babycoオンラインコンテンツディレクターであり、雑誌・書籍の編集者。カナダで短期大学、映画制作専門学校卒業後、新聞記者、ラジオDJ、TVドラマの編集など多様な分野の知識を得て帰国。帰国後は雑誌編集を中心に活動し、広告案件においても企画・コンセプト立てから担う。ライフスタイルを得意とし育児媒体には20年携わっている。
妊娠中期からママの体型も徐々に変化してきます。
長く使えるようにと一般的な下着の大きめサイズを利用するのはお勧めできません!
ママの体を守るためにマタニティ専用の下着を選びましょう。
マタニティブラ、マタニティショーツの選び方について、助産師さんに聞きました!
帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護科准教授
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師の免許取得。大学病院、個人病院、助産院で、2000を超える出産に立ち会う。地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、子育てママをサポートする。現在は大学教員として、
助産師・看護師の育成に力を注ぐ。共著に『実習に役立つ!国家試験に使える!母性看護学』『産後ケア講座』(ヒューマンアカデミー)がある。2男1女の母。
赤ちゃんが大きくなるにつれ、ママのお腹もぐんと大きくなります。
お腹だけでなく、出産が近づくにつれ、バストも2カップぐらい大きくなっていくでしょう。
そうした変化に戸惑うママもいるかもしれませんが、 赤ちゃんを育てるために体が変化しているんだなと受け止め、 大切にボディケアしていきましょう。
まずはママの体を守るためにもきちんとマタニティ用下着にしてみて!
一般的な下着でサイズの大きなものを選んで代用するのは、おすすめできません。
マタニティ専用下着は、ママの体の変化にあわせた立体的な裁断で、 機能的にもおなかやバストをしっかりとサポートしてくれます。
その分、体への負担も軽くなり、ストレスも減りますよ。
妊娠初期からマタニティーインナーを取り入れるのがベストですが、 少なくとも体形の変化を感じたら、自分にあったインナーについて考えてみましょう。
\こちらの記事も参考に/
どのタイプも、授乳をしやすいようにフロントオープンやサイドオープンになっているものを選ぶと、産後の授乳時にも使えて便利です。
体のラインはきれいに見せたいけれど、締め付けられないようにしたいなら、 ワイヤレスのブラジャータイプがおすすめ。
とにかくラクが一番、圧迫されるのが嫌、家にいる時間が長いといった人なら、 ハーフトップを選びましょう。
キャミソールやタンクトップの内側にブラジャー機能がついたブラトップ。
冷え防止にもなります。
母乳のことを考えると、乳腺の発達を妨げず、締め付けすぎないものを選ぶのがおすすめです。
でも、職場によってワイヤーブラが必要な場合もあるかもしれませんね。
マタニティー専用のワイヤーブラもありますが、短時間を心掛けるようにしましょう。
授乳時の母乳漏れを防ぐ、母乳パッドが挟めると、産後も便利です。
ワイヤーやゴムはしっかり支えてくれますが、圧迫を感じる人もいるかもしれません。
下着だからと遠慮せず、試着してみて自分にあったものを選びましょう。
ショーツこそマタニティ専用じゃなくても大きめサイズならいいのでは?
と思ってしまいがちですが、マタニティショーツは赤ちゃん&おなかを守るために考えられたショーツ。
例えば脚の付け根の血行。例えばおなかすっぽりハイウエスト。冷え防止など。
また、産後には産褥ショーツというものが必要。
詳しく説明しましょう!
お腹をすっぽり包んでくれるマタニティ―ショーツは、お腹の赤ちゃんをサポートするだけでなく、冷えからも守ってくれます。
ウエストのゴムが調整可能なタイプなら、出産前後まで利用可能。
妊娠6ヶ月〜7ヶ月ごろに敏感肌になるママも多いので、肌触りはもちろんですが、通気性・吸水性のよい素材を選びましょう。
近頃は、ボクサータイプなどもあって、パンツスタイルでもラインが出にくい工夫もされています。
お腹を下から支えるローライズタイプは、胃を圧迫しないのが魅力。
ウエスト部はゴムを使わず、幅の広いストレッチ素材でお腹を下から支えます。
産後も使いやすいデザインですが、お腹が大きくなってハリを感じるときは、 妊婦帯などと組みあわせて上手に使いましょう。
産後は、数日から数週間に渡り、子宮に残った血液が悪露(おろ)として排出されます。
そのため、生理用ナプキンより一回り大きな産褥パッドを使います。
また、会陰切開や帝王切開など、ママの体は思うように動きません。
ショーツを脱ぎ履きするのもひと苦労。
そんな体調でパッドを取り換えるので、下着を脱がずにパッドを取り換えられる産褥ショーツがあると便利です。漏れ防止に防水加工がされているものもあります。
初めて見るママも多いでしょうから、マタニティショーツを選ぶときに産褥ショーツもチェックしてみましょう。
産院によっては、出産セットに含まれていてママが準備する必要がないところもあるようなので、確認してみてください。