必要なくなったハッピーセットのおもちゃを回収し、リサイクルするという取り組みです。

お子さんが飽きてしまって遊ばなくなった、ハッピーセットのおもちゃ、おうちに転がっていませんか?!

 

ママ目線のSDGs、思った以上に私たちの身近なところにたくさんありますね!

これからは、もっとサスティナブルな取り組みが増えていくと思います。

サスティナブルって?が、これってサスティナブルな取り組みだね!と見方が変わるかも!

家族の未来のためにも、これからのライフスタイルに身近なことからサスティナブルを親子で取り入れてみませんか?

SDGsのめざすこと

笑顔の家族

最後に、どうしてSDGsが採択され、みんなが取り組んでいるのか、という少しまじめなお話を。

SDGsが国連で採択された背景には、

1)便利な生活のために環境破壊を続ける社会

2)貧困層への対処の必要性

3)女性の人権などジェンダー平等の確立

といったことに人々が向き合い始めたことがあります。

このままでは、みんながこの先ずっと地球上で幸せに生きていくのは厳しいのでは? と思いはじめたからなんです。

だから17個の目標は貧困や経済成長、環境問題、ジェンダー問題などさまざまな範囲にわたるんですね。

「誰一人取り残さない」(みんなが幸せに暮らせること)をめざし、世界中の人々が豊かな生活を追求しながらも環境を守って、サスティナブルな社会をめざしていこう、と取り組んでいます。

女性として、ママとして生きがいのある社会を、また、子ども達が成長してもしあわせに暮らしていける世の中になっていってほしいですね。

 

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