“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
乳児健診は、赤ちゃんの健康、発育発達の様子を定期的に確認するとともに、健康相談はもちろん、育児の悩みにも答えてもらえる場です。
「体重」「身長」「胸囲」「頭囲」の身体計測と、「栄養状態」「栄養法」の確認を行い、月齢にそった発育発達の様子をチェック。総合的に健康であるかを判断します。
健診ではほかの赤ちゃんにも会います。体つきや発達具合を自分の子と比較して心配するママもいますが、成長には個人差があるので「その子なりの発育」という視点が大切です。
まわりと比べて心配しすぎないようにしましょう。
哺乳力や栄養状態はどうかな?
体重の増加からおっぱいやミルクの量が足りているかを判断します。
1日平均30gくらい増えているのが理想。
ほかには・・・
・心雑音がないか
・必要な反射が見られるか
・手足を元気に動かすか
・おへそは乾いているか
・黄疸は長引いていないか
首すわりのようすをチェック
引き起こして首がついてくるか、うつぶせで顔を上げるか、体を支えて座らせたたときにぐらぐらしないか、などを確認。
ほかには・・・
・股関節脱臼ではないか
・筋緊張は良好か
・あやすとよく笑うか
・追視をするか
・喃語が出るか
寝返りやお座りはできるかな?
仰向けにして寝返りをするか、手をついてお座りができるかなどの発達を確認。傾けられたほうに手をつくかもチェック。
ほかには・・・
・おもちゃに手を伸ばしてつかむ
・離乳を開始しているか
・聴覚や瞳の異常はないか
・人見知りなどの精神面の発達
着替えやおむつ、バスタオルなどのほかに、持って行くと便利なものがあります。
・飲み物
夏場は大勢の人で会場が熱くなることもあるので、ママも飲み物を持参して水分補給を。
・質問リスト
その場になって忘れないように、心配事や聞きたいことはあらかじめメモして持参すると◎。
・お気に入りのおもちゃ
集団方式では長時間かかることも。赤ちゃんがぐずったときにお気に入りのおもちゃがあると安心。
※乳児健診は個別方式(医療機関委託)、集団方式と自治体によって異なります。
今回お話をお聞きしたのは池田真弓先生
看護師・助産師。二児の母。現在は首都大学東京の看護学科の教員として、白衣の天使の卵たちと日々奮闘中。