“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
赤ちゃんが泣きやまず、泣いている理由もわからないと困ってしまいますね。赤ちゃんが泣くのはどんなときなのでしょうか?
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
赤ちゃんは言葉が話せないので、泣くことが唯一の意思表示です。
「泣いたら来てくれる」という体験を重ねていくことで、赤ちゃんは安心感を得ていくので、泣いたらまずは返事をして、呼ばれたことに気づいたというサインを送ることが大切。
できるかぎりすぐそばに行き、赤ちゃんの要求に答えましょう。
はじめのうちはおむつなのかミルクなのか、ママも手探りです。「あれ?ミルクじゃなかったの?」ということも日常茶飯事。
理由もわからず赤ちゃんが泣き続けると、「泣きやませなきゃ!」と焦ってしまいますが、赤ちゃんもただ泣きたいだけの時もあったりするので、焦らずゆったり構えることも必要です。
■ 眠い、疲れている
→抱っこしたり、部屋を暗くしてみたりする
■ 暑くて不快
→衣類や布団を減らす、室温を調整するなど
■ お腹が空いている
→授乳してみる
■ おむつが汚れている
→おむつをチェック
■ 具合が悪い(病気のサイン)
→体温や顔色などをチェック
■ お腹が張っている (げっぷ、ウンチ/おならがしたい、出ない)
→背中をトントンしたり、おなかを時計回りになでたりする
■ 特別な理由がわからない
→ママの温もりで安心したいだけかも
どうしてもすぐにそばに行かれないときは、
「〇〇ちゃん、どうしたの?」など、
そばに行かれるまで声をかけてあげましょう。
具合も悪くなさそうなのに泣き続けるとき、ママが焦るとイライラが赤ちゃんに伝わり悪循環に。
「きっと泣きたいんだ」と大きく構えて。
ベッドに寝かせるとママの温もりが突然なくなって不安なのでしょう。
しばらく添い寝するなど、ママの気配を感じ続けられるようにしてあげると◎。
考えられる原因を取り除いて、なだめても泣き続けるときは、具合が悪いサインかも。以下のことが思い当たる時は受診しましょう。
・いつもより泣き方が激しい。突然激しく泣き、泣き続ける
・顔色や唇の色が悪い
・発熱している
・機嫌が悪い
・食欲がない
・便に粘り気があり血が混ざっている
・しきりに耳を触る(耳に手を持っていく)
・吐きもどす
・発疹がある