“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
赤ちゃんは、耳と鼻の距離が大人にくらべて短いため、風邪などをひくと、細菌が鼻やのどから耳に進入しやすいという特徴があります。
中耳炎などの耳のトラブルを防ぐためにも、日ごろのお手入れが大切。
鼻がつまらないように鼻水を吸い取ったり、耳のお掃除のついでに耳だれなどの異常がな いかチェックしたりと、簡単でいいのでこまめなケアを心がけましょう。
また、かかりつけの耳鼻科を見つけておくとなにかと便利です。
蒸しタオルを鼻の下に当てて血行をよくしてあげると鼻のとおりがよくなります。
また、赤ちゃん用のスポイトで吸い取るのもおすすめ。
少し鼻がズーズーしてても、ミルクの飲みが極端に減ったりしていなければ心配いりません。
ベビーオイルを綿棒につけて鼻の中をやさしく拭きます。
このとき綿棒を奥まで入れないように。
鼻づまりがひどく、寝つきが悪くなったりミルクの飲みが減った場合は、耳鼻科で吸い取ってもらいましょう。
鼻水は鼻の下のかぶれの原因にもなります。
鼻水がたれたらこまめに拭きましょう。
カサカサになってしまったら、ぬるま湯に浸したガーゼでそっと拭いたあと、軟膏やクリームなどを薄く塗って保湿してください。
お湯で湿らせた綿棒で、見える部分をやさしく拭きます。
細かい溝は湿らせたガーゼを使うと拭きやすいです。
お風呂上りの少し湿った状態でお掃除するといいでしょう。耳の後ろも忘れずに。
耳の穴の入り口で、綿棒の先をくるんと回すようにしてお掃除します。
奥まで入れると薄い粘膜を傷つけてしまうので、お掃除は入り口までにしましょう。
奥の方にある耳あかは、耳鼻科で取ってもらいましょう。
タオルでやさしく拭きます。
耳の穴の中は綿棒で拭けますが、奥まで入れないように気をつけて。
お風呂やプールの水が耳に入ったくらいで病気になることはないので安心してください。
中耳炎の多くは風邪の合併症としておこります。
急性中耳炎は耳に強い痛みがあるのが特徴。
不機嫌な様子が続く、しきりに耳をさわる、頭をふるというしぐさ が見られたらすぐに耳鼻科を受診しましょう。
また難聴の原因にもなる滲出性中耳炎は、痛みがないため見過ごされやすい疾患です。
耳の聞こえが悪くなるなど の症状に気づいたら、すぐに受診を。
監修:矢島床子先生
今回お話をお聞きしたのは 矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院 院長兼助産師23年間にとりあげた赤ちゃんの数は4000人以上。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。
イラスト:大迫緑