文房具メーカーに勤務後、結婚&退職と同時に生まれ育った大阪から関東へ。クイズ制作やリサーチャーとしてテレビ番組制作に携わった後、育児関連フリーペーパーの制作進行や執筆、編集を担当。現在はフリーランスでWEB記事など執筆中。
今回はつわりを軽減するためのヒントをご紹介します。
おなかに新しい命が宿り、うれしさや戸惑いのなか、妊娠初期におそってくる「つわり」。
つわりは、妊娠すれば必ず起こるというわけではなく、ない人もいれば、つわりで入院するほど症状が重くなる人もいます。その症状も、「吐きづわり」「食べづわり」「眠りづわり」、よだれが出る「よだれづわり」など人によってさまざま。
原因のひとつとしてホルモンバランスの影響が考えられ、胎盤が完成しだす妊娠5ヵ月頃には治まり始めます。
でも、いつかは治まるとわかっていても、今つらい!というママもいますよね。
食べ物やアロマなど、生活に工夫をしてつわりを乗り切りましょう。
つわりには個人差があり、食べられるものや受け付けないものが人によってさまざまです。
そこで…
● 少し冷まして食べる
● 酸味を少し加えてみる
● 無理せず、分けて食べる
など、まずは“食べ方”を工夫して、自分に合った食べやすい方法を探してみましょう。なかには、「歯ごたえのあるものをよく噛んで食べたら、便秘も解消されて胃がラクに感じた」 という先輩ママも!
つわりがピークにつらくてどうしても食べられない…というときも、あまり神経質になることはありません。「食べられそうなときに、食べられるものを摂る」くらいの心持ちで大丈夫♪ 1日3食にこだわらず、少しずつ分けて食べてもいいのです。
おなかの赤ちゃんのためには、ママの気持ちがリラックスしていることがとても大切です。妊娠5ヵ月頃につわりが落ち着いたという先輩ママが多いようですが、5ヵ月を過ぎてもつわりを感じるなら、胃もたれが原因かもしれません。
子宮が大きくなってくることで胃が圧迫され、胃酸が逆流し、便秘で胃もたれを感じる人もいます。便秘かな? と感じたら、“食物繊維”の多い食事を心がけるとよいでしょう。 ごはんに雑穀を混ぜたり、玄米に替えてみたり、パン類も全粒粉にしたりといった対策をしてもいいですね。
また、消化に負担のかかる油っこいものや炭酸飲料など、胃を圧迫するようなものはつわりを誘発しやすいので気をつけて!
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つわりの症状〜妊娠初期と中期の違い
つわりのときに限らず、妊娠中は休息をとることが大切です。休息をとる場所を心地よくしておくと、つわりの症状を和らげる場合も。
体調のよいときに、自分が心地いいと思える部屋をイメージして部屋づくりをしておくのもおすすめ。例えば、こんなほんの少しの工夫でリフレッシュできるんですよ♪
妊娠初期はにおいに敏感になり、気分が悪くなることも。風の通り道をつくって換気をよくし、食べ物のにおいをこもらせないために、窓やドアの前には物を置かないようにしましょう。また、においが充満しにくい電子レンジで調理するなど、調理法を工夫するのもアリ!
香りで心が満たされることってありますよね。アロマディフューザーやルームスプレーで心地よい香りに包まれてリラックス♪ 妊娠中は香りの好みが変わることもあるので、そのときに好きだと感じる香りにしましょう。反対に、まったく香りがないほうがリラックスできる場合もあります。
抱き枕やクッションに寄りかかると、つわりのつらさが軽減することも。布団やソファカバーは、なるべく清潔に保つようにしておきましょう。
強い眠気に襲われることもあるため、横になりやすい空間があると安心です。リラックスする際は、お腹を締め付けないウェアやインナーがあるといいですね。
つわりに苦しむママを前にして、どう対処したらいいのかわからない…。そんなパパたちも多いのでは? ですが、妊娠初期のつわりがつらい時期こそパパの出番です!
つわりの症状は個人差があり、いつ、どのようにするのがベストかはママそれぞれによって異なりますが、ママは、まずはこんなことからパパにお願いしてもよいかも?
ママが気持ちよく休めるように、布団を快適な状態にしてもらいましょう。布団を干すって力が必要なので、結構大変。パパの休日、お天気のいい日に即実行!
ゴミをまとめて捨てる、散らかっているものを元に戻す、それだけでもすがすがしい気持ちになれますよね。パパに床をふいてもらうなど、部屋のおそうじまでしてもらえると楽チン♪
お仕事帰りのパパに「今日はゼリーが食べたい気分なんだ♪」「お花を買ってきてほしいな」など、ママの気分が上がるものをお願いしましょう。つわりはストレスの影響が大きいといわれているので、気分転換になるようなことをパパにお願いすることも大事!
夫婦で妊娠期間や出産を乗り越えたり、協力して子育てをしたりする上でとくに大切なことは、コミュニケーションを取ること。ママにとってよりよい環境にするためにも、自分の体や心の状態を話して、気持ちを共有し、妊娠初期からパパの協力を得られるようにしておくと、出産してからもスムーズに頼れるようになるはず。
パパが何かしてくれたときには、「ありがとう」と感謝の言葉を忘れずに♪
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