調理師の資格を持ち、歯科での勤務経験がある新米ママライター。「上手に手を抜く」をモットーに1歳になる娘の育児に奮闘中。趣味のリアル脱出ゲームは現在自粛中。
楽しいことや幸せなこと、不安だったり辛かったこと。そんな妊娠期間を経て得たいろいろな思いをマタニティフォトという記録に残しませんか?
マタニティフォトってなに?
どうやって撮ったらいいの?
そんな方でも大丈夫です。わが子との幸せを写すマタニティフォトのおしゃれな撮影方法をご紹介します。
プロにお願いする場合の予算と方法、セルフでおしゃれに撮るアイディアを、私の体験もふまえて紹介しますね。
近年、妊娠中の大きなおなかを記念に!と「マタニティフォト」を撮影しているママが増えています。
海外セレブ発祥と言われ、日本でも芸能人が写真を公開しはじめたことでSNSで広まり、多くのママたちの間で撮影されるようになってきました。
マタニティフォトは赤ちゃんとの初めての記念撮影ですし「生まれてくることをたのしみにしていたよ」という記録にもなります。
また一生のうちの数ヵ月しかない妊娠期間をかけがえのない宝物として形に残しておくことができます。
もちろん、なかにはおなかを出すことに抵抗のあるママもいるかもしれませんね。
でも大丈夫!
そんなママでも記念に残せるようなマタニティフォトの撮り方もあるんですよ。
たとえばドレスや和装、普段着などおなかを隠していてもマタニティフォトと呼びますので、気になるかたはおなかを出さずにおなかのラインがわかるような洋服で撮影してみましょう。
お子さんが大きくなったらその写真を一緒に見つつ胎動を感じたときのこと、大変だったこと、当時の愛おしい気持ちなどおはなししてあげてくださいね。
マタニティフォトを撮ろうと考えたときに何から決めたらいいの?と悩む方もいらっしゃいますよね。
まずはSNSやインターネットなどを利用して、撮りたい写真のイメージを膨らませましょう。
ご自身の中である程度イメージを固めると自分好みの満足がいく写真を撮影することができます。
どんな写真が好きかぜひいろいろ考えてみてくださいね。
マタニティフォトはいつ頃撮影したらいいのでしょう?
ずばり、8ヵ月から9ヵ月頃です。
おなかの大きさは個人差がありますが体調も安定し大体の方はおなかも目立っているからです。
第2子以降や双子のママはおなかが大きくなるのが比較的早いため、9ヵ月よりも早い時期に撮影を行うのがよいでしょう。
必ずしもその時期でなければいけないというわけではありませんが、早すぎたり遅すぎるのはあまりよくありません。
というのも、
早すぎるとまだおなかが目立っていないことがありせっかく撮影をしてもマタニティということが分かりづらいですし、逆に遅すぎると、医師から安静にと言われたり正産期入ってすぐに陣痛が来てしまって撮影ができなかった、なんてことになりかねないです。
いずれもママと赤ちゃんの体調が最優先ですが、上記の点に注意して時期を決めてみてくださいね。
撮影時期を決めたら次は
◆プロにお願いする
◆セルフで撮る
のどちらにするかを決めましょう。
プロにお願いする場合は、
フォトスタジオ or 出張撮影サービスいずれかの方法が一般的です。
プランやサービスによっても変わってきますが、
相場は2~4万円ほど。
撮りたいイメージがはっきりしていてスタジオでしか撮れないものだったり、衣装やヘアメイクにこだわりたい方はフォトスタジオ、ご自宅やパパママがデートで使った場所などの思い出の地で撮りたい方は出張撮影サービスを利用するとよいでしょう。
あとはセルフフォトです。
こちらは撮影日程を事前に決めなくてよいので体調が心配な方や、おなかが大きくて外出するのが大変という方におすすめです。
もちろん、撮影料はかかりませんのであまりお金をかけなくてよい方にもおすすめです。
最後は衣装を決めましょう。
マタニティフォトといえばおなかを出している写真を想像する方が多くいますが、おなかを出していなくてもマタニティフォトと呼びます。
おなかを出すことに抵抗がある方はおなかのラインがわかる洋服を着てみましょう。
私服ではTシャツにデニムを合わせたシンプルな服装やワンピースなどが人気ですね。
マタニティドレスはトップスとスカートが分かれていておなかを出しているデザインが有名です。
あとは意外と知られていない和装も着ることができます。締め付けるイメージが強いですが帯回りで調節可能なためおなかを目立たせたくない方や結婚式を行う方にもおすすめです。
体型の変わりやすい妊婦さんはご自分に合った衣装を探してみてくださいね。
私が撮ったセルフマタニティフォトについてご紹介します。
私が撮影したのは9ヵ月(35週)のときです。
どうしてこの時期にしたのかというと、
やはりなるべくおなかが大きいタイミングで撮りたかったからというのと、
妊娠経過が順調だったため少し遅くても大丈夫だなと判断したからです。
次に撮影場所ですが
旦那さんが緊張しやすいので、リラックスして撮影できるよう自宅にしました。
もともとマタニティフォトにお金をかけるつもりがなく、プロに頼むつもりがなかったのもひとつの理由です。
そして衣装はというと!
