お食い初めの準備はいつ何をする? 自宅で行った先輩ママの経験談付き!

お食い初めの準備
2021/07/21 2023/04/14 山田治奈 山田治奈

お食い初めの準備、いざとなるとどうしていいか悩みますよね。
特に初めてのママ・パパは戸惑ってしまうことでしょう。

「いつごろからどんなものを準備すればいいの?」
「自宅で行うべき? それとも外食?」
「服装は? 段取りは?」

と不安なことはたくさん出てくるはず。
そこでお食い初めに準備するものを一挙に解説しますので、ぜひ参考にしてください。

自宅でお食い初めを行った先輩ママの体験も写真付きでご紹介。
また、お食い初め準備するものリストもご用意しています。

お食い初めとは

お食い初めは「100日祝い」「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれる生後100日のお祝いの儀式です。
地域によっては「箸祝い」や「お箸初め」、「歯揃え」、「真魚始め(まなはじめ)」などとも言われています。

さまざまな名称が付けられているお食い初めですが、いずれも赤ちゃんにご馳走を食べさせるまねをして、
「一生、食べることに困らないように」
と健やかな成長を願う行事です。

お食い初めはいつ、誰とどこでお祝いする?

では、具体的に「いつ」「誰と」「どこで」お食い初めのお祝いをすればいいのか、初めてのママにもわかりやすく紹介していきましょう!

家族でお食い初め

いつごろを目安に行う?

一般的には、お食い初めは赤ちゃんが生まれてから100日目に行うといわれています。
生後100日~120日頃はちょうど乳歯がはえ始める時期なので、歯が生えるくらいに大きく成長したことへのよろびと感謝を込め、これからの健やかな成長を願ってお祝いします。

地域によっては110日、120日目などに祝うところもあります。120日を過ぎてお祝いすることを「食いのばし」といって、長寿を意味することもあるようです。

とはいえ、その日にお祝いしなくてはいけないということはなく100日目はあくまで目安。
赤ちゃんの成長や体調を考えて日を選びましょう。
100日が過ぎたあとの週末や祝日、大安吉日で行う家庭が多いようです。

誰と行う? 祖父母や呼ぶの?

本来お食い初めは、その家の一番年長者の祖父母が最初に赤ちゃんの口に箸をもっていく習わしでした。昔は同じ屋根の下に大家族が住んでるのが当たり前だったので、そうした風習になったと考えられます。

ですからもちろん今でも祖父母をよんでお食い初めをするパパママもいますが、最近はささやかに家族水入らずでお祝いをするパパママも増えています。
まだまだ小さな赤ちゃんのケアに忙しい時期に行うこともありますし、働いているママが増えたこと、核家族化でさらにコロナ禍ということなども手伝っているようです。

あまり形式にこだわりすぎず、それぞれの家庭に合ったお祝いの仕方でいいので、歴史のある行事といっても気軽に行えそうですね。

祖父母とお食い初め

どこでやる? 自宅 or レストラン?

さて、お祝いを行う場所はどこにするか?ですが、昨今の事情もあり、すっかり自宅で行う儀式が主流となりました。

料亭やレストランは予約をするだけなので手間がかかりませんが、感染対策が心配なのはもちろん、赤ちゃんにとっては慣れない環境になるのでパパママがかえって気疲れしてしまうこともあります。

自宅なら赤ちゃんも慣れていてリラックスしているのはもちろん、授乳やお昼寝もすぐにできて安心です。
部屋の飾りつけをしたり、ゆっくり写真を撮ったりなど自分たちのやりたいように進められるのもメリットです。

家で行うのは準備が大変そうと思うママもいるかもしれませんが、最近は、赤飯や鯛などがセットになった宅配の「お食い初めセット」などもあるので、自宅でのお食い初め準備も不要で、ゆったりお祝いができそうです。伊勢神宮外宮奉納したお祝い膳や、食育にこだわったものなど、種類も豊富なよう。

