女の子の育て方(教育カウンセラー・教育博士インタビュー)しつけ&叱り方

女の子と男の子。性別が違うと、育て方も違うのでしょうか?
女の子にはどんな特徴があるの? しつけや叱り方はどうすればいい?
ベストセラー「女の子の育て方」「男の子の育て方」(共にWAVE出版刊)の著者であり、教育カウンセラー・教育博士の諸富先生にお話を伺いました。
0〜6歳までは、心の土台作りのために大切な時期なのだそうですよ。

乳児期の女の子は性格的に男の子とどう違う?

おもちゃで遊ぶ女の子

ジェンダーレスな時代ではありますが、生物学的に「女性」と「男性」がいることもまた事実。性格や特徴、育て方にはどんな違いがあるのでしょう?

女の子は育てやすいって本当?

Q:乳児期の女の子との子は、性格的に違いはあるのでしょうか?

もちろんあります。

女の子は男の子と比べて大人してく育てやすい傾向にあります。

もっというと、ママのお腹の中にいるときから男の子は元気いっぱいで、女の子はおとなしいと言えるでしょう。

でも、女の子には女の子の、男の子には男の子の良さがちゃんとあるので性別は関係ありません

 

女の子の特徴

・男の子と比べると性格が穏やかでやさしい

<先輩ママはこう感じてる!>
女の子って…
体がやわらかい
泣き声がかん高い
体がちっちゃめ
おしゃまで早熟
面倒見がいい


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女の子の育て方にはどんな特徴があるの?

女の子とママのスキンシップ

女の子は、同性であるママをお手本にして生きています。

0歳の頃はまだ見えないかもしれませんが、2歳半や3歳くらいになって自我が芽生えてくる頃から少しずつママのマネをし始めるでしょう。
そのときに、ママ自身がいつもハッピーでいると、その娘にハッピーが伝わって、しあわせな人生を送ることができます。

そしてやっぱり、たっぷりの愛情を注ぐことです。これは、男女の性別ではなく、0~6歳の時期の子ども全員に当てはまります。

0〜6歳までの乳幼児期は心の土台づくりの時期

乳幼時期にたっぷりの愛情を注ぐことが大切なのはなぜ?
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0〜6歳の乳幼児期は心の土台作りの時期

Q:6歳までは心の土台作りの時期と言いますが、土台とは、強い気持ちをつくるということ?

多少のことではポキリと折れない柔軟性のある心を育てるということです。

たとえば、就活を一生懸命やるけれども面接に来れなかったとか、授業ではいつも一番前の席にいるけれども試験になると休むとか。

つまり、最後のところで踏ん張れないという子なんですが、そういう子たちとカウンセリングをしていると、0~6歳の時期にお母さんから十分に愛された経験が少なかったり無かったりするんです。

お母さんとの楽しい思い出がないというんです。

これは性格だけによるのではなく、心の土台ができているかいないかによります。大事な土台がないと、自分ではどうしようもないんですね。いくら前向きになろうとしても、どこかですべっちゃう。これは本人ではどうしようもできないことだったりします。

 

安心感、信頼感はどう与えてあげればいいの?

たくさんスキンシップ

まずは、愛しているとことばで伝えてください。
心で思っているだけでは意味がありません。「愛している」とどんどん言葉で言いましょう。

それから、だっこしたりタッチしたり、たくさんスキンシップを行ってください。
心から抱きしめたり、ぎゅっとしたり、ほっぺにチュッとキスしたり。とにかく、6歳までは、めちゃくちゃ親ばかになって子どもにベタベタするのがイチバンです。

甘やかし過ぎると良くないのでは…という心配は、0~6歳の時期にはいりません。ぎゃくに、しつけといってきびしすぎるほうが大問題です。

「ほめて育てる」ほうがいいの?

Q:しつけといってきびしすぎるほうが大問題なら、褒めて育てればいいのでしょうか?

それも違うんです。
「ほめて育てる」のは行動主義の心理学。
「ともに喜んで育てる」のは、今流行っているアドラー心理学です。

「ほめて育てる」というのは、「ほめるしかる」上から目線のもの。これをすると、親からほめられるために何かする、叱られないために何かするという子になってしまいます。

たとえば、親が見ているときにがんばって部屋を片付けたり勉強したりするけども、見ていなかったら怠けるという子になりやすいわけです。

そして、アドラー心理学というのは、自己責任を重んじるもの。
「○○してくれて嬉しい、ありがとうね」とか「○○できていると思うよ。次も○○できるよね」といった、信頼と期待を前提とした言葉がけです。

信頼され期待された子は、信頼され期待に答える大人になります。信頼と期待がないほめ方や叱り方をされていると、単に懲罰をされているような感覚にもなります。「ともに喜んで育てる」というのは、勇気づけの子育て。ほめるよりも勇気づけが大事だと思います。

しつけばかりを優先してガミガミ叱っても子どもには響きません。子どもが40歳50歳のときに響くのが、本当の意味でのしつけですね。

 

ママから寄せられたお悩みに答えていただきました!

ここからは、パパ&ママから実際に寄せられた素朴な疑問にお答えいただきました。

Q:男兄弟で育ったパパです。2歳半の娘のしかり方がわかりません

はじめての子どもが女の子だと、とまどうパパは多いですね。

女の子は、小さい頃からプライドは高くて傷つきやすいものです。ですから、けっしてプライドをつぶすような言い方はしなように心がけてください。

ポイントは
「○○ちゃんこうなっちゃっているね。でも○○ちゃんならできるよ」
と、前向きに励ますような言葉を使ってください。勇気づけるように話してみるといいですよ。

Q:女の子だったら、幼稚園と保育園 どちらが合いますか?

これについては性別は関係ありません。

基準は、ママ自身のコンディションや生活スタイルです。ママがどれくらいの時間、笑顔で子どもと接することができるかで決めるのがオススメです。

フルタイムで子どもと一緒に過ごしたいという人、パートタイムでちょうどいいという人は幼稚園がいいでしょう。フルタイムで仕事もしてたいし、子育ては短時間でぎゅっと凝縮したいママもそれでオッケー!こちらは、保育園向きだと思います。

Q:女の子の習い事でオススメはありますか?

スイミングやバレエ、英会話にピアノなどが女の子に人気のおけいこですが、なかでもイチバンのオススメはピアノです。

ピアノは豊かな感性を育み、譜面を読んでリズムをとることで知的能力が高まるといわれています。さらに、細かく指先を動かすので脳へ刺激を与えてくれます。もちろん、無理強いは逆効果ですよ。

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お話を伺った先生:諸富祥彦先生

教育学博士
1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。 英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、 千葉大学教育学部講師、助教授(11年)を経て、現在、明治大学文学部教授。 臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持つ。 著書:「男の子の育て方」「女の子の育て方」「ひとり親の子育て」「ひとりっ子の育て方」 (WAVE出版)、「子育ての教科書」(幻冬舎)、「「子どもにどう言えばいいか」わからない時に読む本」(青春出版社)ほか多数。

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