“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
産後は、慣れない育児でなかなか疲れがとれず、睡眠も思うようにとることができません。少しでも栄養のある食事を心がけ、体力をつけることが重要です。 産後、母乳育児の場合、一日の摂取カロリーは2500kcalが目安といわれています。
ただし、高カロリーな一品料理ではなく、バランスよくいろいろな食品を食べましょう。母乳育児でないママは、体が回復する産後6週間頃から妊娠前の摂取カロリーに戻しましょう。
・鉄分
お産の時の出血や悪露、母乳によって鉄分が不足し、貧血症状が起こりやすくなります。
・カルシウム
妊娠中に引き続き、産後のママは母乳のためカルシウムが不足しやすい状態になっています。
・タンパク質
人間の体は、頭の先からつま先までタンパク質でできています。タンパク質は産後の体力回復の要です。
サプリメントは過剰に摂ってしまったり、飲み合わせによる弊害が明らかになっていないかなど心配な側面も。
必要な栄養は食事から摂ることが一番ですが、外食が続いてしまうときなどは、一時的にサプリメントで補ってもよいでしょう。