“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
ママの体に起こる変化のひとつに、髪の毛がたくさん抜けるという症状があります。妊娠中に多く分泌された女性ホルモンが、産後急激に減少することが大きな原因となり、髪に影響を及ぼします。最初は驚くかもしれませんが、毎日の生活に気をつけながら、ゆっくりと自然に治しましょう。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
妊娠中は女性モルモンが増加して髪の寿命が延び、抜ける頻度が落ちます。この女性ホルモンが出産と同時に減り、今まで抜けなかった髪が一気に抜けることで「急にたくさん抜けた!」と感じるのです。
産後の疲労や寝不足、ストレス、急激なダイエットも原因のひとつです。
シャンプーやブラッシングの際などに、髪の毛がごっそり抜けることがあります。産後2〜3ヵ月から抜け始め、半年頃がピークに。
個人差はありますが、遅くても産後1年ほどで元の髪のボリュームに戻るでしょう。食べ物やシャンプー選びなど日頃から意識しましょう。
① 乾燥肌や、脂性肌など地肌のタイプはそれぞれです。自分の肌タイプに合うシャンプー剤を選び、朝よりも髪が生え変わる夜に洗髪をすることがポイント。
② 食生活に気をつけ、ビタミンやミネラルが豊富な食材を取り入れることが重要。納豆や海藻、ナッツ類など、ビタミンA・B・E、亜鉛、ミネラル、たんぱく質を含む食材を積極的に摂ると◎。
③ 疲れやストレスは大敵です。日頃の疲れやストレスによる自律神経の乱れは、頭皮の血行に悪影響。からだを休めつつ、ストレス発散で息抜きをしてください。
イラスト:きどふみか