4歳息子と0歳娘の母。第二子妊娠中にbabycoのママライター講座がきっかけで勉強することの楽しさを覚え通信講座にハマり、調剤薬局事務の資格取得。ライター活動をしながら最近、パーソナルリンパケアリストと離乳食・幼児食コーディネーターの資格も取得。 子どもの夜泣きが収まったら、来月から介護事務講座を受講予定。さらには登録販売者、准サービス介護士も目論見つつ、二人育児に奮闘中。
新型コロナウイルスの長きに渡る流行により、不安な日々を過ごされているプレママさんは多いと思います。
初めて妊娠された方はもちろん、二人目以降の妊娠だという方も、以前との出産事情の違いに困惑されているのではないでしょうか。
筆者自身も、4歳差兄妹の出産事情はコロナ前と後で大きく異なるものでした。
ここでは、総合病院と個人病院の両方での出産経験をもとに、新型コロナ流行前と後の違いも交えながら『産院の選び方・通院編』として紹介させていただきます。
分娩できる病産院には、総合病院、個人経営のクリニック、助産院などいろいろとありますよね。
それぞれの特徴やメリットなどはこちらの記事にまとめてありますが、
CLICK▶︎妊娠20週までには産院を選びましょう! 産院選びのポイント
総合病院にするか個人経営の産婦人科クリニックなどを選ぶかは、環境によっても変わってきますが、ママ友の話を参考に決める方もいるでしょう。
そこで、第一子を総合病院で出産し、コロナ禍では個人病院を選んで第二子を出産した筆者の体験をご紹介します。
第一子の妊娠がわかったとき筆者には既往症があり、総合病院での出産を勧められました。
その為、実家から一番近い総合病院に予約を取り、里帰り出産という選択をしました。
初めての妊娠・出産で不安だった事もあり、産後もしばらくは実家で世話になろうと思ったためでもあります。
実家までは約1時間。通院も市外からではありましたが、電車とバスを乗り継いで1時間ほどの距離だった事もあり、里帰り前も自宅から妊婦健診などに通う事ができました。
第二子を妊娠した時は、新型コロナウイルス流行真っ只中。
長男を出産した病院は総合病院だったこともありいつも混雑していて、産婦人科受診時も総合受付を介さなければいけなかったので感染が不安でした。1時間の通院は、電車やバス移動での感染リスクも怖いと感じました。
すでに上の子は幼稚園に通っていたので、今回は里帰りせずに自宅で頑張ろうと、近所の病院から選ぶ事にしました。
さいわい長男の卒乳指導で通っていた母乳外来のある個人の産婦人科が自宅から一番近く評判もよかったので、そちらにお世話になる事にしました。
第一子出産時に指摘された既往症については、出産の予約を取る前に近くの総合病院でのセカンドオピニオンを受け、問題ないとの紹介状を書いてもらいました。
第一子の妊娠時は初めての事で勝手が分からず、妊娠判定をしてもらった病院に勧められるがまま総合病院に予約を取りました。しかし第二子出産時は、一度経験している事もありコロナ禍で不安ながらも自分で病院を選択する余裕がありました。
また、産院のホームページを見てみると、分娩方法もさまざまな特徴がある事が分かりました。
筆者の出産した個人病院でいうと、
◆自然分娩が基本のフリースタイル分娩
◆会陰切開はしない方針
などです。
第一子を出産した総合病院ではホームページには詳しい事は書かれていなくて分娩予約確定後に詳しいパンフレットをもらう形だったので、今思うとよく分かっていないまま予約してしまったかなと感じます。
産院を選ぶにあたって、自分に合った方法でお産をしたい(例えば無痛分娩希望など)と考えていらっしゃる方は、あらかじめ確認してから受診するといいかもしれませんね。
バースプランを立てることの大切さがあとからわかりました。
続いては、妊婦検診時の通院で、筆者が感じた総合病院と個人病院の違いについてあげてみたいと思います。
妊娠健診は一般的に14〜15回はありますし、待ち時間や予約方法などもどんな違いがあるのか気になるところですよね。
表にまとめて比較してみました。
総合病院 | 個人病院 | |
待ち時間 | 全般に長め | 日によるが比較的短め |
予約方法 |
受付に直接 |
受付に直接 |
担当医の指名 | × | 〇 |
アプリ利用 | × | 〇 |
4D映像 |
申込制 |
出産予定の妊婦は無料 |
アプリ利用については病産院によって異なることが多いので、上記の表はあくまで私の利用した総合病院と個人クリニックのケースですが、病産院選びのチェック項目としてぜひ参考にしてみてください。
あくまで筆者の通院した病院に限る話かもしれませんが、総合病院はとても待ち時間が長かったです。名前を呼ばれるまでに予約時間から2時間オーバーという事もありました。
個人病院の方は先生も診察室の数も少ない割には、毎回1時間程度で終わっていたような気がします。
また、個人病院では何と言っても毎回同じ先生に診ていただけた事がよかったです。コロナ禍で不安だった事もあり、先生と密にコミュニケーションをとる事ができたのは安心でした。
毎回4D映像で赤ちゃんを見る事ができ、それをアプリで共有して自宅でも見る事ができたので、コロナ禍で付き添いができない主人や上の子にも、元気に動いている赤ちゃんを見せてあげる事ができました。
総合病院で出産をした上の子のときは、4D映像はあくまでオプションという形で金額も高く申し込まなかったので、今思うと少し残念でした。
ここまで述べてみると、個人病院のメリットを多く挙げているようですが、総合病院でよかった事もたくさんあります!
第一子妊娠時、筆者の胎盤の位置があまりよくなく、臨月直前まで帝王切開を視野に入れていました。
結果は胎盤が上がってきて無事自然分娩できましたが、初めての妊娠でさらに帝王切開かもという状況に当時は不安でいっぱいでした。
そんななか、先生方が毎回親身になって、帝王切開になった場合のシュミレーション等をしてくださったのがとても印象的でした。固定の先生がつく事はありませんでしたが、関わった先生方にとても感謝しています。
今思うと、待ち時間が長かった原因のひとつはそれかも…? 総合病院はリスクのある妊婦さんも多かったようなので、一人一人に時間を多くとっていたのかもしれません。
次回の入院編では、息子にまさかの事態が起こり、総合病院で本当に安心した…というエピソードもお届けしたいと思います。
今回の体験談は、あくまで筆者の主観に基づくもので、病院にもさまざまな違いがあります。産院選びのひとつの例として、ご参考にしていただけたらうれしいです。
長引くコロナ禍で不安な事ばかりだと思いますが、ハッピーな気持ちで赤ちゃんを迎える事ができますように!
イラスト/sanno