“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
冬の感染症にご注意!
妊娠、授乳中のママは免疫力が落ちやすく、感染症にかかりやすくなっています。
丁寧な予防でママや赤ちゃんの大切な体を守りましょう。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
冬は、気温が下がり、低温度を好むウイルスにとって大好きな季節。インフルエンザ、感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)、RSウイルス感染症など、怖い病気が流行します。
ウイルスは咳やくしゃみにより様々なところに飛散・付着しています。そこに触れた手がウイルスを運び、鼻や口に触れると、粘膜から侵入し、接触感染を起こします。
妊娠中、授乳中のママや赤ちゃんが、感染症にかかってしまうと薬が使えないことが多く、治療が難しいというのが現実です。外出を控えたり、手洗いをしたりして感染症の予防をしましょう。
① 石鹸をよく泡立てて、手のひら同士をこすり合わせる。
② 両手の甲を伸ばすようにしてこする。
③ 指先や爪の間も念入りに
④ 両指の股をこすり合わせ、指の間もよく洗う。
⑤ 親指をもう一方の手で握り、ねじるようにして付け根から指先まで洗う。
⑥ 手首も忘れずに。
家族全員がウイルスから身を守るために、念入りに手洗いをすることがとても重要です。玄関でコートを脱いでから部屋に入るなどを習慣にし、できるだけウイルスを赤ちゃんに近づけないように心がけることが大切です。
感染症のウイルスは湿度を嫌います。適度な湿度と室温でウイルスの繁殖力は衰えるので、環境を整え、風邪やインフルエンザの予防をしましょう。
予防のポイント
● 理想的な室内温度は50〜55%
● 理想的な室内温度は20〜23度
● ときどき換気をすることも忘れずに!