先輩ママのお食い初め体験

お食い初めセット

ご自宅で「お食い初めセット」を取り寄せて、家族水入らずお食い初めを体験したbabycoアンバサダーママにお話をうかがいました!

babycoアンバサダーママ 田中結衣さん

最初は大変そうだしやるのを迷っていたのですが、100日のお祝いの時期がコロナ禍でお宮参りにも行けない状況だったのもあり、お家でお祝いできることとして“お食い初め”をすることに。

おじいちゃんおばあちゃんに写真を送ったらとてもよろこんでもらえて、やってよかったです♪(babycoアンバサダー田中結衣さん)

やってみるまでは「大変そうかな?」と感じても、一生に一度きりの儀式。おわってみると「やって後悔なし!」ですね。しきたりにこだわらず、自宅でリラックスしてお祝いができたのもよかったのかもしれません。

アンバサダー結衣ママが取り寄せた「お食い初めセット」で準備した食卓

お食い初めで準備するもの

お料理は「お食い初めセット」などを利用すればまとめて取り寄せらえて簡単ですが、食事以外にもどんなものを準備すればよいのか、まとめてみました。

「一汁三菜」を基本としたお祝い膳

お祝い膳

代表的なメニューは、鯛など尾頭(おかしら)つきの魚と、赤飯、吸い物、煮物、香の物です。

尾頭付きの鯛

お食い初め 鯛

お食い初めに欠かせない鯛は、赤い色がおめでたいということからお祝い事によく登場する魚です。

頭から尻尾まで一匹丸ごと用意します。「首尾一貫(初めから終わりまで全うする)」の意味から、長寿を願いが込められています。尾頭つきのものを選びましょう。

歯固めの石

歯固めの石は、「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いを込めて用意するものです。

お食い初めの日には、石に箸をつけ、その箸を赤ちゃんの歯茎にちょんちょんとあてます。これを「歯固めの儀式」と呼びます。

食器

お食い初め 漆器

お食い初めの食器は、母方の実家が贈るのが昔ながらの習わしとしてあります。

高脚の御前に漆器をのせたものが正式なお食い初め食器となります。

男の子は内外ともに朱色の漆器、女の子は外側が黒色、内側が朱色の漆器です。

男女の違いは、地域によっては逆転するケースもあり、最近では男女を問わず、「祝い」の意味を持つ赤の漆器を使うことが一般的になっています。漆器は日常的に扱いにくい面もあり、お食い初めだけの為に正式な食器を購入することを迷われるのも無理はありません。

現在では習わしにこだわらず、儀式のあとも使用できるベビー食器など、家庭で簡単に用意できる食器で行うパパママが多いようです。

お食い初めの服装と記念写真

100日 お食い初め フォト

お食い初めは一生に一度の思い出ですから、家族の幸せなひとときを写真に残しておきたいですよね。

形式にこだわりすぎず、赤ちゃんの成長を祈って和気あいあいとお祝いしましょう。

将来、写真を見せて、「あなたが産まれてきてくれて、みんなが幸せな笑顔になったんだよ。」ということを伝えてあげてくださいね。

お食い初めの記念写真は、スタジオで本格的に撮影をした場合でも、自宅でも撮るようにしましょう!
赤ちゃんにお食い初め御膳を食べさせている写真はスタジオでは撮影することが難しい風景ですので、シャッターチャンスです。

赤ちゃんの色々な表情を写真に残しましょう。お祝いに参加してくれたみんなとの集合写真も忘れずに撮って下さいね。

服装はどうする?

