babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。
妊娠がわかると気になりだすことのひとつ、妊娠線。
妊娠中期から後期にかけてのケアについて、助産師の坂田先生にお話を伺いました。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
妊娠をすると、いままであまり気にとめていなかった「妊娠線」について気になり出しますよね。
極端なことをいってしまうと、妊娠線ができたからといってお産の安全性には関係がありませんし、赤ちゃんが困ることではないので、「できても気にしない!」というママもいるでしょう。
実際に、ママたちは妊娠線予防をしているのでしょうか? babycoママたちにリサーチしてみました!
▼気になるママの妊娠線予防についてはこちら
babyco会員のママ350名が回答!妊娠線対策している?妊娠線クリームランキングも大公開!
赤ちゃんもママも安定している時期ですが、 妊娠5ヵ月ごろになるとおなかが急激に大きくなってきて、妊娠線ができる人も!
妊娠線は早期ケアがポイントです。オイルやクリームなどでマッサージして予防を心がけましょう。
またこの頃から、子宮が大きくなり、腸を圧迫し始めるので便秘や痔になりやすくなりますので、適度な運度や食事に気を配るようにしましょう。
一度できてしまった妊娠線を消すことはできませんから、気になるなら、早め早めの予防にこしたことはありませんよ。
では、どんなケアをすればいいでしょう?
おなかが大きくなってくると、皮膚が伸び、皮膚のバリア機能が壊されて妊娠線ができます。
肌が乾燥していると、皮膚の伸縮機能も低下して、皮膚のバリア機能も壊されやすくなるので、保湿を心掛けて、クリームなどで保湿しながらやさしくマッサージをしましょう。
マッサージはおなかの赤ちゃんに影響しないように、やさしくやさしく、が鉄則ですよ。
▼妊娠線のメカニズムと保湿マッサージについてはこちら
急激な体重増加は、妊娠線ができやすくなるとされています。
一気に皮膚が伸びると裂けやすいので、徐々に、適切に、体重が増えた方がいい、というと分かりやすいかもしれませんね。
また、筋力がある方が皮膚のたるみを支えてくれるので、適度な運動も心掛けてくださいね! 妊娠線は、予防したからといって絶対にできないわけではありませんが、できてしまってから後悔するよりも、できる範囲で予防するといいでしょう。 妊娠中の疲れやすい体をケアすることでリラックス効果も得られるはずですよ。
早期から念入りにケアをしていても、 「妊娠線が出てきた~!」と嘆くママも少なくありません。
妊娠線は、皮下脂肪が増えることで表面の皮膚が急に引き伸ばされてできる皮膚の断裂ですから、妊娠後期になってこそ要注意。
「私は出てきてないから大丈夫」と安心しているママも、お腹が張っているときは目立たなかったのに産後お腹が凹んでから目立ち始めた! という先輩ママもいるので、ケアをしておくにこしたことはありません。
お腹が大きくなってくると、皮膚が張るのでいつも以上に肌が乾燥しやすくなります。
その乾燥が妊娠線の原因にもなるので、保湿効果のあるローションやクリームを気になる部位にたっぷりとなじませるようにしましょう。
ママに人気の妊娠線対策クリームランキングはこちらの記事でチェック♪
妊娠線は急に皮下脂肪が増えることでできるので、お腹だけでなく、乳房などにもできる人もいます。
ですからおなかだけでなく、バストも保湿をするのがおすすめです。 乳房マッサージとまではいかなくても、保湿ケアをすることで乳腺もほぐれて一石二鳥になりますよ。
保湿ケアは、お風呂上りがおすすめです。 肌の乾燥を防ぐためには、高温の長風呂も厳禁です。
温めすぎると皮脂が落ちて乾燥しやすくなってしまいますよ。 とはいえ、妊娠線ができても出産の安全性には関係はありません。
お腹が張ってしまうほどマッサージをしてしまうのは本末転倒。 健康が第一、美容は第二の時期ですから、ゆとりのあるときにできればいいでしょう。