【ベビママ調査隊】「ママの支えに」から生まれた粉ミルク
2019/09/10
2023/11/04
安井香菜
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★ベビママ調査隊とは?
妊娠・出産・育児は分からないことだらけ。たくさんの「はじめて」に混乱しながらも少しずつ学びながら「親になる」ママたちのために、babyco編集部の現役ママライターが素人目線でさまざまな商品やサービスを取材し「社会とママの架け橋」となる情報をお届けする企画です。
第1回べビママ調査隊のテーマは「粉ミルク」
記念すべき1回目のべビママ調査隊は、粉ミルクの会社に行ってきました。ミルクの新商品発表会での商品開発者の方へ取材を通して、見たこと感じたことを素直に伝えていきたいと思います。
「 母乳がいい?ミルクでもいい?」と、迷わない子育てへ
妊娠中のママはまだちょっと先のことだと思いますが、子育て中のママは、赤ちゃんにミルクをあげた経験はありますか?
わたしは、息子が生後3ヶ月から保育園に通っていたので、ミルクにはたくさんお世話になりました。その時に、おばあちゃんから「母乳はどうしているの?」と言われることがよくあり、不安や迷いがありました。
同じような想いを抱えているママたちはたくさんいるのではないかと思います。日本では母乳育児が推奨されているし、まわりから母乳をすすめれることもあります。なので「ミルクでの子育て」になんとなく後ろめたさを感じたりしてしまうんですよね。
でも、どんなかたちであれ、ママは赤ちゃんをたいせつに想って、がんばって子育てをしています。だからこそ、ママがミルクという選択肢を、すんなりと受け入れられる世の中になればといいなと思うんです。
免疫成分配合で、母乳に近づいた粉ミルク
ミルクは、ママの助けになる存在でなければなりません。母乳が足りないとき、母乳があげらないときに、ミルクがあるから安心できる、そんなふうに思えたらうれしいですよね。
今回、取材をしたのは、粉ミルクの開発・販売をてがけている雪印ビーンスタークさんです。あたらしくなった「すこやかM1」という粉ミルクには、母乳にも多く含まれているオステオポンチンという免疫成分が配合されました。
そういえば、ウワサですが「母乳で育った子はかぜをひきにくい」という話を聞いたことがあります。 ところがこの話、あながち間違いではなく、雪印ビーンスタークの母乳研究で行われた試験では、母乳で育った赤ちゃんは発熱の回数が少ないという結果があったそうです。
母乳のみを飲んでいた赤ちゃん、通常のミルクを飲んでいた赤ちゃん、それからオステオポンチン(免疫成分)を母乳と同量に配合させたミルクを飲んでいた赤ちゃんと、3つのパターンで検証したら、なんとオステオポンチンが含まれたミルクを飲んでいた赤ちゃんは、母乳のみの赤ちゃんと比べて、発熱した日数がほんのわずかの違いしか見られなかったのだそうです。
オステオポンチンが配合されることで、母乳とほぼ同様の免疫力の高まりが期待できるミルクになったんです!今回の取材で、日本のミルクメーカーは、ほんとうにすばらしく、ミルクの質はどんどんよくなって、「母乳に近いミルク」になっていることがわかりました。これって、母乳で悩んでいるママには朗報ですよね。
「ママの支えに…」たくさんの人がママを応援しています
取材させていただいた、商品開発部で母乳研究をされている山村博士はこう言います。
「60年以上も母乳研究を続けるには、手間も努力もたくさん必要です。でも、今まで研究のために母乳を提供してくださったお母さんたちに恩返しする意味もこめて、『ママの支えになりたい』という気持ちで研究を続けています。」
授乳は赤ちゃんとママの1対1のコミュニケーションだと思っていたのですが、そうじゃないんですね。たいせつな赤ちゃんのためにがんばっているママは、決してひとりではありません。雪印ビーンスタークのようなミルクメーカーの方々など、たくさんの人が応援してくれているんです。
わたし自身も、取材を通して「大丈夫だよ」と言ってもらえた気がしました。「自分らしい子育て」にもっと自信がもてる世の中に…そう強く願っています。
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この記事を書いた人
仕事をしながら2歳と7歳の男の子を育てる、ワンオペ育児真っ最中の現役ママ。1人目出産後に仕事復帰するも、ママの”働きづらさ”を実感。2人目の妊娠をきっかけに「ママ」を活かせる仕事を探す中、babycoに出会う。企画、取材、広告営業、イベント運営を担当。