葉酸サプリの選び方を栄養管理士に聞いてみた!妊娠期~授乳期まで大切な理由とは?|ベビママ調査隊
妊婦さんに、とっても大切な”葉酸”という栄養素。じつは、妊婦さんだけでなく、産後の授乳期にも欠かせないらしいのです!
今回の【babycoベビママ調査隊】は、葉酸サプリ「メルミー」を監修している、管理栄養士の柳 寿苗先生に、葉酸について詳しく聞いてきました!などなど、ママの「知りたい!」をベビママ調査隊が深掘り!!
2008年栄養士資格、2011年管理栄養士資格取得。医療法人の栄養調理室管理者として各種栄養指導などを行うほか、「健康美」「インナービューティ」をコンセプトに幅広く活躍。現在は妊活専門の管理栄養士として妊活サプリメントの企画開発にも携わる。
葉酸は、妊娠中だけじゃなく産後の授乳期にも大切なんです!
【妊娠中のママ】
葉酸はビタミンB群の1つで、赤血球をつくるのに必要な栄養素です。つまり、不足すると貧血になってしまう。妊娠中のママは赤ちゃんをおなかの中で育てながら、出産時の出血にも備えて血液をたくさんつくらなくてはなりません。
また、妊娠初期に葉酸が不足していると赤ちゃんの中枢神経系に先天性異常が起こるリスクがあるので、絶対に摂ってほしい栄養素です。
【授乳期のママ】
産後は、血液は母乳のもとになります。例えばママが貧血でも、母乳の成分は貧血にならないような体内バランスが働くため、ママは身を削るようにして栄養を赤ちゃんに与えてしまいます。
葉酸には細胞の再生や修復の作用もあるので、ママの産後の回復と赤ちゃんの栄養の両方に葉酸は必要なんです。
【第二子を考えているママ】
女性はそもそも月経の出血で貧血になりがち。特に第二子を考えているママは、次の妊娠に備えて葉酸を摂りつづける必要がありますね。
~ポイント~
*葉酸は血を造ってくれる。貧血対策に必須
*妊娠初期の葉酸不足は、赤ちゃんに先天性疾患のリスクが!
*葉酸はおっぱいのもとを造り、産後の身体の回復も助ける
食べ物から摂れる葉酸と葉酸サプリは別物!
食事から摂れる天然の葉酸は、サプリメントなどから摂る葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)に比べて体内での利用効率が半分程度しかありません。
必要な量の葉酸を食事から全部摂るのは非常に難しいのです。サプリメントなら確実に効率よく葉酸を摂れますし、葉酸のほかに必要な栄養素も配合されています。
~ポイント~
*食事から摂れる葉酸は吸収率が低い
*サプリは葉酸不足を確実に補える
*サプリにはほかの必要な栄養素も入っている
葉酸サプリは中身が命!成分を必ずチェックして
同じ葉酸サプリでも、成分表示を見るとメーカーによって中身が大きく異なっています。
チェックポイントは、葉酸のほかにもビタミンやミネラルなど必要な栄養素が充分に摂れるか、逆に摂りすぎると赤ちゃんやママの身体に有害な栄養素は摂取基準量を超えていないか。過不足なく適切に計算されて配合されていることが大切です。
添加物も肝臓に負担をかけるので、必要最小限のほうが身体にやさしい。もし、いま飲んでいるサプリがあるなら、余分なものが入っていないかなどチェックしてみましょう。例えば、甘味料や着色料、香料などは入っていないほうがいいですね。
~ポイント~
*葉酸のほかにも必要な栄養素が充分に入っているか?
*多すぎると危険な栄養素があるので要注意!
*添加物は少ないに越したことはない!
葉酸サプリ「メルミー」がいちばん選ばれる理由
メルミーは、女性の身体のスペシャリスト、産婦人科医と管理栄養士によって監修されている葉酸サプリです。プレママ期から授乳期までのママたちに必要な栄養素を綿密に計算して配合しているので、これだけで葉酸はもちろん、足りないものは何もなく、余分なものは一切入っていません。
例えば鉄は過剰にも不足にもなりがちですが、メルミーは吸収率のよいヘム鉄と非ヘム鉄をブレンドして適量にしています。また、ビタミンAのレチノールは過剰摂取すると赤ちゃんに先天性異常を起こすリスクがあるといわれているので、代わりにβカロテンを入れています。
残留農薬や放射能検査をクリアした原材料を用い、添加物も必要最小限に抑えていますが、もっともっと身体にやさしいサプリを目指して日々研究を重ね、改良しつづけているんですよ。
~ポイント~
*メルミーなら葉酸もほかの必要な栄養素も、これだけで全部とれる
*専門家の計算に基づき、適切に配合されている
*余分なものが入っていないから、安心!
葉酸を食事から上手に摂るには
葉酸=ほうれん草のイメージですが、野菜ではその他モロヘイヤ、ブロッコリー、芽キャベツや、大豆(納豆、枝豆、きなこなど)、きのこ類(マイタケ、エリンギなど)、レバーにも多く含まれています。
ただし、レバーはビタミンA(レチノール)も多く含んでおり、レチノールの過剰摂取になりやすいので注意が必要です。鶏レバーなら焼き鳥の串のひとかけらで一日の必要量を充分に摂取できます。
また、葉酸をせっかくたくさん摂っても、葉酸オンリーではうまく働きません。ビタミンCとビタミンB12、ビタミンB6を合わせて摂らなければ、体内でスムーズに働くことができないのです。なので、例えばほうれん草のお浸しにシラスやかつお節(ビタミンB12)をかけたり、鶏むね肉やカツオ、マグロ(ビタミンB6)と合わせたりするのがお勧めです。
とはいえ、毎日自炊するのは手間もコストもかかって本当に大変ですよね。つわりなど身体がつらい時は無理をせず、冷凍野菜や缶詰、お惣菜などを活用したり、外食では丼や麺類など単品メニューではなく定食を選ぶ、トッピングを追加するなど、毎食でなくてもよいので、少しずつでも摂れるように工夫してみてください。気をつけたいのは野菜ジュース。糖質が入っていたり、結構高カロリーのものも多いので、注意しましょう。
~ポイント~
*葉酸は葉物野菜だけでなく、大豆、きのこ類にも豊富
*レバーにも多く含まれるが、摂りすぎはビタミンA過剰になるので要注意!
*葉酸はビタミンCとビタミンB12、ビタミンB6と一緒に摂るべし
*自炊にこだわらなくても、少しの工夫で毎日摂れる
*野菜ジュースは野菜の代わりにはならない!
この記事を書いた人
“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。