“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
妊娠中は「食べたものがママの体を作り、赤ちゃんを育てる」ものです。肉・魚・野菜をバランスよく摂取し、一日三食、規則正しく食べることが大切です。
妊娠中のママの体は非常に敏感です。食べる物に気をつけて体調をうまくコントロールしましょう。塩分、糖分、脂分を普段より控えめにすることが重要です。
厚生労働省で提唱している4つのことがあります。
● 「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
● 不足しがちなビタミン・ミネラルを「副菜」でたっぷりと
● 体作りの基礎となる「主食」は適量を
● 牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせて、カルシウムを十分に
・葉酸
葉酸は細胞分裂を促進し、赤ちゃんの成長を促してくれる栄養素です。
(参考食材:ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、枝豆、いちごなど)
・カルシウム
カルシウムは骨や歯になりますが、不足すると弱くなってしまいます。
(参考食材:牛乳、小松菜、モロヘイヤ、ししゃも、いわし、豆腐)
・鉄分
貧血の原因は鉄分不足。妊娠中は胎盤を通して赤ちゃんに血液を送り込むので貧血になりやすくなります。
(参考食材:高野豆腐、ほうれん草、小松菜、レバー、牛肉、牡蠣など)
・ビタミンB6
つわりの原因となるアミノ酸の代謝不良を正常にする働きがあるので、つわりのつらい時期におすすめです。
つわりの時には「食べられるものを食べられるだけ食べる」という気持ちでOK。多量に食べるとカロリーや糖分、塩分が心配な食品でも、つわりでほとんど食べられないようなときは特別です。そんなときにはサプリメントで補給してあげるのもいいですね。