Instagramでいろいろな方の写真を事前にリサーチた結果
デニムに白Tシャツでラフな撮影をしたいと思っていました。
明るくて飾らない笑顔の写真が、私たち夫婦の築いていきたい家庭の雰囲気に合いそう!と思ったからです。
事前に情報収集をしておいたので、撮りたいイメージやアイテムが決まって満足いく写真が撮れました。
あくまでも上記は私の場合ですので、参考にしつつ「時期」「場所」「衣装」の3つを決めてみてくださいね。
もっとおしゃれに撮りたい!でも時間も余裕もなくてできない…。
そんなママのために簡単でちょっとしたテクニックをご紹介します。
もちろんプロに頼めば完成度が高くおすすめではありますが、セルフでも少しのコツとアイディアがあれば素敵な写真はたくさん撮ることができます。
あまり気難しく考えず、こんな写真撮ってみたいなというものに挑戦してみてくださいね。
出産の前後で、大きなおなかを抱えている写真と赤ちゃんを抱っこしている写真を2枚並べると「ビフォー&アフター」の写真が完成します。
あとで振り返ったときに「このおなかから生まれたんだよね」と感慨深くなり、赤ちゃんへの愛しさがよりいっそう増しそうです。
この写真を撮る際のポイントとしては、
◆同じアングル
◆同じ服装
で撮るほうがおしゃれに仕上がりやすいというところです。
さらに、もう少し余裕のある方は赤ちゃんが1歳になった時などにも同じように撮影すると子供が生まれる前からの成長記録が簡単に作成できます。
試してみてはいかがでしょうか。
マタニティアートというとペイントされているものを想像する方もいるかもしれませんね。
もちろん、ペイントアートもとても素敵ですが、手軽に写真を撮りたいのであればシールがおすすめです。
花や動物、文字や妊娠数週など様々なシールがあります。
貼るだけなので不器用さんも難しくないですし終わった後もはがすだけなので汚れたりする心配がないですね。
ただし、妊娠中は特に肌が敏感になってい流のでご使用前にシールの一部を使ってパッチテストを行うと安心して写真が撮れます。
安いもので数百円のものも販売されていますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
おしゃれな撮影方法のひとつに「シルエット撮影」というものがあります。
その名の通り、体の輪郭の中がすべて真っ黒になっている写真です。
白と黒のコントラストによって神秘的な写真に仕上げることができ、おなかの曲線美を最大限に魅せることができます。
フォトスタジオでしかできないと思われがちですが、セルフフォトでも撮影が可能です。
<シルエット写真の撮り方>
1)外が明るい時間に白シーツを窓際に貼る
2)室内を暗くして逆光を利用する
天候や時間に左右されてしまうかもしれませんが、条件が合う方はぜひ挑戦してみてください。
屋外での撮影に抵抗がない方にぜひおすすめしたいのが、季節まで記録に残す撮り方です。
撮影の季節になるたびに思い出すことができますし、お子さんと撮影場所に行って「おなかの中にいるときにここで写真を撮ったんだよ」なんてお話ししても楽しいですね。
桜や紅葉、イチョウの木の下で撮影したり、菜の花畑やひまわり畑の中で撮影すると色鮮やかな風景におなかの大きな姿が映えるでしょう。
冬に撮影される方には屋外の撮影はおすすめできませんが、お家で出す機会があればクリスマスツリーの前で写真を撮るなど、イベントのタイミングで撮影すると季節が残しやすいですね。その際には必ず体を冷やさないよう暖かくして撮影をしてください。
たくさんの人の中から自分のもとに来てくれた、わが子との幸せな妊娠期間。
おなかにいる間の幸せは今しか写真に写すことができません。
マタニティフォトには正解がありませんので、ご紹介してきた撮影方法やフォトアイテムを参考にママが後悔しないように幸せを形に残してください。
初めての赤ちゃんとの記念撮影、かけがえのない宝物にしてくださいね。