そこで気になるのは赤ちゃんに何を着せよう? というところですね。

お食い初めでは、これまで白い産着を着ていた赤ちゃんに、初めて色付きの晴れ着を着せる「お色直し式」を兼ねる伝統があります。

正式には小袖を着せるのがしきたりですが、お食い初めの儀式のあいだ、ずっとお祝い着を着用するのは赤ちゃんにとっては窮屈で動きにくく、ストレスを感じて機嫌を損ねてしまうかもしれません。特に自宅で儀式を行う際は、両親も含め和装や正装にこだわらず、赤ちゃんにはお祝いやプレゼントでいただいたベビー服など、ちょっと特別なお気に入りを着せてあげるのがいいですね。

最近では着脱が簡単で、日常のベビーウェア感覚で赤ちゃんもゆったり着ることができる、ベビー袴やベビードレスなどのアイテムもおすすめです。

赤ちゃんの大切な記念日ですので、可愛らしい姿を残してあげましょう。

100日 赤ちゃん

babycoアンバサダー結衣ママは、全体を白で統一しておしゃれ度増し増し。しきたりに縛られず、自分たちにとってお気に入りのスタイルをみつけてみましょう。
バルーンなどの演出もすてきです。

お食い初めの準備はいつから?段取りリスト

お食い初めを赤ちゃんの生後100日目に行うことを目安に
どれぐらい前からどんな準備をしていけばいいのか整理してみましょう!

<生後2ヵ月をすぎたら>
◻︎いつ、どこで、誰と一緒にやるのかを家族で相談して決めましょう。
夫婦だけで決めるのではなく、祖父母にも相談をすると角が立ちません。

<生後3ヵ月を目安に>
◻︎衣装、飾り付け、お料理やお皿など、当日使うものの準備をしましょう。

<前日>
◻︎お料理の準備を再確認。「お食い初めセット」を注文したなら、到着日の確認を。

<当日>
基本的な献立のときは
ご飯 → お吸い物 → ご飯 → お魚 → ご飯 → お吸い物 という順番を3回繰り返し、最後に歯固めの儀式を行う流れです。

お食い初め 流れ
babycoアンバサダーママ 田中結衣さん

お食い初めセットのなかに、儀式の進め方や儀式後の食べ方など書いてある説明書があったので、当日焦ることなくお食い初めをすることができました。(babycoアンバサダー田中結衣さん)

お食い初めの歴史

現代版 お食い初め

お食い初めは古くは平安時代から行われている、歴史のある伝統行事です。

平安時代、赤ちゃんにお餅を食べさせる「百日(ももか)」という行事があり、これがお食い初めの始まりといわれています。

ちなみに、昔は生後50日にお祝いをしていたので「五十日の祝い」といわれ、大人が赤ちゃんの口にお餅を含ませていたのだとか。そこから時代に合わせて姿を変えてきたのですね。

お食い初めでは初めて箸を使ってお魚を食べます。離乳食をあげる月齢はもう少し先なので、実際に赤ちゃんが使って食べるわけではありませんが、初めて箸を使ってお魚を食べさせる真似をすることから「箸揃え」「箸祝い」「真魚始め」(まなはじめ)と呼ばれる場合もあります。

昔は衛生面や栄養面もよくなかったので無事に育つことも難しく、さまざまな節目で赤ちゃんの成長を祈る儀式やお祝いが行われてきました。こうして歴史を重ね、生後100日頃にお祝い膳をこしらえ、お祝いするという伝統が今に伝わっています。

献立の内容は、地域で特色も多く、地方ごとの名産品が加えられたりとさまざまですので、必ずこうしなくてはいけない、というものではありません。我が家なりのお祝いをして、子どものこれからの健康と幸せを願ってあげる気持ちが一番です。

”現代版お食い初め”として、デコレーションケーキや飾り付けなどをして、よりカジュアルにお食い初めを楽しむご家族も増えています。

赤ちゃんとの思い出は、SNSにももちろん記録を残してシェアしたいですよね。今の時代にあったやり方で、お食い初めを楽しんでみてくださいね。

※ご注文内容の確認画面で、クーポン入力欄に「babyco2202」とご入力ください。

記事制作協力:お祝い膳ドットコム

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