3歳と1歳の男の子のママ。出産を機に退職するまで栄養士・調理師として勤務。経験を活かして家庭でも頑張ろうと意気込むが、イヤイヤ期と食べず嫌いの壁にぶち当たり、子育て中の食の悩みの大変さを痛感。無理なく楽しい育児を心掛けている。
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一日に何度も行う子どものおむつ替え。みなさんはどのようにおむつを捨てていますか?
使用済みのおむつの処理をどうしたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
毎日行うおむつ替えだからこそ、臭いにもしっかりと対策したいですよね。
親子ともにスッキリできる快適なおむつの捨て方について紹介します。
子どもが生まれてからトイトレが完了するまで使い続けるおむつ。みなさんはどのように捨てていますか?
ここでは基本的なおむつの捨て方とマナーを、「紙おむつの表示ガイドライン(一般社団法人日本衛生材料工業連合会)」に沿ってご紹介します。
まずはおしっこのみの場合です。
手前からクルっと丸めて、テープタイプのおむつは両サイドのテープを、パンツタイプは背中側に付いているテープを使って止めると便利です。
お次は気になるうんちの処理について。
新生児から離乳食が始まるまでの間は、うんちが水っぽくトイレに流すことは難しい状態が多いと思います。どんなうんちでも絶対流すの?と悩む方もいるかもしれません。
ゆるいうんちやこびりついて取れないものは無理せず可能な限りトイレで処理をして、どうしても取れない分はおしっこの時と同様の処理をしてください。
離乳食が始まってうんちが固くなり、トイレに流せるようになったらおむつに付いたうんちは流しましょう。この時にトイレに流せるうんちへらや、おしりふきを利用するのもおすすめです。
そのほかにも以下のようなルールが記載されています。
おむつは普段から衛生的に処理する習慣をつけておくと、子どもが胃腸炎など感染性の病気になった時におむつ処理をしているママやパパが感染するリスクも少なくなります。
おむつを処理した後は必ず手洗いをして、清潔にしてくださいね。
おむつの基本的な捨て方がわかったところで、気になってくるのが処分した後のおむつの臭い。
特に暑い時期や、離乳食が始まってからの臭いに悩む方が多いのではないでしょうか。
小さい頃は欠かすことのできないおむつだからこそ、快適に処理できる臭い対策におすすめのアイテムを紹介します。
おむつが1つだけ入れられるような小さいサイズから、2~3個程度入るもの、大きめのゴミ箱サイズまで幅広い大きさのものがあります。
◆メリット:匂いが漏れにくい、サイズが豊富、手軽に使える
◆デメリット:1枚当たりの値段が高い
大きく分けると、専用のカートリッジが必要なタイプと市販のビニール袋が使用できるタイプがあります。
おむつ専用として売られていないゴミ箱でも、蓋つきのものをおむつ専用として使うことも可能です。
◆メリット:デザインや大きさなどの種類が豊富、カートリッジが必要なタイプは匂いを軽減する効果が高い
◆デメリット:ゴミ箱を新たに設置するスペースが必要、カートリッジタイプはコストがかかる
おむつのニオイが気になるママ&パパ必見!
自動開閉ゴミ箱なら、手が汚れる心配もなくサッと捨てられてとっても便利。
センサーでフタが開くから、おむつ替えをして手を洗う前にも衛生的だし、赤ちゃんを抱っこしたままのゴミ捨てにも便利です。臭いを閉じ込めてくれる蓋付きゴミ箱は1つあるといいですね!
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包むだけで消臭効果が期待できます。おむつを捨てるとき以外でも、掃除や料理の後処理に使える万能なアイテムです。
◆メリット:手軽に使える、掃除や料理の後処理にも使用できる
◆デメリット:子育て世代で新聞を購読する家庭が少なく入手しにくい
スプレータイプのものやゴミ箱に付けるタイプ、シートタイプなどがあり、手軽に試すことができるアイテムです。
◆メリット:使いたいシーンに合わせて種類が選べる
◆デメリット:効き目が継続しづらい
おむつの臭い対策におすすめのアイテムを紹介したところで、それぞれのアイテムの魅力を活かした方法やアドバイスをご紹介します。
どの方法も普通に捨てることとは違いひと手間かかりますが、その分快適なおむつとの付き合いが待っています。
自分に合った方法をみつけてみてください。
おむつ専用ゴミ箱を設置する場合、置き場所がとても重要になってきます。
なるべく涼しく風通しのいい場所がおすすめです。おむつ替えの頻度と捨てる時の手間などを考慮してご家庭の中で検討してみてください。可能であればベランダなどの屋外が一番臭いに悩まずに済むのですが、ご近所との兼ね合いも忘れずに。
うんちの時はトイレに流すので、トイレに置いてみるというのも検討されてみても良いかもしれません。ただトイレに置く場合、ゴミ箱の大きさが大きすぎると難しいかもしれません。また、実際置いてみたら臭いがこもってしまって私はトイレへの設置を断念しました。カートリッジの必要なおむつ専用ゴミ箱であれば臭いがこもらずに済むかもしれません。ゴミ箱にもさまざまな種類がありますので、お好みに合わせて選んでみてください。
新聞紙に包んでおむつを捨てるだけでも消臭効果は期待できますが、更に効果が高まるのが新聞紙で包んだあと消臭効果のある袋に入れる方法。
袋に消臭効果があれば、より臭いは気にならないはずです。消臭効果のない袋でも十分に試す価値がある組み合わせですので、ぜひ新聞紙で包んだあとは袋に入れるという習慣をつけてみてください。
臭い対策ができるゴミ箱とはいえ、おむつを入れる時はどうしても臭いが気になるかと思います。
そこで試していただきたいのが、おむつ用の芳香剤です。
おむつを入れる瞬間のストレスを軽減できるので、徹底して臭い対策をしたいときにぜひ試してみてください。一緒に使うことで、おむつ専用ゴミ箱の開閉時など一瞬の臭い対策にも効果があり、さらに臭いが気にならなくなります。
大型のショッピングモールなどには、ベビールームや授乳室など子連れのママやパパに欠かせない設備が併設されているところが増えてきました。そのため使用済みおむつのゴミ箱が置いてあるところもありますが、必ず置いてあるわけではないのが現状。
捨てるところがなかったことを想定して、備えておくことが大切です。普段から用意しておけば災害時など緊急の時も対応できます。外出先では、基本的におむつは持ち帰るものと想定しておくほうがいいかもしれませんね。
また、外出先でうんちをしたときも自宅にいる時のようにトイレに流さなければいけないの?と思う方もいるかもしれません。おむつ替えスペースに必ずトイレがあるとは限らないので、トイレが近くにあって流せる状況であればトイレに流しましょう。
とはいえ、どうしてもトイレに流せない状況もあるでしょう。そういった時のために、外出時には消臭効果のある袋を用意するのがおすすめです。または、消臭効果のあるポーチに使用済みおむつを入れて自宅まで持ち帰るのもいいですね。消臭効果のある袋に入れて、さらにポーチに入れれば臭い対策はバッチリといったところではないでしょうか。
お友達や知り合いの家では、基本的におむつは持ち帰るほうが無難です。ただ、小さいお子さんのいるお家や、住んでいる方との関係性、「捨てていっていいよ」と声をかけてくれたなど状況に応じて判断するといいですね。
外出先でのおむつ処理はマナーを守って、周囲への配慮も忘れずに行いましょう。
イラスト/hrpn