“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
妊婦健診とは、妊娠がわかってから出産まで、おなかのあかちゃんとママの成長と健康の様子を確認することです。妊娠をすると、それまでの体調とは大きく変わっていることや、おなかの赤ちゃんにも関わってくるので、風邪やちょっとした体調不良でも産婦人科医や専門医に診察してもらうほうが確かです。
妊婦健診で実際にやることはその医院によって異なりますが、主に次のような流れで行います。
通院するとまず行われるのが、血圧や体重、尿検査(タンパクと糖の調べ)、むくみ検査です。これはほぼ毎回行われます。
1の結果をみながら、現在の体調の変化などについて直接、質問されます。
胎児の発育・形態・羊水量・胎盤位置など、異常がないかを確認します。子宮底長測定も行います。
妊娠の週数によって受けられる時期が変わります。主に、貧血、風疹抗体の有無、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)、トキソプラズマ抗体、不規則抗体、T型白血病(ATL)などの検査が行われます。
子宮口の状態などを産婦人科医が確認します。
妊婦健診は実費で1回 約5000円はかかります。それが14回もあるとなると、合計で約70000円にも!これは、ちょっとお財布には優しくありませんよね。
そこで、多くのママが利用しているのが、各自治体から発行される「助成金」です。 母子手帳と一緒にもらえます。 住んでいる区市町村の窓口で、妊娠の届出を提出すると、母子健康手帳と一緒に妊婦健診を公費の補助で受けられる受診票(受診券)がもらえます。
妊婦健康診査は、本来、自費診療になりますが、この受診票の検査項目部分については、公費負担の対象となるので費用はかかりません(各自治体でも異なるので確認してください)。
自治体によって異なりますが、厚生労働省が発表している標準の妊婦健診の回数は14回です。
○妊娠初期~妊娠23週(妊娠4〜6ヶ月頃)に4週間に1回 *妊娠12週で初回の健診を受けた場合、16週、20週、24週の4回です。
○妊娠中期の妊娠24週~妊娠35週(妊娠7~9ヶ月)に2週間に1回 *26週、28週、30週、32週、34週の5回です。
○妊娠中期の妊娠36週以降(妊娠10ヶ月)には1週間に1回 *36週、37週、38週、39週、40週の5回です。
標準(受診票)以外の検査には差額を払うこともあります! 診察料や、妊婦さんの状況などにより受診票以外の検査等を行った時には、公費負担との差額を支払うことになります。
栄養補給の点滴やむくみ改善マッサージなど、受診票には載っていない検査やサービスを受ける場合は、別途お金が必要になります。医療機関にかかるときは、主治医の先生に妊婦健康診査全体でかかる費用を相談してくださいね。