“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
お産で使った気力や体力を回復させるために、産後1~2週間は横になって過ごします。お産の経過によっても体調は異なるので、産後の体の調子に合わせて休み方を考えましょう。
なぜ横になって過ごすことが大切かというと、産後すぐに立ち仕事をしてしまうと出産で伸ばされた骨盤底筋(内臓を支える筋肉)に負荷がかかり、体の回復に時間がかかるからです。
この時期に体を休めないと、あとあと腰痛を引き起こしたりする可能性があります。
1.育児にそなえて、たくさん寝て体を休める
2.しっかり食べて栄養を蓄える
3.赤ちゃんに授乳をして、お世話をする
この3つが、産後直後のママにしてほしいことです。
休む、というのはひと休みするのではなくて、ごろごろ寝ること。 甘え過ぎかな…なんて思わず、パパにごはんを買ってきてもらったり、両親や友人に頼るなど、みんなの力を借りながら出産でがんばった体を休めてあげてくださいね。
産後2週間になると、子宮が小さくなって立つことができるようになります。
立ち姿勢を無理なくとれるようになれば、少しずつ立ち仕事をはじめてみましょう。立ち仕事というのは、食器洗いやお洗濯、そうじ、買い物などです。
体がしっかりと回復していない状態で産前の生活を一気に取り戻そうとすると、お産によって体の筋肉がかなり消耗しているのでドッと疲れてしまいます。だから、”少しずつ”が大切なんです。
「お茶碗を洗ってみようかな」「洗濯物を干してみようかな」と、できることをちょっとずつはじめてくださいね。
<出産前に考えておきたい産褥期のセルフケア>
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監修:永森久美子先生
世田谷区立産後ケアセンター センター長。助産師。
イラスト:くのまり